2019年1月10日木曜日

けんこう

寒気が入り込んできているせいで、かなり道場が冷え込む日が続いていますね。

今日も朝起きたら路面が雨でぬれていたし、雨がぱらついたり冷え込みで凍り付いてたらイヤだなあと思って稽古をお休みにしてしまいました。

天気に限らず気温の点でも注意が必要で、以前にも書いたような気がしますけれど、暑い夏よりも寒い冬のほうがずっと死亡者数が多いので、暖かくすることや急な温度差を避けることは大変重要です。
道場は広い分だけ底冷えがするところも多いでしょうから、動きの妨げにならない程度に厚着をしたり使えるなら暖房を利用したり、そういうことをためらってはいけないと思いますね。

お正月のたびに波打ち際で初稽古とかいう映像が流れますけれど、それも安全と健康を十分慮って実施するもので、根性論振り回して「寒さを我慢するのも稽古のうち」なんて考えなしにやるのは危ないと思うんですよね。
まさかそんな思慮のない指導者はおるまいと信じたいところです。
とある先生は「正月はこたつの中で一杯やってるのが一番いい。寒稽古なんか体に悪い」とおっしゃってましたっけねえ。

実戦実用の武術であった時代なら、例えば神道夢想流は捕り物を生業とする人たちがよく修めていたということですから、悪漢が季節や場所を選んで現れるわけもないので暑い中寒い中でも限界ぎりぎりまで稽古する意味はあったでしょうけども、
現代の人生を豊かにする趣味の一つとしての武道という位置づけからすると、無理を重ねて稽古するのは害のほうが大きい気がしますね。
楽しみでやってる武道のせいで体を壊しちゃなんにもなりませんからね。

皆さんも無理せず健康に留意していただきたいと思います。
最後にどこかの誰かの格言を。
「最も長く歩き続けるものが最も遠くへたどり着くものである」

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