2024年4月6日土曜日

ばくえき

 今日は暖かく程よく雲がかかりまさにお出かけ日和。

そんな中、我々道場の3人で連れだって行政視察に行ってきました。



はい、行政視察というのはただの方便で、一度くらい地元のバクチをやってみようという、ただそれだけのお話です。前からの約束だったので。

バクチなんて、と思う人もいらっしゃるかもしれませんが、論語にだってこんな一文が出てきます。

「子曰、飽食終日、無所用心、難矣哉。不有博奕者乎。爲之猶賢乎已。(陽貨第十七)」

子曰く、飽食終日、心を用うる所無きは難いかな。博奕(ばくえき)なる者有らずや。之を為すは猶已(や)むに賢(まさ)れり。

ぼんやりするくらいだったらバクチでもやれ、と孔子も仰っているのです。


さて、今日の案内人は元・市職員だった私…ではなく、この人。

競艇歴60年の杖道錬士6段。

考えて見たら前職当時、所管施設の1つだったこの施設には来たことなかったんですよね。まあ用事もなかったし、競艇事業局への異動もなかったしなあ。


初の競艇場、血気盛んなオッサンばかりかなと思ったら、意外に若い人や親子連れも多いみたいです。なお血気盛んでないとは言わない。
あとボートのエンジン音はやはり心を掻き立てるものがありますね。


会場のキッチンカーで買った台湾のネギパイ。正しくは葱抓餅(ちょんじゅあぴん)とかいうらしい。さくっともちっと、ネギと醤油の焦げたにおいがたまらない。せっかくだからこういうのも楽しまないとね。


さて、ベテランのご意見を聞きながら3人それぞれに舟券を買って当たるの当たらないのとワイワイ言ってるうちに時間が過ぎていきます。

買い方もそれぞれで、ベテランはベテランらしくフォーメーション(流し)を駆使しながら複数買い。
私は3連単ときどき3連複を100円ずつ2口。
もう1人は3連複を1口だけ、500円または1000円。

全部で12レースあって30分ごとに次のレースが始まるんですけど、あーだこーだ言ううちにあっという間に30分が過ぎて行って、気が付くと最終レース。

ゴールの瞬間。

さて、本日の収支につきまして、私は最後に3連複が当たったものの350円。食事代も含めると-3000円。ちょっと穴狙いが過ぎたかもしれません。まあ今日は行政視察ですから、行政視察

ベテラン氏は…ご無念にございます。一番たくさん買ってたんだから一番当たりそうなものですが、そういう時もあるってことで。

もう1人は3連複が2つ当たって5000円と350円、まあトントンくらいとのこと。有難いことに帰りにコーヒーを奢ってくれました。

大人が大人のテーマパークで1日過ごしたと思えばこんなもの、というところでしょうか。


沢山のお金をかけることさえなければ、1レースごとにサイコロで100円ずつかけて適当にビールでも飲みながら1日が過ごせて、ちょっと頭を使って運を試せて、ときどき気合を上げてみて、確かにぼんやり過ごすくらいならずっといい過ごし方という気がします。

皆さんもすることがないなという時にはぜひお試しください。あくまでほどほどにね。


心を用うる所が無いなら杖道の稽古でもすればいいのに、って? それは言わないお約束。

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