先日の講習会で、私が冨永先生に切り込んだものの太刀が届いてなかった、という場面がありました。
あれ、太刀を大八相に構えた時には
「あ、遠いな」
「深く踏み込まないといけないな」
って、ちゃんと気づいていたんですよ。
1歩踏み込んだ時にも
「まだ遠いな」
「次の足でもっと出ないと届かないな」
って、ちらっと思ったんですよ。
でも、実際切り付けたら届いてなかった。届かなかった。
あの時のことを思い起こすことしばし、たぶんあれ、
構えに負けて踏み込めなかったんだな
圧倒されて気合が足りなかったんだな
って気がしてます。
意識のそのもう一つ下の部分で、「この構えには飛び込んでいけない」っていう恐怖があってそれを乗り越えられなかったんじゃないかと思うんですよ。
本当にきちんと構えるとこうも攻めがたいものかと、なんとなーく思われるんです。
構えに負けて踏み込み損ねるなんて稽古が足らんというべきか、
少なくとも構えに恐れを抱けるくらいには遣えるようになってきたというべきか。
構えをおろそかにしてきたつもりはないけれど、構えの稽古をもうちょっと詰めてしてみようかな。
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