2022年8月31日水曜日

するどい!

 自分の道場で先日の講習会での話など交えながら稽古をしていたんですけれど、後輩が一言。

「それ、解説書に書いてないですよね?」

こやつ…デキるッ!!

講習会で講師の先生が仰ったことでも、それが解説書に書かれていない場合は

・杖道委員の先生方で意見が一致しており、次回の解説書改訂で盛り込まれるであろうこと

・あくまで講師の先生が「自分は道場でこう教えています」ということ

の2通りがあるわけですよ。

聴く側もそこら辺を考慮しながら講習を受けないといけないと思うんですが、こういう発言がさらっと出てくるあたり、我が道場の後輩ながら恐るべし。

ちゃんと解説書を読んでて理解してないとこんなこと言えませんからね。

2022年8月29日月曜日

たいかい

 今年の全日本杖道大会は静岡で開催されることになっていますが、カメラで撮影してインターネットでライブ配信されるらしいです。

カメラうつりだけでなくコロナとかもあって、仕打交代なんかはかなり通常とは違うお作法になっている模様です。

で、その解説があったわけなんですけれど、

うーん、前から言われていた「仕打交代では努めて視線を外さないようにする」ってのは全然守られてないっぽいですね…。

講師の先生方も「用具は基準線に適切に合わせるように」とは何度も言われてましたけど、「目を離さないように」とは全然言われてませんでしたから、そこんとこどうなんでしょうね。

今回は初のweb配信ということでそちらが大事っぽいので「細けぇこたぁいいんだよ!」的なところがあるのか、そもそも範士八段の先生方が一生懸命考えてやってることだから私が考えるようなことはとっくに考え済みなのか。


まあ私は相手がいなくて大会には出られないので関係ないんですけどね。

2022年8月28日日曜日

イベント!

 講習会とか、大会とか、大きなイベントがあるともちろん主催者の皆さんはてんてこ舞いで大変なんですけれど、参加者のほうもやっぱりそれなりに大変で、つまり何を言いたいかというと、

「ご飯作るの、だりぃ~…」

「洗濯するの、だりぃ~…」

ということです。

やってくれる人もいないし、仕様のないところですね。

ご飯は今どき買ってくればいいけれど、洗濯やら何やらはどうしようもありませんからね、はい。

2022年8月25日木曜日

しっぱい

 全国審査も目前ですけれど、受審者の皆さんは準備出来てるでしょうか?

普段は稽古の中でしっかり用意できているつもりでも、本番になると思いもしない失敗が起きるものです。

失敗したらどうするか?

「失敗しないのが大事、失敗するのが悪い」とか言ってるようではお話にならないわけで、失敗してもそこからどうフォローするかが大事で、100点はもらえなくても60点とか50点くらいはもらえるのか、それとも0点どころか失格になるのか、そういう分かれ目ですよね。

こういう失敗はどうするか、ということは口では色々言えますけれど、結局は実際に人前で失敗して敗れて恥をかいて、そうしてそこからどうするかを学んで初めて自分の力になるんじゃないかなと思います。

いまからどこかで失敗しておいで、とは言えませんので、こればかりはこれまでの積み重ねとしか言いようがありませんね。

ちなみに私はそれはもう色んな失敗を色んなところでしておりまして、ハイ。

2022年8月16日火曜日

ねんげつ

 7月が来て「ああ、今年も半分終わりか、早いなあ」と思っていると、気が付けばもう盆が過ぎて、暑いなりにも日暮れが早くなってきたりと秋の訪れを予感させます。

日が過ぎるのは遅いようで早いような、不思議な気がします。

その間、私はどんな稽古を積んできただろうかと思うと、悲しいくらいに何もないような、いくらかうっすらとはあるような、そんな気持ちがします。

気が付けば和歌山での審査会・講習会も目の前で、審査を受けるみなさんもそれぞれに準備が進んでいることでしょうね。

受審者の皆さんはコロナに罹らないようにするのがこれからの1番の準備だと思いますから、ご注意いただきたいところです。


月日の過ぎる早さを、祖母は「10年はあっという間に過ぎる。でも100年は長いな」と言っていたのを思い出します。

乙藤市蔵先生もそんなことを思っていらっしゃったんでしょうか。

2022年8月11日木曜日

はつおん

 杖道における気合は2つ。

解説書によれば「エイッ」「ホーッ」ですね。


ところで、最近杖道を始めた人は知りませんけれど、私が杖道を始めた17,8年ほど前は「ィエイッ」だよと習った覚えがあります。
つまり、エイじゃなくて小さいィが入った感じだと。

でも今現在、全剣連からのお達しでは「イエイッ」じゃなくて「エイッ」です、ということになっています。


この辺りをどう考えるか(別に考えなくてもいいんですけれど)、要するに日本語の発音の変化があるからではないかな、というのが私の個人的な意見です。

つまり、「え/エ」と「ゑ/ヱ」は"e"と"ye"で区別されていて、もともとは"Yei"的な発音だったけれど、現代的表記法に合わせて「エイッ」としたために発音もそれに合わせましょう、ということじゃないかなと。

似たような話はちらほら有って、明治期の小泉八雲の「怪談」ですが英語では"Kwaidan"ですし、同じく「関西学院大学」は"Kwansei Gakuin University"ですしね。


さて、じゃあ実際にどう発音したものかというと、別に小さくイを発音することはなくって、現代的表記法でも「イェルサレム」とか「イェール大学」とかはあるわけで、これと同じような発音でいいんじゃないですかね。


まあそれを偉い先生方がどう思われるかはわかりませんけれど、「私は『エイッ』と発音してます!」ということで「ィエイッ」「イェイッ」的な発音をしておけばよろしいのではないでしょうか。知らんけど。