2019年1月28日月曜日

がんぼう!

去年の夏の地区講習会以来ずっと思ってるんですけど、ぶっちゃけ地区講習会でやることってマンネリになっちゃってますよねえ。

一回でいいから
「初段でも8段でも、誰でも何でも自由に講師に質問できる大質問大会」
みたいなのやってくれないかなあと勝手に思う今日この頃です。

2年に1回くらいのピッチで開催されるとなお良し。

2019年1月26日土曜日

しってる?

今日は軽い話題で一席。

漫画とかイラストとかコスプレとかで袴姿を見ることがありますけど、
「なんじゃこりゃ」「それじゃセーラー服のプリーツスカートだよ」
みたいなのも結構あったりするんですよね。
空想妄想の世界のことなので好きにすればいいんですけど。

サブカルの世界の人たちがこんなブログを見に来るかどうかは知りませんけれど、
せっかくなので「袴の描き方はここがポイントなのだよ」という点を知ったかぶりしてみたいと思います。

袴も行燈袴(スカートタイプ)やら野袴(ズボンタイプ)やらいろいろありますけど、今回取り上げるのは武道で使う馬乗り袴(ズボンタイプ)。

まずはちょっと写真を見てみましょうね。

正面から。

よーく見て下さいね。
右と左でヒダの数が違うって、知ってました?
武道をしてる皆さんはちゃんと知ってましたよね?

下から見るとこんな感じ。

ヒダは中心に向かって倒れている、いわゆるインタックです。
右足側が2タック、左足側が3タックですね。

一応後ろからも。

ちょっと開くとこんな感じ。
内側にもヒダがある。

おまけで、昔撮った写真の中から着用状態のものも出してみましょう。

ほぼ直立で足がそろってるところ。

右足前でやや半身のところ。
右足側の隠れたヒダが現れてますね。

ということで、ざっくりポイントは2つ。
・ヒダが内向きのインタックであること
・左右で数が違うこと
ですね。
「袴 描き方」とかで検索して飛んでくる人がいるのかどうか知りませんけれど、万に一つ、誰かの役に立ったら面白いですね。

服なんて言うのは作ろうと思えば大体どんな形にでも作れるし、袴の形状も色々あるのであんまりうるさく言うこともなかろうとは思いますけども、
そういうところを分かって描いてる/創ってるとちょっと仕上がりが違うかもよ、というお話でした。

2019年1月20日日曜日

せきにん

私は参加致しませんでしたけれど、東京八王子での審査会及び講習会に行かれた皆さんお疲れさまでした。

ところで、審査が終わったら講習会も受けずに帰ってしまう人がいらっしゃいますね。
それぞれご予定もあるでしょうから一概にああだこうだ言えないんですけども、あんまりいいことじゃないように思います。

落ちたなら落ちたで、審査員や観覧なさってた先生方から直接「ここをこうするとよろしい」的な指摘を頂戴するチャンスだし、
受かったなら受かったで、「私は合格したからもう用はありません」的な態度だと単に腹が立ちますよね。

そもそも、6段とか7段とかを与える/受ける意味って言うのを考えると、
「全剣連杖道部の代表として幹部として、杖道の普及啓発に努める意欲と能力と覚悟があるか」
って面があるわけでしょ(受け売り)。

実際、6段7段てあちこちとつながりを持ちながら地域の講習会とか大会であくせく働かないといけない結構大変な立場なわけですよ。
それが「もう自分の用は済んだから講習会はほっといて帰ります」ってのはいかにも勝手だし、私がそういうの見たら「コイツに段位はやれんな」「そういうとこやぞ」って思っちゃうかなと。

8段とか範士にもなれば、講師として全国を飛び回って時には自分より年上だったり先輩だったりする人たちを相手に稽古を主導しなければならないわけで、
それを「もう長いことやってるんだからくれてもいいのに」なんて考えで受けに来る人に段位が与えられるわけないでしょ、
というお話です(受け売り)。

しかし、こういうことを書いてると自分でも6段を取りにいかずに永遠に5段のままぬるま湯につかっていたいという気分もちらっと湧いてきちゃったりしますね。
まあしゃーないね、上達するためには上に登らねばならんし、登ったら上ったで下を引っ張る責任が出てくるし、そういうのもひっくるめて上達するってことなんでしょう、たぶん。
そう考えると、80歳にして6段に合格してその後も継続的に地区講習や全日本大会に参加されてる某先生の素晴らしさにしみじみと感じ入ります。

2019年1月18日金曜日

しんぼう

木曜日の杖道6段7段審査会の結果が早速発表された模様です。

6段審査結果
7段審査結果

合格された皆さんおめでとうございます。
中国四国地方においてはちょっと辛い結果となりましたね。

来年夏には私も受審の列に並ぶと思えば他人ごとではない。
次の長崎での審査まで、悔しい気持ちをこらえながら地道に稽古を積んでまいりましょう。

しかし…7段合格者6名のうち4名が女性で、うち1人が最年少の45歳とは恐れ入りました。

2019年1月15日火曜日

おんなじ!

今週木曜日には東京の八王子で6段7段昇段審査が行われます。
いつもは金曜日に開催されるところが、色々会場の都合などあるんでしょうけれど、仕事してる人で遠方から行く必要のある人は水木金と3連の有休を取らないといけないわけで、なかなか大変です。
ちなみに今回私は講習会も不参加ですが、お年玉をもらうチャンスだったんじゃないかと今更ちょっと後悔しています。


さて、明日水曜日から東京入りするために荷づくりなどして今からドキドキしていらっしゃる受審者もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

世界の一流コーチに言わせると
「不安なのは稽古の積み重ねが足りないからだ、不安など感じることがないくらい稽古して本番に臨め」
てことだそうです。
前にもちょっと書きましたね。

それでまたちょっと最近ちらっと思うんですけども、
「審査に受かるための練習・稽古なんてのは別に存在しないんじゃないか」
って。

考えてみれば初心者と高段者が一緒になって基本打ちをして同じ型を遣うわけでしょ。
初心者がする練習と、高段者がする練習と、レベルこそ違えどすることに何も変わりはないわけですよ。

だけど審査が近づくと皆さん一生懸命型稽古ばっかりに熱中しちゃいがちですよね。
5段までの審査だと審査対象の型は事前に発表されてるだろうし、6段7段でもおおむね定番の型があるので、わからなくもないんですけども。

だけど、野球でもサッカーでも試合が近いからって練習試合ばっかりやって基礎練習やらないなんてことないでしょ。
基礎練習をして、それを試合形式で実践できるか確かめて、不足があればまた基礎練習して、って積み重ねだと思うんですよね。
基礎練習は基礎練習で独立しているものでもなくて、実戦・試合形式を意識して行われるのが望ましいわけでもあることですし。

そう思うと、審査が近いからって指定された型ばかり練習して基本打ちをおろそかにしてるのはちょっとバランス悪いかなと思うんですよ。
基本打ちをそっちのけにして型稽古ばっかりって、それで本当に受かるのか、受かるほど上達するのか、ちょっと疑問に感じるところです。


まあこんなところであーだこーだ言ったところで私に全国審査の経験があるわけでもなし、経験者曰く
「審査の場に出て審査員の視線にさらされたら頭の中真っ白ですよ」
ということらしいので、本番では皆さん頭空っぽにしていつもの通りの技をふるっていただきたいと思います。

2019年1月14日月曜日

たびびと

田舎の車窓から。

ということでまた小旅行をしてきました。
寒いというほど寒くもないし雪もないけれど、寒いときは温泉でのんびりがよろしい。

思いがけず頂いたお年玉でSUSHI。
アンキモ、アンキモ、アンキモ!

さらに焼き鳥。

どこに行ってきたかって?
これでわかりますかね。

すなば改め、さんど珈琲。
(今日までの期間限定のコラボ企画)

コーヒーはちゃんとしてます。

いい感じにゆるいところが好き。

ということでここはすなばの国、もとい因幡の国、鳥取です。
鳥取市は中心部に温泉が湧きだしていて、いかにも昭和レトロな雰囲気の公衆浴場が残っていて大変趣があります。
遊んだり見て回るところは少ないけれど、魚もおいしいしのどかだし、のんびりするにはとてもいいところですね。

やっぱり本職が作る天丼はおいしい!
アナゴがたまりませんな。

さらにお土産も頂いてしまう。
鳥取のお茶菓子と言えばこれらしい。


一応、杖道の稽古もしました。一応。

2019年1月10日木曜日

けんこう

寒気が入り込んできているせいで、かなり道場が冷え込む日が続いていますね。

今日も朝起きたら路面が雨でぬれていたし、雨がぱらついたり冷え込みで凍り付いてたらイヤだなあと思って稽古をお休みにしてしまいました。

天気に限らず気温の点でも注意が必要で、以前にも書いたような気がしますけれど、暑い夏よりも寒い冬のほうがずっと死亡者数が多いので、暖かくすることや急な温度差を避けることは大変重要です。
道場は広い分だけ底冷えがするところも多いでしょうから、動きの妨げにならない程度に厚着をしたり使えるなら暖房を利用したり、そういうことをためらってはいけないと思いますね。

お正月のたびに波打ち際で初稽古とかいう映像が流れますけれど、それも安全と健康を十分慮って実施するもので、根性論振り回して「寒さを我慢するのも稽古のうち」なんて考えなしにやるのは危ないと思うんですよね。
まさかそんな思慮のない指導者はおるまいと信じたいところです。
とある先生は「正月はこたつの中で一杯やってるのが一番いい。寒稽古なんか体に悪い」とおっしゃってましたっけねえ。

実戦実用の武術であった時代なら、例えば神道夢想流は捕り物を生業とする人たちがよく修めていたということですから、悪漢が季節や場所を選んで現れるわけもないので暑い中寒い中でも限界ぎりぎりまで稽古する意味はあったでしょうけども、
現代の人生を豊かにする趣味の一つとしての武道という位置づけからすると、無理を重ねて稽古するのは害のほうが大きい気がしますね。
楽しみでやってる武道のせいで体を壊しちゃなんにもなりませんからね。

皆さんも無理せず健康に留意していただきたいと思います。
最後にどこかの誰かの格言を。
「最も長く歩き続けるものが最も遠くへたどり着くものである」

2019年1月5日土曜日

しんねん

新しい年が始まりました。

新年早々に寝坊してすっぽかすなどして、早速今年の先行きも見えたような気も致しますが、変わらずお引き立てのほどよろしくお願いいたします。