最近は「AI」、人工知能というものが大変に流行っているようですね。
昔、情報知能を少し勉強した身からするとあれは「機械学習」と呼ばれる分野の成果の1つであって、果たしてそれを"Artificail Intelligence"と呼ぶことが妥当なのか、そこらへんに多少の疑問もなくはないんですよね。「学習こそ知能の基礎基本」と言われたらそうなのかもしれない。
さて、そのAIサービスに色々尋ねてみるとまあまあいい感じの答えが返ってくるわけなんですが、あれってざっくり言うと「インターネットを検索してまとめて答えを導いている」というお話で、逆に「ネットに答えの無い質問にはろくに返せない」という面もあるわけです。
ところが世の中困ったことに「AIがない、知らない、って言ってるんだからそんなものはないのだ」と勘違いしちゃう人がいらっしゃるわけですよ。
これはネットは世にはびこり始めた時から感じていたことですが、「ネットに無い=世の中に無いのと一緒」という風潮がさらに強化されたように感じます。
そしてまた、ネットにほとんど出てこないような古武道・古武術流派っていうのもあったりするわけで、そんな流派やそれらに関する話題は「そんな流派は存在しない」「そんな話はウソか捏造だ」みたいな話が出てくるんじゃないかな、という気がします。
だからと言ってわざわざネットに出ていく理由もないわけですが。いらんトラブルを招くだけということもあるでしょうし。
あるものを機械が言うからないといい、本当を機械が言うから嘘という。
機械が賢くなった分だけ人間がアホになった、そんな話なんでしょうかね。
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