2022年9月23日金曜日

たいかい

 今日は久しぶりの岡山県杖道大会が開かれました。

世間ではリモートだなんだと言ってはいても、やはりみんなが集まってイベントを開くというのは大変意義のあることだと思います。



大会とはいっても、岡山県の杖道の規模だと「技を競う」というよりは「みんなで集まって演武する」というくらいの感じになるんですけれど、そうは言っても「人前で演武する」とか「審判の実践」とかそういう経験ができるのがありがたいことです。

今回の大会では3-0 or 0-3で判定がつくことが多かったんですが、実際には結構きわどい試合も多く、減点式か加点式かの違い、あるいは判定の重みづけの具合の違いで勝敗がひっくり返っていたものも多くあったと思います。

その点でも今回の大会は意義深いものでした。


さて、今回の大会で審判に1点問題がありました。

  1. 赤組が指定技間違いをする
  2. 合議をかけて指定技間違いを確認して白組の勝ちとする
  3. 合議を解いて判定に移る
  4. 主審が旗を差し間違えて赤を挙げる
  5. 本来0-3で白組の勝ちとなるはずが1-2の判定になる

それは一番やっちゃいけない間違いー!!

杖道の審判はその規則・細則に「判定の取り消し」は規定されていませんので、旗の差し間違いをしたら基本的にはそれっきりです。杖道の審判には差し間違いは許されません。

厳密には、副審であれば後で叱られることと引き換えに差し替えはできるでしょう。主審であれば差し替えても判定は取り消されませんが、審判主任に申し出て判定をやり直すことも可能かもしれません。


誰がそんな間違いをしたのか?

私です。

やっちまった…。


今回は幸いにも県内の大会でしたから「これこれこういう理由でさっきのは差し間違いです、本当はこういう判定です」で済みましたけど、こんな審判、全日本大会とかだったら大問題ですよ。

だから最初に書きました。「審判も実践を通じて練習が必要だ」って。

やるとわかりますけれど、「めったに起きない『指定技間違い』による合議」「主審と副審で赤白の旗を持つ手が違う」「『赤組が間違ったんだから白組だよね』という考えがもたらす誤り」とか、間違っても不思議じゃないんですよ。不思議じゃないけど、なんで私が主審やってるときにそれが起きるかねえ。

こういう失敗の積み重ねが成長をもたらすと信じて、いい経験をしたと割り切ることにします。

今回の大会では本当にいい経験ができました…。

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