その間になんとなく思うようになったことがあります。
「できる人は普段歩いているときでも足音を立てない」
「道場をどたどた歩いてる人は長いことやっていても今ひとつパッとしない」
ということですね。
太刀や杖を持っているとき、型を遣っているときは静かに歩いていても、終わったとたんに足音を立てて歩いているような人は割といらっしゃる。
やはりそういう方は昇段審査などでは苦労していらっしゃるように見えますね。
分かる人には「歩き方を見ればその力量が分かる」なんてこともあるそうですし。
先生がおっしゃるには
「道場で習ったことを道場に置いて帰ってはいけない、普段の生活に活かしてこそだ」
ということで、
歩き方一つとっても普段の生活で杖道で学んだことが実践出来ているかどうかが現れているのではないか、などと偉そうなことを思った次第。
自分ができているかと言われると、はなはだ怪しいんですけども。
そういえば先日国際交流でいらしたニュージーランドの先住民の方も
「先祖の教えは家に持ち帰れ、と伝えられています」
なんて趣旨のことをおっしゃってましたっけ。
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