2020年4月28日火曜日

ばんぐみ

そういえば、福岡のお姉さんの話によると5月1日に竈門神社と夢想権之助神社と杖道のテレビ番組が放映されるらしいんですけど、何時にやるんだろう。
九州ローカルの番組だったら私は悲しい。

というかコロナコロナの番組ばっかりだけど、本当に放映されるんだろうか。


自粛が終わった暁には皆さんぜひ杖道をよろしくお願いいたします。

(追記)
ツイッター経由で情報がありました。
NHKのネット配信らしいです。
30分番組で全編英語だそうですが、杖道用語がかなり入るだろうから英語が苦手でも大まかな雰囲気は掴めそうですね。

https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/tv/jarena/20200501/2073062/

2020年4月25日土曜日

よくない

昨日の岡山県知事の発言がたいそう賑わっています。

曰く
「(報道陣が)取材に来て顔をさらされるみたいになるのはゴメンだよねと思っていただければ正解」
「声をかけられた人が『まずいところに来てしまった』と後悔してもらうようになれば良い」
だそうですが、それはよくないことだと私は思います。
周り中を敵とみなすことは、自ら味方を捨てることです。
戦う相手はコロナウィルスであり、人間ではないはずです。

近い将来、
「岡山の人間は岡山に引っ込んでいろ」
「岡山から出てきたことを後悔させてやる」
などとならないように祈ります。

2020年4月23日木曜日

しずかに

世間があれこれ騒がしい時は、ちょっと騒がしいところから離れて静かにのんびりと過ごすのもいいものです。

一人でもやろうと思えば素振りでも何でもありますし、気が向いたら木刀や杖を手に取ってもいますけれど、ああしようこうしようではなくて心を落ち着ける稽古というのもいいのかなと、そんな気もしています。

つまりはだらだらする。
テレビを消し、ネットも控え、布団を敷いて五体投地し天と地と一体化する。
ぐう。

…とすんなりいきたいなあ。

2020年4月18日土曜日

うつべし!

道場稽古自粛の通知に引き続き、緊急事態宣言のあおりで武道館が使用禁止になったのでどうしても部屋の中で過ごす時間が長くなりがちです。

そこで手裏剣打ちなどして遊んでいるわけですが、これがなかなか難しい。



十字手裏剣は割と適当でも刺さるんですけど、棒手裏剣はちゃんと刺さるように投げる、というか打つのが本当に難しい。

面白いのが太刀の振り方のコツを意識するとストンと刺さるところですね。
やっぱり太刀も杖も手裏剣も、体の遣い方・業の遣い方はつながっているのかもしれません。

屋内で手裏剣を投げるときは、十分な注意と準備、特に壁や床の養生が大事です。
ニトリのコルクボードくらいは簡単に貫通して壁の石膏ボードに穴が開くので気を付けて。
あともう一つ。
壁や調度に穴が開いても泣かないこと。

本当は屋外で古畳に向けて投げるのがいいんでしょうけど、なかなかそこまでのスペースはね…。
投げそこなってよそ様の家にかっとんで行ったらシャレにもなりませんし。

2020年4月15日水曜日

おあそび?

ふと思い出したんですけれど、
「剣道場で杖道の型稽古をしていたら、剣道の防具を付けた父子連れらしい2人が通りがかり『あれは何してるの?』『ああ、あれは戦いごっこだ』と言われた。」
的な話をたしか半年くらい前に目にしました。

型稽古の武道にはよくあるお話ですね。

さて、この剣道パパ、
「面、胴、小手にクリーンヒットしなかったらいくら撃たれてもセーフの剣道こそごっこ遊びではないか」
と言われたら何と答えたのでしょうね?

また居合道的な立場からしたら
「剣道も杖道も真剣を使っていないのに何が剣の理合か、何が刀法か、どちらもしょせんはごっこ遊びよ」
なんて難癖の付け方もできるかもしれませんね。

さらに杖道がそこへ被せて
「一人稽古で『間と間合』もなにもあるものか、それで剣の理合の刀法のと片腹痛いわ」
などと言えるかもしれません。

またそこへ剣道が、と無限ループの完成ですね。

そこで中山博道先生の出番ですよ。
「全部やったら解決」

どっとはらい。


p.s.
さすがに全部はちょっと、どれか一つにしたい、とお悩みのあなた。
杖道が一番お金がかかりません。(私調べ)
杖道が一番体に負担がかかりません。(私調べ)
杖道が一番道具の手入れに時間がかかりません。(私調べ)
ということで杖道をよろしく!

2020年4月14日火曜日

おたっし

全剣連ならびに岡山県剣連から道場稽古自粛のお達しが出ており、やることもないので冬の間伸び放題にしていた庭木の柊を刈るなどする。

たかだか2,30分剪定ばさみを使っただけで湯飲みを持つ手が震えていて、剣や杖を遣う筋肉とはまた全く別なんだなと思い知りますね。

ところで、全剣連もここ数年ネットをかなり重視しだしたようで、いろいろとネットを通じた広報通達もありようやく時代のツールに追い付いてきたなあと偉そうなことを思っています。

全剣連のコロナウィルスに関する通知

全剣連の稽古自粛中のトレーニング例の動画


前もちょっと言及しましたけど、やっぱりオフィシャルの情報が一番当てになるし当てにされないといけないので、そういう部分をしっかり固めておくのは大事だと思います。

まあ、でも、動画の出来は私のほうがまだマシでは?などと勝手な優越感を感じていたりいなかったり。

2020年4月10日金曜日

おわらい?

今日は杖道とは全く関係のない、実にくだらない話をします。


私が服用している薬の副作用の1つに「悪夢を見る」というのがありまして、おかげで毎晩うなされながら過ごしているわけですけれども、今日はついにあの夢を見ましたね。

コロナウィルスに感染する夢。

大筋はこんな感じ。
咳や熱が出てコロナウィルスを疑い病院に行く。
なぜかろくに検査もされないまま隔離房に放り込まれる。
「私はコロナなんだ、なぜ検査をしないんだ!」などと喚いて過ごすことしばし。
じきに厳めしい格好をした男たちがやってきて、私を隔離房に入れた係官をどやしつけつつ、私をベッドに縛り付け得体のしれない注射をし、そして私の意識が遠のいていく…。

最近はやりの病気にかかることも恐ろしいし、
わけもわからず隔離されることも恐ろしいし、
そのまま捨て置かれることも恐ろしいし、
有無を言わさず縛り付けられ謎の注射をされることも恐ろしいし、
実に不愉快な夢です。

ところがこの夢はそれだけでは終わらない。
ろくに検査もせずに房に放り込んだ係官が仕事そっちのけで読みふけっていたのが、先日私が堪能したえっちな本であった、というのがこの話のオチ。

ホラーなんだかコメディなんだか自分でもよくわかりませんけれど、人間の脳って言うのは実に不思議な働きをするものですね。


なんでこういうことを書くかって言うと、杖道について語ったり論語を引用してみたりなんか偉そうなことを言ってるようでも、実態は実に生臭いごくありふれた人間だということを知ってほしいから、ということにしておきます。

そういうわけで、杖道を始めようと思ったならばそこにいるのはごく普通の人間ですから恐れず飛び込んでいただきたいなと、このように思うのであります。

2020年4月8日水曜日

つなげる

今日聞いたところによりますと、全剣連と岡山県剣連から通達があって、当面の間コロナ感染予防のために道場に集まっての稽古は自粛ということだそうです。

先日から緊急事態ということで東京などで都市封鎖もあり、また愛知県警では剣道の稽古で100人も感染の恐れありというニュースもあって、致し方のないところではあります。

こうなってくるとますますもって一人稽古の重要性が増してくるわけで、構えの稽古、太刀の素振り、杖の基本打ち単独動作をたゆまず続けられるかということが先々の結果を左右しそうな気がしますね。

かといって室内で長物を振り回すわけにもいかず、公園などで振り回すと御用になる恐れもあり、手ごろな場所がない人はちょっと辛いことになりそうですね。


ところで、今の私が言及するような話でもないんでしょうけれど、「宗家、師範、代表が倒れた時にどうするか」っていう備えがある流派、道場ってどれくらいあるんでしょうね。
ただでさえ後継者不足稽古者不足が言われるマイナー武道武術界隈で、「うちのところはいつ何があっても大丈夫です」とはなかなかいかないような気がしています。

下手するとこの災禍の中で永遠に失われてしまう流儀も出てくるのではないかと心配しています。
いまから慌ててどうにかなるような話でもなし、ただただ広く皆さんが無事であることを願うばかり。


この手の話を思う時、いつも故・桂米朝の小噺を思い出します。

「私が50歳の時分に、弟子に『師匠、そろそろ米團治を襲名しはったら』て言われたんです。そん時は『まだ早いな』言うてね。
ほんで60歳のときですわ、また『師匠、そろそろ』『まだ早いな』ておなしように言うてね。
次は70歳のとき、『師匠、もうよろしいでっしゃろ』『もう遅いな』
そういうわけで、小米朝に米團治の名前を継がそうっちゅう話になったんですわ。」

桂枝雀、桂吉朝という2人の大きな弟子を失ったうえでのこの小噺、なかなか笑い飛ばせないものがあるかと思いますね。

2020年4月4日土曜日

しつない

岡山県でもコロナウィルスの感染者が複数確認されて、岡山市と早島町の稽古場は閉鎖されている状況です。

私の自治体はまだ稼働していますけれど、この先どうなることやら。
他人のことまではともかくとしても自分のことは気を付けていきたいところ。

他の自治体でも同じような状況で、杖道の稽古も満足にできない方も多かろうかと思いますけれど、こんなときこそできることもありますよね。

解説書を読む。

これ。

普段はじっくり目を通すことが案外ないと思いますので、こういう時にぜひ熟読してみてはどうでしょう。

私も前に新旧対照表を作ったときにじっくり読みましたけれど、意外にわかってるようでわかってなかった部分があったり、勘違いしている部分が見つかったり、なかなかに面白いものですよ。

以前にも書いたように解説書が杖道のすべてではありませんから、解説書至上主義、教条主義に陥ってもいけませんけれど、全剣連杖道の基本のキを改めて振り返るにはもってこいです。

本当はね、素振りとかもお勧めしたいんですけれど、屋内で木刀や杖を振り回すと電灯や家具家電、天井や壁に損傷を及ぼしてしまうことが多々ありますのでね。
経験者は語る。

2020年4月1日水曜日

かんゆう

コロナ騒ぎで大学のサークルの新歓がどうなっているんだろうと思ったら、なんとweb上で実施されているというから驚きですね。

今日は雨で稽古に行けないのでちらっと冷やかしに覗くなどしてみるとなかなか一生懸命な様子で、ぜひ今年は新入生が豊作であってほしいところです。

さて、以前にも書いたことなんですが、人前(この場合はマイク前?)でしゃべるにあたって少しのコツを抑えるだけですごく聞きやすくなりますので、ぜひ参考になさってください。
私が勝手に言ってるんじゃなくて、元弁論部だったという国語の先生直伝のコツね。

・ゆっくり話す
・口を大きく開けてはきはきと話す
・短い文章で話す
・聞いている人のほうをよく見て話す
・「えー」「あのー」「そのー」を使わずに話す

簡単でしょ?
全部できてなくても1つ2つ実践するだけで結構印象が違いますよ。

オマケで
・向こうの壁に自分の声が当たって自分まで跳ね返ってくる感じで声を出す
・半オクターブ上げる感じで、少し高めの声を使う
というのもありますが、これはどちらかというと広い空間で声を通すテクですね。
ただ詩吟の先生も「なるほど!」と太鼓判を押してくれたので覚えておいて損はないかと思います。

あ、
・腹から声を出す(腹式呼吸)
は大前提ですからね。

「武道やってるのに腹から声が出とらんようでどうする!」なんて言われちゃったらちょっと悲しいよね。