武道は何歳から始めても構わない、それはその通り。
他方で、歳を取ってから始めるとつらい場合もやはりあり、それはなんといっても「正座」「跪座」その他座り業の数々でしょう。
歳を重ねるとどうしても膝や腰に故障を抱える人は多いもので、どうしてもこれらの型・業は難しくなってきます。
かといって若ければいいかと言うと案外そうとも言い切れないところもあり、若くて元気で故障知らずな分だけ無理・無茶な体の遣い方をしてのちの障りになったりする例もあるようです。
まして最近の日本人は床に座って生活する習慣がかなり薄れてしまいましたから、正座が苦しいという人は珍しくないですね。
若いうちから、体をいたわりつつ上達を目指す。
場合によっては座り業を立ち業に変えたりも必要になるでしょう。
何度か書いた言葉ですけれど、「もっとも長く歩き続けるものが、もっとも遠くへたどり着くものである」という教えを大事にしたいと思います。
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