2015年4月22日水曜日

ほうのう!

イベントのお知らせです。

例年通り、5月5日10時から倉敷市美観地区にある阿智神社境内において、古武術各派による奉納演武が披露されます。

興味・関心のある方はぜひお越しください。

たとえば、岡山倉敷近郊にお住いの方で刀剣乱舞にはまってる方で、夏の一大イベントに向けて刀の握り方、振り方、構え方、その他資料収集に余念がない方とか。

過去の写真をご覧いただければわかりますが、剣術・居合のほかに棒・杖・短剣・槍など各種武器に加え、体術や甲冑での抜刀術など地方の1神社とは思えないボリュームがありますので是非どうぞ。

コスプレなんかをされる方でも、こういう機会に刀やその他武器のかっこいい持ち方・構え方を見に来ていただければ参考になるんではないかと勝手に思ってます。

よろしく!

2015年4月20日月曜日

おおがま!

マンガの登場人物というのは、色々と現実離れしたところがあるわけですが、20年くらい前のマンガで、こんなキャラクターが登場したことがありましてね。

(画像はネットの拾い物です。だれかの2次創作物です。)

「るろうに剣心」というマンガに登場した、本条鎌足というオカマの大鎖鎌使い。
途方もなく大きな鎖鎌を振り回すという後にも先にも見たことがない設定。
ただの大鎌ならいざ知らず、「大鎖鎌」ですからね。

「こんな武器ねーよ!」と当時も思ったような気がします。
実際のところ、最近までそう思ってなんの不思議もなかった。


でもね、あるんですよ。こんな武器。
大鎖鎌とでもいうべき武器は、実在するんです。
われらが杖道の源流である神道夢想流杖術の、そのまた併伝武術の一つである一心流鎖鎌術に、あったんです!

その名も「長柄の鎌」。
資料によって「ながえのかま」だったり「ながつかのかま」だったり、どっちなんですかね。

一心流鎖鎌術の基本となるのはこんな鎌ですが、


この鎌でさえ手鉤がついていたり両刃だったりしてイレギュラーな存在なのに、稽古の段階が進むと最後に件の「長柄の鎌」が出てくるわけですね。


ネット上にそれっぽい動画がありましたので、どうぞ実物をご覧ください。
ほんと、ネットってなんでも出てくるね…。
なお、この団体は我々とは一切の関係がありません。念のため。


大鎌って、なんかこう、中二心をくすぐる武器ですよね。そんなことない?

2015年4月15日水曜日

あいぞめ!

ようやくというか、とうとうというか、道着を新調しました。
おっかしーなー、たしか去年の8月か9月に誕生日だって告知しといたのになにも反応があらへんかったんよなー、おっかしーなー。

白々しいボケはさておき、これまでの道着がどれくらい色落ちしていたか、新旧比較でご覧下さい。


おおう…。


さて、新調した道着ですが、近々昇段審査も迫っていることでもあるし、ちょっと贅沢めな本藍染の道着の上下。しめて3万7千円なり。
うー、高い!
たしか今のは上下で1万円か1万5千円かくらいだったような。

高い、けど、神前での奉納演武とか昇段審査とか考えると、経験年数もそろそろ10年になるし、しょうがないのかなということで、張り込んでしまいました。
とはいえ、結婚してたらとてもじゃないけどおいそれとはよう買えまへんな。

ここまで張り込んでおいて審査に落ちましたではさすがにしまらないので、稽古にも精を出さないといけませんな。
せめて張り込んだ金額分。

2015年4月12日日曜日

よわよわ?

ほぼ1年前に放送された番組ですが、「鎖鎌最弱説」という大変そそられる内容。
まあまずはご覧あれ。

この江戸無外会、よく知りませんが主体は無外流の居合で、鎖鎌は神道夢想流併伝とおなじ一心流の模様ですね。

実際に対戦に臨んだのは直猶心流なのでなんで?と思わなくもないところ。

その特性がよく見えていて興味深かったのは、棒術かなと思うんですよね。
両端から休みなく打突が繰り出される様子が見て取れます。

あと十手ね。フェイントからの胴打ちはお見事。

ま、いろいろ言われていても結局行きつくところは「武器が強いか弱いかじゃなくて、使い手が強いか弱いか」ですよねー。


このシリーズ、続編ないんかな…。

2015年4月8日水曜日

とうらぶ!

最近のネットゲームに端を発する若い女性の間での刀剣人気の高まりについてちょっと触れました。

割と冗談を抜きにして、これを機に本を読んだりゲームに親しんだりグッズを買ったり本物を見に通ったりするだけでなく、審神者の皆さんも自分で刀を振るスキルを身に着けてみてはいかがだろうかと思ったりするわけです。

といって、「刀剣乱舞で刀にはまって居合/古武道始めたいんです!」とはちょっと言いにくかろうかと思いますので、

「日本の古い文化にちょっと興味が出てきて…」とか、

「ダイエットのために…」とか、

「道着がかっこよさそうだったから…」とか、

「姿勢をよくできないかと思って…」とか、

「棒で人をどついてみたくって…」とか、

まあ理由は適当でOKですので、刀剣女子の皆さんにおかれましてはご一考いただけましたら幸いです。

そんでもっていくらか上達したら自分好みの居合刀などこしらえて見るのも一興かと。
実際に居合やっている人で名刀の写しを使っているひとも珍しくないようですし、まるっきりの写しでなくても鍔だけとか装飾の一部だけとかの部分的な模倣もありだと思いますよ。
そして一押しの刀剣男子とともに稽古に励むのです!


全剣連の居合はなんかつまんないという人には、たとえば岡山県なら竹内流の居合(だけじゃないけど)は血振るいがとても独特だし、結構流派ごとの特色があったりするのでその辺も動画とかで調べてみると面白いんじゃないかと思います。

ということで、一人でも多くの新規参加者が集まることを勝手に期待しています。

2015年4月7日火曜日

しんぱん!

5段以上になると、試合における「審判」の役目をまかされるようになります。
これまであまり意識してきませんでしたけど、先日の審判講習でのごく基礎的な知識だけ備忘録として残しておきます。

まず審判は3人。
主審が1人、副審が2人。3人一組で入場。
下っ端が先に主審を務め、偉い人が最後の主審になるように輪番。

礼については会場・大会ごとに色々違ったりするようなので割愛。


巻かれた旗をもって入場し、指定の位置についたら旗を解いて両手に用意。
選手に対して主審が「入場!」の合図。
選手が指定位置についたら、主審が「はじめ!」の号令。
選手は号令を聞いてから相互に礼。
杖が常の構えに戻ると同時に3人の審判が揃って着席(礼から体を起こし杖を戻す動作が始まると同時に着席始め)。

仕打交代がある場合、選手の演武および相互の礼が終わり、またここでも杖が常の構えに戻るのと同時に「主審だけ」起立。そして「仕打交代!」の号令。
交代し終わったら再び「始め!」の号令。着席も先と同様。

演武終了、礼が終わると同時3人の審判全員が起立。
主審の「判定!」のコールで紅白の旗どちらかを上げる。
旗と手は一直線。角度は45度。


「赤/白の勝ち!勝負あり!」のコールで旗を降ろす。
 なお、主審は右手に赤、左手に白の旗。
副審は逆。


指定の技を選手が間違えた等、審判の間で確認・協議が必要となった場合は、判定に入る前に「合議!」の合図。
紅白の旗を右手にまとめ、真上に掲げる。
どうしていいやら審判でわからなかったら審判委員に伺いを立てる。



太刀や杖が飛んで演武に障りが出る場合や、受け損なって怪我したりした場合は、ただちに主審が「やめ!」の合図。
両手の旗を真上に掲げる。



旗の持ち方。
人差し指を伸ばし添えるようにして持つ。
立っているときは鉛直に旗を下ろし、袴の縫い目に沿うように持つ。
座っているときは旗の柄が地面と水平になるように、両の旗が平行になるよう膝の上でホールド。


余談ですが、当然のごとく審判は笑ったりしてはいけませんよ。
念のため。


こんなチョロ絵のために時間を使ったりして、われながらなんというか…。

2015年4月2日木曜日

おはなみ!

昨日の記事、エイプリルフールだからって嘘じゃないですからね。念のため。

せっかくニートになったので、有り余る時間を活かして昨日今日はお花見に行ってきましたよ。

まずは酒津公園の夜桜。



カップルのそぞろ歩きがいっぱいいました。
だから何ってことはないけど。

これはおまけ。幽霊が出そうな柳の木。


次に種松山西遊園。



さすがに名所と言われるだけあって桜の木が多いですね。
人も多いですね。平日だっていうのに。

水島を望む。今日も元気に工場が稼働しております。


そして足高山。

こちらはもう散り始めているような雰囲気でしたよ。
明日からは雨の予報。花散らしになるんでしょうか。

なじみのある建物が見えますぞ。


おまけの、花のアップ。
ソメイヨシノ。

これもソメイヨシノ。たぶん。

名前知らないけど、なにかの桜。

大島桜。


おまけのおまけ。今日の晩御飯。
昨日のぶり大根の残り。
スナップエンドウとジャガイモの塩コショウ炒め。
ワサビ菜と薄揚げの煮びたし。

どなたか働く女性で家のことをする夫がほしい方がいらっしゃればお声がけください。

2015年4月1日水曜日

おしらせ

突然ですが、わたくし今日から無職です。ニートです。自由人です。
先に言っておきますが、悪いことをして首がとんだわけではありません。


俗に健康上の理由というやつで、夏に不整脈でペースメーカを埋め込んだ時に色々調べたところ進行性の心臓病が見つかりまして、1年2年はどうということはなさそうだけれど、10年先20年先はちょっと怪しいということで、こういう次第になりました。

そういうわけですので、老後の楽隠居を先取りしてロングバケーションを満喫しようという寸法です。

こんなことを書くと木刀や杖を振り回しても大丈夫なのかと言われるところですが、今のところは別段なんの制限もかかっておりませんので、特に問題ありません。医者がそういっております。


せっかく有り余る時間を手に入れたので、ひたすら杖の稽古に励むのも悪くないと思っておりますから、またお相手よろしくお願いします。