2024年4月24日水曜日

おなかが…

 昨日の稽古で道着に着替えてる最中、袴の紐を結んでるときに思いました。

「あれ、私のお腹って、こんなに大きかったっけ…??」

そうですね、中年太りですね…。


20代前半まではね、「ぜってー太らねーわ、むしろどうやったら太れんの?」くらいのノリだったんですよ。
ポテチの大袋食べようが甘いもの腹いっぱい食べようが太る気配なんてありませんでしたからね。

それが今となっては「どうやったら痩せられるんやろなあ…」です。私も中年の定めからは逃れられませんでした。


さて、そんな私の今日の晩御飯がこちら。

手作りミートソース。たっぷり。

「アホちゃうか?」って言われるやつですね、これは。1人分ならスーパーで198円かそこらでレトルト売ってて、なんならそっちの方がおいしいのに。

それをわざわざ2時間コトコト煮込んで、ちょっと多めのスパゲッティにたっぷりミートソースかけて食べてて、それで「どうやったら痩せられるんやろなあ」とか考えてたら、そりゃアホです。

結局のところ、私は料理するのも食べるのも大好きってことなんでしょうねえ。

それを思えば、40過ぎてBMIが22.3を保ってるってのはだいぶ優秀だという気がします。そういうことにしておきましょう。


最後に改めて書いておきますが、このblogは杖道のblogです。

2024年4月22日月曜日

かかって

 先日の講習会で森本先生が「6段・7段、それも特に若い人が8段にかかっていく機会を作りたいと思っています」というようなことを仰っていました。

確かにそうなんですよね。8段の圧倒的な実力を身にしみて感じる機会というのは確かに得難いものです。…自分の道場に8段の先生がいる人は別として。

それを思うと、竈門神社での奉納稽古って素晴らしいですよね。誰でも8段の先生方にかかっていけるわけですから。よそじゃこんな稽古、やろうと思ってもできませんからね。

ただ、やっぱり近くに8段の先生がいない中で一生懸命やってる苦労って、なんやかや稽古の底力を養う要因になる気はします。そりゃ範士8段の先生がいるほうがいいんだろうけどさ、「私たちはそれでも頑張ってるんだぞ」っていう自信にはなるのかなと。

2024年4月21日日曜日

ごたぼう

 週に杖の稽古が2回あって、なぎなたの稽古が1回、土日もだいたいどっちかの用事が入りがちで、まあまあ忙しくしております。

そして困ったことに、今年は町内会の役員の仕事が回ってきました。

困りましたね。


杖に関して年間の予定もおおむね固まりつつあるようで、年間を通してそれなりに色々あるんですけれど、まずご町内の用事が優先なのでいくつかは出られないんだろうなあなどと思います。


忙しいんですよ、こう見えて。

そんで「年金生活してえなあ」みたいなことを漏らしたら、「何言ってるんですが、働いてください」と返されました。悲しい。

2024年4月10日水曜日

きあいだ!

 こないだの競艇、もといボートレースで観客の皆さんが

「行けー!」

「捲れー!!」

「お前に来いとか言っとらんのじゃボケー!!!」

いやあ、素晴らしい迫力。

やっぱ杖でもこれくらいの気合が出ないといかんのかな、などと思って見たりする。

とはいえ、こんな気合を出せる観客は「歴戦の強者」でしょうからね、見くびってはいけないのでしょう。

2024年4月7日日曜日

おいでよ!

 こないだの記事での話ですが、夢に冨永先生が現れたということは、ひょっとして「そろそろ竈門神社に稽古に来い」という夢想権之助先生のお告げだったのかな、という気がしてきました。

ただ、4月は京都大会の準備に忙しくしておりまして、あっちの人と稽古して、こっちの人と稽古して、まずそっちが先だよなと。

次の福岡行きは5月かなあ。その時はまた博錬会の皆様にお世話になりたいと思います。

2024年4月6日土曜日

ばくえき

 今日は暖かく程よく雲がかかりまさにお出かけ日和。

そんな中、我々道場の3人で連れだって行政視察に行ってきました。



はい、行政視察というのはただの方便で、一度くらい地元のバクチをやってみようという、ただそれだけのお話です。前からの約束だったので。

バクチなんて、と思う人もいらっしゃるかもしれませんが、論語にだってこんな一文が出てきます。

「子曰、飽食終日、無所用心、難矣哉。不有博奕者乎。爲之猶賢乎已。(陽貨第十七)」

子曰く、飽食終日、心を用うる所無きは難いかな。博奕(ばくえき)なる者有らずや。之を為すは猶已(や)むに賢(まさ)れり。

ぼんやりするくらいだったらバクチでもやれ、と孔子も仰っているのです。


さて、今日の案内人は元・市職員だった私…ではなく、この人。

競艇歴60年の杖道錬士6段。

考えて見たら前職当時、所管施設の1つだったこの施設には来たことなかったんですよね。まあ用事もなかったし、競艇事業局への異動もなかったしなあ。


初の競艇場、血気盛んなオッサンばかりかなと思ったら、意外に若い人や親子連れも多いみたいです。なお血気盛んでないとは言わない。
あとボートのエンジン音はやはり心を掻き立てるものがありますね。


会場のキッチンカーで買った台湾のネギパイ。正しくは葱抓餅(ちょんじゅあぴん)とかいうらしい。さくっともちっと、ネギと醤油の焦げたにおいがたまらない。せっかくだからこういうのも楽しまないとね。


さて、ベテランのご意見を聞きながら3人それぞれに舟券を買って当たるの当たらないのとワイワイ言ってるうちに時間が過ぎていきます。

買い方もそれぞれで、ベテランはベテランらしくフォーメーション(流し)を駆使しながら複数買い。
私は3連単ときどき3連複を100円ずつ2口。
もう1人は3連複を1口だけ、500円または1000円。

全部で12レースあって30分ごとに次のレースが始まるんですけど、あーだこーだ言ううちにあっという間に30分が過ぎて行って、気が付くと最終レース。

ゴールの瞬間。

さて、本日の収支につきまして、私は最後に3連複が当たったものの350円。食事代も含めると-3000円。ちょっと穴狙いが過ぎたかもしれません。まあ今日は行政視察ですから、行政視察

ベテラン氏は…ご無念にございます。一番たくさん買ってたんだから一番当たりそうなものですが、そういう時もあるってことで。

もう1人は3連複が2つ当たって5000円と350円、まあトントンくらいとのこと。有難いことに帰りにコーヒーを奢ってくれました。

大人が大人のテーマパークで1日過ごしたと思えばこんなもの、というところでしょうか。


沢山のお金をかけることさえなければ、1レースごとにサイコロで100円ずつかけて適当にビールでも飲みながら1日が過ごせて、ちょっと頭を使って運を試せて、ときどき気合を上げてみて、確かにぼんやり過ごすくらいならずっといい過ごし方という気がします。

皆さんもすることがないなという時にはぜひお試しください。あくまでほどほどにね。


心を用うる所が無いなら杖道の稽古でもすればいいのに、って? それは言わないお約束。

2024年4月3日水曜日

なぜなぜ

 なんか知らんけど、夢に冨永先生が出てきた。なぜ。


なぜか私と見たことのない剣術の型を遣って、私は木刀で刻まれました。
まあ、たとえ夢でも私が冨永先生を打ち負かすことはあり得ないでしょう。はっきり起きてても想像もつきません。


そういえば昔、ニンジャが夢に出てきて分銅鎖のワザを披露してくれたことがありましたっけね。

こういうのが巡り巡って、「夢に神様が現れうんたらかんたら」っていう伝説につながるんでしょうか。知らんけど。

2024年3月31日日曜日

おとまり

 昨日今日と、古巣の合宿に行ってきました。場所は淡路島。

金曜は年度末のお仕事があり、夜は稽古があり、さらに翌朝土曜も休みなのに早起きして車を飛ばして淡路島に行って泊りで稽古、本当に働くヒマがないくらいに慌ただしい週末でした。

これくらいの人数で稽古ができるのは有難いことです。
年齢も段位も上から下まで揃ってて稽古のしがいがあります。

向こうでは居合道も一緒にお稽古。


さて3枚目の写真の左の女性、私の大学の後輩なんですけれど、先日杖道6段審査を一発合格しました。

それだけなら「若いのに凄いね」で済むところなんですが、

・35歳、女性
・4人の子持ちで共働き
杖道6段審査の1週間前に居合道6段審査も一発合格

というので、言葉に書き表すと驚きのあまり言葉もありません。

産休・育休があるにしても、働いてて子供が4人もいて、どうやって稽古の時間作ってるんでしょうね。6段審査って、7割くらい落っこちるのが普通のはずなんですけれど。

うーん、天才か?

さすがにこればっかりは「ワタクシの指導のおかげです」とはよう言いません。


おまけ。

杖の6段審査ではだいぶ手間取りましたけど、本業(?)の居合は流石の貫禄。来年8段審査を受審されるそうです。

2024年3月29日金曜日

つかれる

 年度末で残業はないにせよ仕事もなんやかや忙しく、そんな中で週2回の杖の稽古に日曜のなぎなたの稽古と、しみじみと疲れがたまります。

こないだの日曜は午前中は杖、午後はなぎなたと稽古が被っていて、それを聞いたとある杖の先生は

「忙しいなあ、働くヒマがねかろー!」

と素敵なお言葉をくださいました。

そのためにも早く宝くじが大当たりしないかとずっと思っているのですが、仲のいい近所の爺ちゃんが言うには

「ワシも宝くじが当たったら仕事辞めようとずっと思っとったけど、それが叶う前に定年が来たわ、ハハハ」

だそうです。悲しい。


どこかに私の口座に450万ドル振り込んでくれる足長おじさんはいませんか?

2024年3月24日日曜日

いにしえ

 前回の記事で「彼岸の中日(古語)」と書きましたけれど、ひょっとしたら読めない人もいるかもしれませんので書いておくと、「ひがんのちゅうにち」です。「ひがんのなかび」ではないです。

母方の婆様(明治生まれ)が生前そんな言い方をしていました。今どきお彼岸だからって墓参りする人も大分減ったでしょうねえ。私もしてませんし。

婆様は「膝小僧」を「すねぼんさん」と言ってたりとか、今では聞かれない言葉もたくさん話してたなあとふと思い出しました。


で、なんでそんな話をするかというと、今日は朝から上級者が集まって仕合口の稽古をやりまして、このblogを見てる人の中にはご存知の方もいらっしゃるでしょうが、立ったり座ったり膝をついたりする型が出てきます。

前に一人稽古をしたら膝に青あざができまして、私もついに膝サポーターを導入することにしました。まだ膝が痛いということはないんですが、予防が大事かなと思って。


つまり、仕合口の稽古→膝→すねぼんさん→婆様、というそういう実に個人的な連想なのです。


なお、今日はなぎなたの稽古日でもありまして、昼まで杖の稽古→昼過ぎからなぎなたの稽古と、めっちゃ疲れました。充実した1日ではありましたけど。あーしんど。

2024年3月20日水曜日

はるいろ

今日は彼岸の中日(古語)ですが、冬が戻ってきたような寒い日でした。

それでも春の気配はすぐそこで、土日はちょっと遠出して稽古して来たんですけれど、そこかしこに春を感じました。
市立体育館裏に菜の花が。


稽古帰りにちょっと寄り道。


さて、今週はまた寒さが戻ってくるようですが、3月もじきに終わって4月。
暖かくなってきたら、いまお休み中の新人さん(と言っても既に1年以上経ちますが)もまた稽古場に来てくれるようになるかしらん。

お休みしようが出戻りだろうが、我々少数でやっているので来てくれるだけでもありがたいですからね。お待ちしております。

2024年3月11日月曜日

せなかで

 日曜は一人でなぎなたと杖の稽古をやっていました。

なぎなたは杖道よりも半身に対して厳しいので、その点では結構気を遣います。

なんとなくなぎなたを構えると、「もっと半身」って先生から指摘が入ります。さすが。


で、振り(杖でいう打突)の稽古をやりながらなんかうまく決まらんなあと思っていたら、脳の奥底から黒郷先生のあの声が。

「業というのは背中で魅せる!」

「打突は背中で支える!」

やってみると、確かに何も意識してない時よりずっといい振りが出来てる、そんな気がします。杖でもなぎなたでも一緒やな。


…黒郷先生からしたら「あんなに何年も前から言ってたのに、まだできてなかったの?」って悲しまれそうな気がしなくもない。

あの、その、稽古というのは何事も薄紙を積み重ねるようなものですから、決してお言葉を忘れていたわけではなくてですね、表に出るまで時間がかかっただけなんだと、そういうことで、はい。

2024年3月9日土曜日

なんでや

 なんか昨日のアクセス数が250件くらい行ってました。普段は100件くらいなのに。


なんで???


そんなに久々の更新が皆さん嬉しかったんですかね。

でも大した内容もなくてごめんなさい。


さて、明日日曜日は普段ならなぎなたの稽古日ですが、急に中止になりました。

でもせっかくだから少し体を動かしに市営武道館へ行ってみようかな。

やっぱりそれなりの段位とか巻物とか頂いちゃうと、それなりの実力を身に付けるべく稽古しておかないと様にならんのですよ。

2024年3月8日金曜日

おやすみ

 しばらく更新をお休みしておりました。実際、稽古もしばらくお休みです。

何のことはない、稽古場の小学校の体育館が卒業式やら終業式やらで使えないからですね。

たまにはゆっくりお休みするのも悪くないですよ。頑張りすぎはよくない。

よく食べ、よく稽古し、よく休む。

継続の秘訣じゃなかろうか。


でも、範士8段とか免許皆伝とかいう先生方は、稽古を休むとか言う考えがなかったりするのかなあ。

稽古してない時でも、イメージトレーニングとか、なにか稽古みたいなことをしてるのかもしれません。


あと、のんびりお休みしてる間に後輩の皆さんが6段審査を突破して、嬉しい限り。

嬉しいけど、一気に何人も通ったからお祝い金が激しそうではある。

2024年2月21日水曜日

カメムシ

 昨日の稽古で、カメムシふんじゃった。

もし今日の体育館が臭かったら、それは私のカメムシのせいです。ゴメンネ。


ふと思ったんですけれど、達人だったら足の裏に当たった瞬間に「おっ、なんか足の裏にいるぞ」って気づいて回避できるんでしょうか。

2024年2月12日月曜日

おもひで

 新しい杖道委員長の、色んなセリフ集。

「全剣連杖道は何もかも決まってるって言われますけど、決まってないことのほうが多いですよ。解説書に書いてないことは決めてないので、書いてない部分はそれぞれの先生方の工夫研究次第です。」

「後ろ足にしっかり体重を乗せることを覚えてください。」

「杖道の人は手の内をあまり意識していないように思います。もっと手の内の使い方を工夫してください。」

「私は『杖で捕まえる』と言っています。」

亡くなった高原先生は「トリモチで引っ付いたように遣う」って仰ってたっけなあ。
あ、繰付とか体当とかの話です。


そして後輩の皆さんに。

「神戸大学杖道同好会は関西最後の牙城だと思ってるから、頑張ってほしいよね。」

そういうわけで、杖道で一番偉い(らしい)人の後援があるわけですから、張り切って稽古して大会に出て審査に挑戦していただきたい。私も岡山から応援しています。

2024年2月11日日曜日

つかれた

 昨日今日と、大阪の森本先生をお招きしての講習会でした。

色々思うところ考えるところもあるんですけれど、範士8段の先生を相手に12本目乱合を続けて2本3本と使ったので疲れました。
3,4段の人を相手にやるとのでは全然堪え方が違います。

そういうわけでもう寝ます。お休み。

2024年2月8日木曜日

とうぜん

 前回「全然うまくできません」てなことを書きましたけど、剣道7段とか居合道7段とか言う人たちが杖道をやってもそうそううまく行かないわけですから、それを思えば私がなぎなたヘタクソでも全然おかしくないってことですね。

なぎなたも半身の作り方に対する厳しさとか、杖の上でも色々勉強になりますからね。無理せず取り組みます。

2024年2月4日日曜日

できない!

「切っ先を大きく振って」

「振りかぶるときに息を吸い、斬り下ろすときに息を吐く」

「振りかぶりと斬り下ろしは同じ速さで」

「重心はまっすぐ自分の中心に」

「両肩、腰、両足を一直線に」


太刀でも杖でも同じことを先生に言われるし、道場でも後輩に同じことを言っているんですけれど、

なーんでなぎなたの時はうまくできないんでしょうねえ?


答え:稽古が足りてないから。

2024年2月1日木曜日

ふかしぎ

前回、人間の怠惰な一面について書きましたが、それでふと思ったことがあります。


7段、8段、免許皆伝の先生方も、やっぱり私と同じように「稽古だるいわー」「今日はもう稽古休んで一杯吞んでだらだらしたろ」とか思ったりしないのかなあ。


それとも、「一杯吞むのも楽しいけど、稽古ってもっと楽しいじゃん。だから稽古行ってそのあと一杯だね」とかなのかな。


あるいは、「稽古ってもう生活の一部だから楽しいとかだるいとかないよね。ご飯食べたりお風呂入ったりがだるいとか思わないのと一緒だよ」とかなのかな。


そうでないと高いところまでたどり着かないような気もします。


ちなみに私はお布団でぬくぬくゴロゴロするのがなにより大好きで(以下略)

2024年1月30日火曜日

たいだに

 「今日だりいなあ…稽古休みてえなあ…」

と思いながら、それでもちゃんと稽古場に行って、ちゃんと稽古をしました。


私、偉くない?


もう1回言いますけど、


私、偉いよね??


そんなことを稽古後にぼやいたら、みんな「正直、僕もだるいなと思うことありますよ。『今日も寒いのに稽古かあ…』とか思いますもん。」てなお返事で、みんな一緒なんですねえ。

つまり、こんな寒いのに稽古に来るなんて、

ウチの道場のみんな、エライ!!


とはいえ、残念なことにウチの新人さんたちは今日もお休みなんですけれど、正直それでもいいと思うんですよ。

稽古に来て体をいじめるようじゃなんにもならないと言いますか、「稽古は義務じゃない」ってことなんですね。行きたい時だけ稽古に行く、それもありなんじゃないかな。

もちろん上手になろうと思えば暑かろうが寒かろうが稽古を欠かさないことが大事ですけれど、そもそも歴代の侍がみんな真面目に稽古する達人ばっかりだったわけじゃありませんからね。

暑さ寒さが厳しい時はお休みして、気候が良い時だけ稽古にやってくる、そういう稽古者がいても面白いかもしれません。

暖かくなったらぜひまた来てね。


正直言いますと、

好きな時に寝て、好きな時に起きて、好きな時に食べて、好きな時に稽古して、好きな時に旅に出て、

そんな生活がしてえなあ~。


そんな生活してただろって?

もう一遍やってみてえ~~~~!!!

2024年1月25日木曜日

ささいな…

 ちょっと久しぶりに基本打の相対動作をやりました。

普段あまりやらない相対動作ですけれど、単独動作と比べると少々動きが違う業があります。

分かりやすいのは引落打と体外打ですね。
引落打は、単独動作だと目の高さを打つのに対して、相対動作だと太刀を張ってから目を攻める。
体外打は、単独動作だとその場で目の高さを打つのに対して、相対動作だと太刀を張りながら大きく下がって目の高さに付ける。

さて、ほかに何が違うか。ちょっと考えて見てください。毎回常の構えに毎回戻るとかはなしね。




答え。

案外気づいてない人も多いんじゃないかと思いますが、繰付もちょこっとだけ違います。
単独動作では繰り付ける際に杖の方向、体の方向に1歩進むとなっていますが、相対動作では「打の方向」に向けて1歩進むとなっています。同じようで同じでない、少し違う方向なんですね。

あと、やらしいのが逆手打。
打突は単独動作と変わらないんですけれど、1回目は一足一刀の間合いで打つのに対し、2回目以降は一足一刀より少し短い間合いで打つ必要があります。
理由はお判りでしょうか。杖を受ける際に太刀をやや立てて受けるから間合いが短くなるせいです。


「6段7段は指導者になる立場なんだから、そういうこともちゃんと説明できるように」と杖道委員の先生も仰るんですけれど、全部把握しようと思ったら大変ですよ、本当。

2024年1月21日日曜日

おでかけ

 土曜日曜と、鳥取にお出かけして稽古してきました。
この2日は制定杖道だけを延々とやりました。これだけだけ制定をやったのはめっちゃ久しぶりな気がします。

いつも鳥取では2人だけでの稽古なんですけれど、今回は3月に6段審査を受ける人も一緒に3人での稽古。
ある程度地力が近い少数での稽古をじっくりやるというのは、なんか密度の高い稽古ができるような気がします。

もちろん先生について稽古するのも、後輩相手に稽古するのも、むろん有用な稽古なんですけれど。

さて、2日目になるとなんか腕がちょっと筋肉痛で、いかにも杖を腕力(かいなぢから)で振ってるんだなあと痛感します。

なぎなたの先生も「長いものほど体軸で振るんですよ」と仰っているんですけれど、始めて2年にもならないなぎなたどころか、20年もやってる杖でさえろくに出来ていないのかと反省することが沢山あります。


…とそれっぽいことを書いてきて、今気づいたことがあるんですよ。

この筋肉痛、泊り(と稽古)の荷物を抱えて長距離を移動したせいじゃないの??


もちろん「体軸で得物を遣う」ってことはずっと稽古しなきゃいけないんですけれど。

2024年1月14日日曜日

じょうず!

 最近、仕事が忙しいのかはたまた寒さに負けちゃってるのか、新人さんが稽古に見えません。

そういう時は、前からいる人たちと古流や併伝の稽古をします。

で、今は鎖鎌を一生懸命やっているわけですね。

知らない人も多いとは思うんですけれど、鎖鎌には「両手に持った鎖で刀を巻き取る」っていう型があります。「巻落」っていう、そのまんまな名前なんですが。

巻き取るのってやってみると割と難しいんですけれど、後輩の1人が妙に上手い。

鎖の巻き取り方さえ四苦八苦していたのに、なぜか上手い。

打太刀も「今の、うまいッスね…」って言うくらい、やたら上手い。

本人は「何も考えてないんですけど」って言うんだけど、不思議に上手い。

もうこれだけは私より上手いんじゃないかな。


「これだけは上手」って、あるものなんですねえ。

今後私と稽古したせいで下手になったと言われないように気を付けないと…。

2024年1月8日月曜日

しゅうじ

 世間では「年賀状を卒業します」という方も大変多いようですね。

「SDGsのために」とかよくわからん理由を掲げてたりすることもあるようですが、いくら建前とはいえそんな「地球のために」なんて仰々しいにもほどがあるでしょ。


さて、そんな世の中の動きに反するように、私に届く年賀状の枚数はあまり減っていないようです。元から大して来てないとか、もちろんそれもあるんですけれど。

わざわざ手書きの方もいらっしゃって、自分の悪筆を思うと皆さん達筆だなと思います。

字というのは普段からそれなりに書いているのに全然上手にならないのは何なんでしょうね。

昔NHKで書道の達人が語ったところによると、

「字には『美しさの法律』がある。それを身に付けることが第一で、美しさの法律を身に付けていないものは個性ではなくただの癖字」

なのだそうで。


これを杖に適用すると、やはり良い師について良い型を教えてもらい、つまり良い指導を受けることが大事で、ただ振っていても上手にならない、ということなんでしょうか。


そして、私もただ文字を書いてるだけでは上手な字になることはないと…。
まあそりゃそうだ。

2024年1月3日水曜日

しんねん

 2024年となりました。


めでたさも 中くらいなり 能登の春

という感じで、なかなかおめでたいとも言いにくい1年のはじまりになりました。

ただせめて、今年はこれから良くしていく、良いことを積み重ねていく1年にしたいと思います。


めでたさを 積み重ねゆけ 能登の春

となりますように。