ちょっと久しぶりに基本打の相対動作をやりました。
普段あまりやらない相対動作ですけれど、単独動作と比べると少々動きが違う業があります。
分かりやすいのは引落打と体外打ですね。
引落打は、単独動作だと目の高さを打つのに対して、相対動作だと太刀を張ってから目を攻める。
体外打は、単独動作だとその場で目の高さを打つのに対して、相対動作だと太刀を張りながら大きく下がって目の高さに付ける。
さて、ほかに何が違うか。ちょっと考えて見てください。毎回常の構えに毎回戻るとかはなしね。
答え。
案外気づいてない人も多いんじゃないかと思いますが、繰付もちょこっとだけ違います。
単独動作では繰り付ける際に杖の方向、体の方向に1歩進むとなっていますが、相対動作では「打の方向」に向けて1歩進むとなっています。同じようで同じでない、少し違う方向なんですね。
あと、やらしいのが逆手打。
打突は単独動作と変わらないんですけれど、1回目は一足一刀の間合いで打つのに対し、2回目以降は一足一刀より少し短い間合いで打つ必要があります。
理由はお判りでしょうか。杖を受ける際に太刀をやや立てて受けるから間合いが短くなるせいです。
「6段7段は指導者になる立場なんだから、そういうこともちゃんと説明できるように」と杖道委員の先生も仰るんですけれど、全部把握しようと思ったら大変ですよ、本当。
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