漫画とかイラストとかコスプレとかで袴姿を見ることがありますけど、
「なんじゃこりゃ」「それじゃセーラー服のプリーツスカートだよ」
みたいなのも結構あったりするんですよね。
空想妄想の世界のことなので好きにすればいいんですけど。
サブカルの世界の人たちがこんなブログを見に来るかどうかは知りませんけれど、
せっかくなので「袴の描き方はここがポイントなのだよ」という点を知ったかぶりしてみたいと思います。
袴も行燈袴(スカートタイプ)やら野袴(ズボンタイプ)やらいろいろありますけど、今回取り上げるのは武道で使う馬乗り袴(ズボンタイプ)。
まずはちょっと写真を見てみましょうね。
正面から。
よーく見て下さいね。
右と左でヒダの数が違うって、知ってました?
武道をしてる皆さんはちゃんと知ってましたよね?
下から見るとこんな感じ。
ヒダは中心に向かって倒れている、いわゆるインタックです。
右足側が2タック、左足側が3タックですね。
一応後ろからも。
ちょっと開くとこんな感じ。
内側にもヒダがある。
おまけで、昔撮った写真の中から着用状態のものも出してみましょう。
ほぼ直立で足がそろってるところ。
右足前でやや半身のところ。
右足側の隠れたヒダが現れてますね。
ということで、ざっくりポイントは2つ。
・ヒダが内向きのインタックであること
・左右で数が違うこと
ですね。
「袴 描き方」とかで検索して飛んでくる人がいるのかどうか知りませんけれど、万に一つ、誰かの役に立ったら面白いですね。
服なんて言うのは作ろうと思えば大体どんな形にでも作れるし、袴の形状も色々あるのであんまりうるさく言うこともなかろうとは思いますけども、
そういうところを分かって描いてる/創ってるとちょっと仕上がりが違うかもよ、というお話でした。
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