先日は「おとろえ」について書いたわけですけれど、そんな高齢の先輩と今日一緒に稽古しましたら、
4本目斜面で鮮やかな杖の返しを披露されたり、
6本目物見で染みわたるような小手打ちを繰り出されたり、
しみじみと感じ入りました。
例え年齢とともに体は衰えて遣う型もあちこち崩れてしまったとしても、そこには稽古によって磨かれた何物かが随所に残されていて確かな輝きを保っているのだなあ、などと思いました。
そしてまた、冨永先生の「悪いところ探しじゃなくて、良いところ探しをするんですよ」という言葉も思い出されました。
そういう何物かを得ることができるように、稽古に励みたいですね。
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