2016年4月28日木曜日

おにゅー!

古いのと新しいのと。


普段の稽古用の道着を新調しました。
こうして新旧比較すると、古いほうはほんとに色が褪せてまさしく出がらし。

まだまだ使えるやろ、と思ってましたが、紐はちぎれかけてたし、襟は擦り切れてたし、脇には穴が開いてたし、やっぱり無理でした。

長い間お疲れさま。



ちなみに新しいほうのお値段およそ4000円也。

こんなに安くて大丈夫か日本。
まだデフレから脱出してないんじゃないのか日本。

みなさんもけちけち貯金だの節約だのばっかりしてないで、経済活性化のために精一杯お金を使いましょうね。

2016年4月24日日曜日

しんかん!

後輩の新入生歓迎イベントでの演武の様子がアップロードされてました。


https://www.youtube.com/playlist?list=PL_-ZORHK031Q4XDi-lcUWcHpP0q1Wwzt_



経験年数1年~2年でこれだけ覚えてればまずは天晴れ、と言うところ。

うーん…、でもやっぱりちょっと粗が目立つよなあ、と思わずにはいられない。
ちょっとこないだの合宿での教え方が甘かったかな。
来年の合宿ではもっときっちりギッチリ稽古してもらわねば。
でも後半のノリと勢いのある解説はとても好き。
やっぱりこれくらいノリノリで楽しくやったほうが人を引き付ける効果はあるよね!!


あと屋外での演武はやっぱり普段より5割増しで気合を出さないと迫力が出ないね。
これは私にとっても収穫、収穫。

それと人前での演武となるとどうしてもドキドキしちゃって普段道場でできてるはずのことができなくなっちゃったりするので、「ドキドキしてても普段通りのことができる」っていうところまでしっかり事前に築き上げておかなきゃいけませんね。

最後に挙げるとすれば、人目を引くことが目的の演武なので、きっちり攻めるっていうことも大事なんだけれど、それ以上にメリハリの効いたスピード感があるほうがわかりやすいというか、「オオッ、すげー!」って思ってもらえるかなって思いました。

たくさん新規会員が集まってるといいですね。



…来年はお手伝いという名目で乗り込んでやろうかな、なんて、一回りも年が離れたおっさんが出しゃばってきたら鬱陶しいことこの上ないよね。

2016年4月22日金曜日

れいせつ!

なつかしの番組から。

「剣道の仕合で一本を取った後ガッツポーズをすると取り消しになる」

 

より厳密にはガッツポーズに限らず非礼な行為一般が取り消しの対象になりえます。

いまどきのことですから、チームのみんなと一本の喜びを分かち合うべく、または気合を入れ直すべく「グッ!!」とやりたくなるのもわかるんですけれどね。

相手に失礼っていうのもそうだし、実際の戦場ならガッツポーズなんかしてる場合じゃないし。

杖道でももちろん試合中ならびに試合会場における非礼な振る舞いは減点ですよ。

2016年4月20日水曜日

あかるく!

世間ではちょっと暗くなる話が続いているので、ちょっと気晴らしに春の風景をおさらいしてみましょう。
1~2週間ほど前に撮った写真などご覧ください。


我が家の庭のユスラウメ。
5月中頃には真っ赤な実がたくさんなるでしょう。
またジャムにしましょうか。


近所の桜の名所にて。
私のバイクは手前…ではなく奥の黄色と黒のほう。
ちなみにたまたま居合わせた手前のバイクはお値段200万円也。


桜の花びらが地面に落ちて絨毯のよう。


こちらは瀬戸大橋を望む鷲羽山展望台。
色とりどりの花が夕日の中で春を彩っています。


葉桜もまたオツなもんでげすな。


フキ。春の味覚。
茎を湯がいて、皮をむいて、出汁で炊く。
葉っぱのほうは湯がいたあと一晩水にさらして、
細かく刻んで濃いめに甘辛く炊いて佃煮にするとおいしい。


段々と汗をかく時期になってきました。
どなたも体調管理にはお気をつけあそばせ。

2016年4月19日火曜日

みがって

「武道だから厳しく攻めねば」

とかもっともらしい言葉を錦の御旗にして、相手の間合いや調子を鑑みずにやたらに力任せに振り回したり、必要以上に深く突きこんだり、見定める間もおかずに攻め込んだり、そういうのは周りにとって迷惑千万、身勝手極まりなく、百害あって一利なしである。
稽古にならないばかりか怪我の危険があるばかりだ。


打ち付けるような籠手の掬い方をしたり、殴り付けるように水月を撃ったり、そういう杖や太刀の遣い方は「攻めが厳しい」とは言わない。
「乱暴」とか「粗雑」というのである。


私は良い稽古相手がほしいと思うし、良い稽古相手でありたいと思う。


相手が顔をしかめるような使い方をしておきながらしたり顔で「攻めは早く厳しくしないと」などと言うような人間にはなりたくないと思う。

2016年4月17日日曜日

おいでよ!

今日はイベントのお知らせです。

例年通り、5月5日に倉敷市美観地区内の阿智神社で恒例の「古武道祭」が開催されます。

今年は「おかやまデスティネーションキャンペーン」ということでJRが一生懸命観光アピールをしてくれていますが、ゴールデンウィークに観光に来られる方はぜひ立ち寄って行ってくださいね。

阿智神社は古武道の演武のほかにも日本最古の藤の花も盛りの頃でもあり、また美観地区を高台から望めるなかなかいい感じのスポットですので、ちょっと寄って行っていただければよろしいんではないかと。

地震があったからって遠慮だの自粛だのしてないで、被害のなかった人たちはしっかりお金を遣ってたっぷり税収に貢献して再建を支援しましょーね。


…と並べておいてなんですが、私は出場しません。あしからず。

2016年4月8日金曜日

ぬいかた!

役に立つかどうかは全く定かじゃないんですけれど、一応鎖分銅の製作過程を公開しておこうと思います。
一心流の鎖鎌は肝心の鎌が素人の手作りじゃ難しいので、分銅の方だけ作り方がわかっても仕方ないと思うんですが、ひょっとしたらということもあるし。



<稽古用鎖分銅の作り方>
・材料
紐:4m程度
ナット:重し替わり
フェルト:少々
綿:両手のひらに一杯くらい
布:20㎝四方程度

なお、紐は6mm径か7mm径の編み紐、または金剛打ちの紐がいいようです。素材は綿。
撚り紐は巻癖がつくのでお勧めしません。
紐・鎖の定寸は1丈2尺=12尺≒364cmですが、とりあえず4mで切ってから作業して、縫い上がってから改めて測り直して切り詰めるのがいいでしょう。

布は「切った端がほつれにくい」「擦り切れに強い」「多少の伸縮性がある」という条件があるとよろしいようです。私が使っている(というかお針子さんにもらった)のは地元名産のストレッチデニム。安いしね。


まず、芯を作ります。
紐の端にナットを通してフェルトでぐるぐる巻きにします。
ナットでなくても適度な重しになれば何でもいいです。
フェルトも古いハンカチとかタオルの切れ端とかで全然かまわないでしょう。
紐の端に結び目を作って、それに布きれを巻き付ければいいです。
巻いたら適当にテープとかで留めておきましょう。


布を切る前に型紙があると便利。
布に型紙を置いて、チャコ等で印をつけて切り抜きます。
直径16cmでは小さく、直径20cmでは大きかったので、直径18cmくらいがおすすめ。


ボタン付け糸で端をぐし縫い(並縫い)していきます。
「ゆっくりでいいから、細かめに縫うんですよ」と師匠の声。


8割くらい縫ったところでいったんストップ。
芯と綿を詰めていきましょう。


綿は芯をまんべんなく包むようにね。
綿が薄いと芯が当たって痛いから。
芯と綿を詰めたら、残りも縫い閉じていきます。


1周縫ったら、今度は布の端っこを拾って紐を縫い通していきます。
これを繰り返していけばだんだん口が閉じていきます。


これくらい閉じたらOKでしょう。
最後は何回か紐を縫い通してほつれないようにして、糸を切っておしまい。
仕上げとして紐の長さを調整するのを忘れないように。


以上、何かの参考になりましたら幸いです。

2016年4月5日火曜日

じぶんで!

鎖鎌の分銅部分をこれまで知り合いのお針子さんにお願いしてたんですけれど、

「簡単だから自分でやんなよ、教えてあげるから」

てなわけで、私が自分でやることになりました。


確かに、見せてもらえば別段難しいことはしなくていいみたいで、丸く布を切って、ぐし縫い(並縫い)でお手玉みたくして、芯を結んだ紐の端っこと綿を詰めて、口を縫い閉じておしまい。
材料さえそろっていれば小1時間でできました。

「そうそう、上手上手、それでいいんだよ」
「また1つ才能が開いたね」
「裁縫の仕事する?」
テレレレッテッテッテー 管理人はさいほうレベルが上がった!


考えてみれば、昔は木刀だって自分でそこらの木の棒を適当に削って使ってたんだろうし、棒手裏剣だって鉄の棒を自分で研いだり柄巻きしたりしてたんだろうし、竹槍なんて手作り武器の最たるものだし、DIYだと思えばそんなものという気もします。



…最近武道の腕前よりも女子力のほうが上昇してる気がしますね。
昔からときどき思うんですけども、「女に生まれてたほうが市場価値が高かったんじゃなかろうか」と。とりかへばや物語。