こちら、私の木刀の一部です。
ちょっとわかりにくいけど、右から剣峰、平峰、剣峰、平峰の順。
念のため記しておくと、平峰、剣峰は木刀の断面の形状の話です。
そして、杖道委員長の森本先生は仰いました。
「引落打では、横手筋(よこてすじ;切先のすじ)から先を狙って打てるようになりましょう。そこが一番弱いですからね」
「平峰と剣峰ではちょっと先の形が違うので、杖の筋も変えて打つんですよ」
最初にこの話を聞いた時は「正気か?」と思いましたよね。
私なんぞは「杖が峰に上から当たれば落ちるんだから、後はすべりで勢いつければいいよ」くらいのことしか考えてなかったんですけど、そんな木刀の先っちょのそのまた先端だけ狙って打つとか何考えてんのって、大抵の人は思うんじゃないですかね。少なくとも私はそう思いました。
しかもまた平峰と剣峰でそこまで差があるのかと思うじゃないですか。実際に上のように並べてみても私にはわかりません。
しかし、しかしですよ。
いつか書いたように「刀の素振りは、刀の重ね幅だけ開いた戸の隙間に振れるようになればよろしい」という、トンデモを言ってのけて、しかもやってのけた居合8段が近所にいらっしゃるわけで、それと同じ類のお話なんでしょうね。
やっぱり8段を目指そうと思うとそれくらい細かい業が遣えないといかんのか。先は遠い。
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