2年位前の投稿で「イップマン外伝」という映画を取り上げて「デカイやつがテクニックを身に付けると手に負えない」っていうような感想を書きました。
今、これが私の身近で現実になりつつあります。
最近2段を取った後輩の1人に、縦も横も立派な体格でしかもかなり長く少林寺拳法の稽古をしていたという、そういう方がいらっしゃいます。
当初こそまだ杖にも太刀にも不慣れで「いかに練達の拳法遣いと言えども杖道ではやはり駆け出し」と割と余裕綽々であしらえたものですけれど、2年目3年目に入って段々杖に慣れてくるとなんともこれが重たい打突を見せるようになってきました。
ウチバリ(引落打)でも太刀の握りを特に気を遣って柔らかくしておかないと持っていかれそうになります。
バスケ漫画スラムダンクのセリフにも
でかいだけ?
結構じゃないか 体力や技術は身につけさすことは出来る…
だが お前をでかくすることはできない
たとえオレがどんな名コーチでもな 立派な才能だ
というセリフがあったように体格は天与の才能とも言えるわけですが、そこに拳法と杖道の業が乗ると、なんとまあおっかないことか。
とはいえ、体格に優れる人は体格に頼ってつい体を痛めがちという面もあり、また体格に劣っていても相手が刃物を持っていても打ち勝つ業を教えるのが武道であり杖道であり拳法でしょう。
ですから、かの人に体格が劣るならなお私は業を磨いて上を目指したいところですし、また私より体格に劣る人を見ても侮ってはいけないと気持ちを新たにしたいところです。