先日の全日本大会で、福岡の某7段の先生から
「杖道委員相手でも『先生、それはおかしいと思います!』ってネタをどんどん書いていってよ!!」
みたいなことを言われました。
あの、まるで私が「杖道界隈の異端児」みたいな言い方をされなくてもいいと思うんですよ。
どっちかというと私は優等生よりだと思ってますからね。
(本当の優等生は自分でそんなことを言ったり書いたりしません)
…でも実のところ、おかしいと思ってることが全く無いではないです。
それは「気合」。
一部の杖道委員の先生が「繰付で繰り付けるとき、体当で当たるときは気合を出さなくていいです」みたいなことを言われてますよね。
8月の講習会でも聞きましたし、全日本大会でもそういう風に遣う選手もいらっしゃいました。
でも、本当は打突には気合が必須だと思うんですよ、私は。
だいたい型の中で気合出さなくていいなら、基本打ちのときになんで気合を出すんだって話でしょう。もうこれからは基本打ちでも気合出さなくていいってことなんですかね?
もちろん
「型の中でも気合にメリハリは必要」
「長い型の中で全部気合を出していると最後が尻切れ蜻蛉になるから、多少は気合を貯めるために声を出さなくてもよい」
という意見は正しいと思います。
でも12本目はともかくとして、7本目とか8本目で気合が弾切れになるだなんて、それは単に稽古が足らんだけに思えます。歳とか体調とかはあると思いますけれど。なんなら12本目でも全部気合を出し切れるようにするのが稽古なんじゃないですかね。
そもそも剣道だって気合が無かったら1本取れないでしょ。剣道やったことないから知らんけど。少なくともなぎなたでは1本取れないです。
やっぱり杖道委員にならんとこういうところに文句を言えない、じゃなくて疑義を呈することができないんですかね。ああ、偉くなりたい。いや、偉くなりたいわけじゃなくて上手になりたくてオマケで偉さがついてきてほしい。