2018年8月9日木曜日

けいぞく!

そろそろ杖道の6段7段審査会が近づいてきて、段々と緊張とか焦りとかが募ってきてる人もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

6段審査、7段審査について、とある7段の先生がこんなことをおっしゃってました。

「5段と6段でそんなに差はない。6段と7段でもそんなに差はない。
じゃあなんであんなにボロボロ落ちるかっていうと、5段6段に受かったところでゴールしたと思ってみんな気が抜けちゃうから。
受かってしばらく手抜きの稽古になって次の審査が見えてきたころになって慌てて稽古しなおしたって遅い。
逆に言えば、合格からずっと気を抜かずにちゃんと稽古できてれば受かるんだよ。
もちろん調子悪い時や忙しい時も当然あるけど、それでも地道に稽古を続けられるかどうかが分かれ目になるわけ。」

なるほど。
というわけで、今更焦っても遅いみたいですよ、皆さん。


さて、残酷な突っ込みはご容赦いただくとして、5段6段になるとなかなか稽古しにくくなるという面もありますよね。

4段くらいまでは先生についてあれこれ指導してもらえるから、極端な話、道場に来さえすればほっといても上達します。
ところが5段くらいから段々と教わる立場から教える立場への移行が始まって、
審判の作法も覚えないといけないし、
6段ともなるといろいろと役を任されるようになり、
教える立場に付く以上教え方の技術も考えていかないといけないし、
自分のための稽古の時間がどんどんなくなっちゃう。

そうすると、ただ稽古といってもその在り方はだいぶ変わってくるわけで、ただ教わるのから、教わらなくても上達するために何をしたらいいか、限られた時間の中で何をしたら上達につながるか、後輩と稽古しながらいかに自分の稽古につなげるか、っていうようなことを考えるようにしないといけなくなるのかなと。

いまのところ私にもまだよくわかってないんですけども。


ただ、最近ちょっと思うんですけど、6段7段受けようかっていう人が杖の高さがどうのこうのとかそういう枝葉末節というか小手先のレベルの話をしてるようじゃいかんのじゃないかと。
そういうことができてて当然という意味ではなくて、杖や太刀が思ったように遣えていないようならばなぜできなかったのか、そういう一つ深いところで話ができるようなレベルであってほしいというか。
ただ、それを言い始めると結局のところ「気合をしっかり」「姿勢をよくして」「相手をよく見て」みたいなすげー基本的なことしか言いようがなくなってくる気もします。
まあ、実際にこないだ黒郷先生が言ってらしたものそれだけでしたしね…。

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