前回の動画の続きを上げたので、載せておきます。
結構な量の元の動画を、それなりにコンパクトにまとめてしまったので画質がイマイチ。
それよりなにより、エンコードに時間がかかって仕方ない。
エンコード用のハイスペックPCを組むほどかと言われると、ビミョー…。
・ゆっくり杖道 番外編:本を読んで一達流捕縄術やってみた Part.3 本縄
2017年1月30日月曜日
2017年1月28日土曜日
うたがう!
何か前回、モーメントがどうとか重心の移動がどうとか、なんか賢そうなこと言っちゃいましたけど、あんなのあんまり真に受けちゃだめですよ。
そもそも人間の体って剛体じゃないし、単純な力学が適用できるほど簡単な構造してないし、うすぼんやりと「そんなもんかねえ」ってくらいに読んでくださいね。
「教えられたことを疑い出してから、また面白くなる」ってある先生が言われてましたっけねえ…。
さて、去年の暮れ頃からごそごそと一人でまた胡散臭いことを色々とやっておりまして、ちょっとめどが立ったので動画を公開します。
あくまで普及のために視覚と聴覚に訴えてみようというほどのしょうもない取り組みですけれど。
続きはたぶん来週らへん。
・本を読んで一達流捕縄術やってみた Part.1 基礎知識編
・本を読んで一達流捕縄術やってみた Part.2 早縄4本
そもそも人間の体って剛体じゃないし、単純な力学が適用できるほど簡単な構造してないし、うすぼんやりと「そんなもんかねえ」ってくらいに読んでくださいね。
「教えられたことを疑い出してから、また面白くなる」ってある先生が言われてましたっけねえ…。
さて、去年の暮れ頃からごそごそと一人でまた胡散臭いことを色々とやっておりまして、ちょっとめどが立ったので動画を公開します。
あくまで普及のために視覚と聴覚に訴えてみようというほどのしょうもない取り組みですけれど。
続きはたぶん来週らへん。
・本を読んで一達流捕縄術やってみた Part.1 基礎知識編
・本を読んで一達流捕縄術やってみた Part.2 早縄4本
2017年1月22日日曜日
杖道上達講座 その4:重心と姿勢
下から順に見ていこう、とか言ってましたがこだわっててもしょうがないと思い直しましてね。
というか、ちょうど昨日稽古で話題になったことをついでにblogのネタにもしてしまおうかと思ったわけです。
そういうわけで、今日は「重心の移動と姿勢の関係」って感じで書いていこうと思います。
前にもちょっと書いた覚えがありますけど、たとえば中段に構えた時、あるいは切り付けた時、杖で言えば本手に構えた時、打ち込んだ時、こういう場合は太刀(杖)と腕が前に伸びているので、重心が前に移動します。
重心が足の間から出ると転びます。言うまでもないけど。
さらに、重心から離れた太刀と腕に重力が作用することで、前に倒れようとする力(モーメント)が発生します。
何も考えないでいると、人間の体は倒れないようにするため、前に出たのと同じだけの質量を後ろにもっていこうとします。
これが大まかに2パターンあって、お尻を引いて後ろに重量を移動させる、つまりはへっぴり腰。
もう一つが、胸を反らして重量を後ろに移動させるのけぞり。
あくまで物理的には正しい反応なんだけれども、やっぱり武道としてみると次の行動に移れない崩れた姿勢には違いないわけです。
じゃあどうするかっていうと、体幹の筋肉、つまりは背筋とか腹筋とかで、前に落ち込もうとする力を打ち消すように姿勢を支える、ということになるんだと思います。
だから黒郷先生は一生懸命「体幹を鍛えなさい」「体幹で太刀を振りなさい」って言われるんですかね。知らんけど(エセ関西人的予防線)。
ちなみにこの重心とアームの移動による体勢の崩れは構えた時だけじゃなくて、たとえば太刀を振り上げたり振り下ろしたりする際にも動的に起こっていますよね。
だから腕にばっかり力が入ってて重心の移動に振り回されると、上半身がぎっこんばったん前後するような挙動になりがちです。
つまり、振り上げの反動で頭や肩が前に出て、振り下ろす反動で上半身が後ろに反る、そういう動作。
杖を振る時はね、案外そうならないんですよね。
刀と違って「引く」っていう動作ができるから。
だからこういうぎっこんばったんは太刀を持ったときに顕著に表れるような気がします。
で、これを修正するためにどうするかっていうと、やっぱり黒郷先生と一緒で「太刀の素振りをしなさい」という結論になりますかねえ。
ただ振れっていうんじゃなくて、
・振り上げ、振り下ろしで上体が前後してないか
・構えた時に上体がまっすぐになっているか
っていうことを逐一チェックしながら振るんですよ。
そういう修正ができていい姿勢を取る習性ができるなら、別に素振りに限らずなんでも構いはしないんですよ。
「私は型で太刀を振るだけでも十分に姿勢の修正ができます!むしろそうすべきです!」っていう人も中にはいらっしゃるかもしれないし。
ただ、私はとてもそうはできないので個別にメニュー組んで、太刀の素振りでよくなりました、っていう体験談として後輩の皆さんに紹介しているまでです。
あくまで一例としてね、私は今までこういう点で注意を受けてきましたよ、こうやってみたらどうですかっていう、そういうお話。
一応、今日のお話のまとめ。
・腕の振りで重心が移動することを意識する
・体幹で姿勢を支えて、重心の移動に振り回されないようにする
ってところでしょうか。
…ただねえ、体幹で支えろ、って言っても、単に腹に力込めたらそれはそれで力んでるっていう気もしなくもないので、何かもっといいやり方があるんじゃないかっていう考えもあったりします。
それがどういうものなのか、わからずにいますけど。
というか、ちょうど昨日稽古で話題になったことをついでにblogのネタにもしてしまおうかと思ったわけです。
そういうわけで、今日は「重心の移動と姿勢の関係」って感じで書いていこうと思います。
前にもちょっと書いた覚えがありますけど、たとえば中段に構えた時、あるいは切り付けた時、杖で言えば本手に構えた時、打ち込んだ時、こういう場合は太刀(杖)と腕が前に伸びているので、重心が前に移動します。
重心が足の間から出ると転びます。言うまでもないけど。
さらに、重心から離れた太刀と腕に重力が作用することで、前に倒れようとする力(モーメント)が発生します。
何も考えないでいると、人間の体は倒れないようにするため、前に出たのと同じだけの質量を後ろにもっていこうとします。
これが大まかに2パターンあって、お尻を引いて後ろに重量を移動させる、つまりはへっぴり腰。
もう一つが、胸を反らして重量を後ろに移動させるのけぞり。
あくまで物理的には正しい反応なんだけれども、やっぱり武道としてみると次の行動に移れない崩れた姿勢には違いないわけです。
じゃあどうするかっていうと、体幹の筋肉、つまりは背筋とか腹筋とかで、前に落ち込もうとする力を打ち消すように姿勢を支える、ということになるんだと思います。
だから黒郷先生は一生懸命「体幹を鍛えなさい」「体幹で太刀を振りなさい」って言われるんですかね。知らんけど(エセ関西人的予防線)。
ちなみにこの重心とアームの移動による体勢の崩れは構えた時だけじゃなくて、たとえば太刀を振り上げたり振り下ろしたりする際にも動的に起こっていますよね。
だから腕にばっかり力が入ってて重心の移動に振り回されると、上半身がぎっこんばったん前後するような挙動になりがちです。
つまり、振り上げの反動で頭や肩が前に出て、振り下ろす反動で上半身が後ろに反る、そういう動作。
杖を振る時はね、案外そうならないんですよね。
刀と違って「引く」っていう動作ができるから。
だからこういうぎっこんばったんは太刀を持ったときに顕著に表れるような気がします。
で、これを修正するためにどうするかっていうと、やっぱり黒郷先生と一緒で「太刀の素振りをしなさい」という結論になりますかねえ。
ただ振れっていうんじゃなくて、
・振り上げ、振り下ろしで上体が前後してないか
・構えた時に上体がまっすぐになっているか
っていうことを逐一チェックしながら振るんですよ。
そういう修正ができていい姿勢を取る習性ができるなら、別に素振りに限らずなんでも構いはしないんですよ。
「私は型で太刀を振るだけでも十分に姿勢の修正ができます!むしろそうすべきです!」っていう人も中にはいらっしゃるかもしれないし。
ただ、私はとてもそうはできないので個別にメニュー組んで、太刀の素振りでよくなりました、っていう体験談として後輩の皆さんに紹介しているまでです。
あくまで一例としてね、私は今までこういう点で注意を受けてきましたよ、こうやってみたらどうですかっていう、そういうお話。
一応、今日のお話のまとめ。
・腕の振りで重心が移動することを意識する
・体幹で姿勢を支えて、重心の移動に振り回されないようにする
ってところでしょうか。
…ただねえ、体幹で支えろ、って言っても、単に腹に力込めたらそれはそれで力んでるっていう気もしなくもないので、何かもっといいやり方があるんじゃないかっていう考えもあったりします。
それがどういうものなのか、わからずにいますけど。
2017年1月18日水曜日
みじゅく…
「またつまらぬものを斬ってしまった…」
なんて有名なセリフがありますけれど、今日は打太刀の責任について少し。
杖道・杖術では、太刀を持つ者すなわち打太刀が上位者である、少なくともその心構えで立たねばならぬ、ということになっています。
ということは、杖を受け損なって打太刀が怪我したら基本的には打太刀の責任。
仕杖を誤って木刀で打つようなことがあれば、太刀を止めそこなった打太刀の責任。
そういうことです。
そういうわけで、今日太刀を止めそこなって指に当たって出血させてしまったのは、太刀を持った私が未熟であったと、まあそういうことです。
ごめんなさい。
どんなに気を付けていても、怪我は起きるときはおきます。
それでもなお、皆さん十分にお気を付けください。
なんて有名なセリフがありますけれど、今日は打太刀の責任について少し。
杖道・杖術では、太刀を持つ者すなわち打太刀が上位者である、少なくともその心構えで立たねばならぬ、ということになっています。
ということは、杖を受け損なって打太刀が怪我したら基本的には打太刀の責任。
仕杖を誤って木刀で打つようなことがあれば、太刀を止めそこなった打太刀の責任。
そういうことです。
そういうわけで、今日太刀を止めそこなって指に当たって出血させてしまったのは、太刀を持った私が未熟であったと、まあそういうことです。
ごめんなさい。
どんなに気を付けていても、怪我は起きるときはおきます。
それでもなお、皆さん十分にお気を付けください。
2017年1月15日日曜日
こうりつ!
前からずっと「基本打ちだよ、基本打ち」って書いてますね、私。
このことで少ーし補足というか、書いておきたいことがあるんです。
それはね、「ただ何回も繰り返し基本打ちをやればいいってわけじゃない」「回数をたくさんやればいいってものじゃない」ってこと。
もうちょっと言うと、
・地道にコツコツやるしかないこともある
・コツコツやるのはいいことだ
この2つは明らかに別物だよ、ってこと。
特に、後者のほうはむしろ害悪となる考え方なんですよ。
楽して上達する方法があるんだったら、それは積極的に取り入れるのがいいし、ぜひ私もそうしたい。
だから、「何のためにこういう稽古のやり方をしているのか」「この方法がいいやり方なのか」っていう意識は常に持っておきたいと思うわけです。
「苦労するのはいいことだ」とか「苦労したら見返りがある」なんてのはナンセンスで非合理的な考えだって言うのが私の主張。
そのうえで言うわけです。
基本打ちをやろうよ、って。
杖を始めたばっかりの人なら、動きを体で覚えるために。
初2段くらいの人なら、手や足の位置や姿勢を正しく調整するために。
もっと上になれば、筋肉や関節の遣い方とかそういうところまで突っ込んで体の遣い方を探求するために、ってことになるのかな。
なんか偉そうな感じになってきたのでもうこのへんで。
2017年1月10日火曜日
いっせん!
昨日は毎年恒例の試斬会に出席してきました。
日帰り旅行でくたびれたのでいっぱい寝ちゃって今日の稽古を休んだのもやむないねしょうがないね、ってそんなことはないんだけど、寝過ごしちゃったものはどうしようもないですねハイ。
1枚巻きをきっちり切れるようになってるのは進歩かなあ、と思いつつ1.5枚巻きが出来てないとか、据え物切りが失敗してるとか、その辺はまだまだ精進が足りないなあとか、そんな感じ。
竹も斬り損じがあったな、そういえば。
で、帰りは明石まで送ってもらって、ちょっと腹ごなしをして帰る、と。
玉子焼き(一般に言うところの明石焼き)、おいしいよ。
そういえばどなたかは存じませんが例の袋を使ってくださってるみたいでありがとうございます。
私が考案したわけでも手配したわけでもないんですけど、代わって御礼申し上げます。
日帰り旅行でくたびれたのでいっぱい寝ちゃって今日の稽古を休んだのもやむないねしょうがないね、ってそんなことはないんだけど、寝過ごしちゃったものはどうしようもないですねハイ。
1枚巻きをきっちり切れるようになってるのは進歩かなあ、と思いつつ1.5枚巻きが出来てないとか、据え物切りが失敗してるとか、その辺はまだまだ精進が足りないなあとか、そんな感じ。
竹も斬り損じがあったな、そういえば。
で、帰りは明石まで送ってもらって、ちょっと腹ごなしをして帰る、と。
玉子焼き(一般に言うところの明石焼き)、おいしいよ。
そういえばどなたかは存じませんが例の袋を使ってくださってるみたいでありがとうございます。
私が考案したわけでも手配したわけでもないんですけど、代わって御礼申し上げます。
2017年1月6日金曜日
しんねん!
あけましておめでとうございます。
昨日稽古はじめで体を動かしたわけですけれど、太刀の素振り50本と基本打ち12本一通りくらいで胸はバクバクするし息は上がるしで、なんかもう1週間も食っちゃ寝食っちゃ寝してるとこんなもんかっていうのを思い知りました。
やっぱり日々の少しずつの積み重ねが大事だって言うことを改めて思い知る年明けとなりました。
昨日稽古はじめで体を動かしたわけですけれど、太刀の素振り50本と基本打ち12本一通りくらいで胸はバクバクするし息は上がるしで、なんかもう1週間も食っちゃ寝食っちゃ寝してるとこんなもんかっていうのを思い知りました。
やっぱり日々の少しずつの積み重ねが大事だって言うことを改めて思い知る年明けとなりました。
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