2012年12月10日月曜日

師の教え

学生時代、私の担当教官が教えてくれました。

「だれかがあなたの研究に質問したり意見を付けたりするのは、その分あなたに注目していると言うこと。何も言わない人は無関心だということ。
だから質問や意見に対して逃げたり面倒がったりしてはいけない。誠実に受け答えしなさい。
同じように、あなたも他の人の研究に積極的に意見を言いなさい。それが本当に敬意を払うと言うことですただし、言い方には気をつけて。」

教官は当時30歳になるやならずやの若い方でしたが、この言葉、社会人になっても忘れたことがありません。

同じように、サービス業の間にはこんな言葉があるそうです。

「怒って下さるお客様は有り難いのだ!本当に恐ろしいのは黙っていなくなるお客様なのだよ!」


稽古の最中、あれこれ手厳しいことをいろいろな人からいろいろな言い方でされます。
中には「そっちがおかしいんじゃないか」とか「そんな言い方でなくても」と思うことも多々あります。
しかしそれで腐ったり怒ったりしてはいけません。

うるさく言ってきた人が何も言わなくなったとき、それは見限られたとき、見放されたときに他ならないから。

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