杖道の型で、帯刀から始まる型が2つありますね。
10本目の正眼と、12本目の乱合。
先日の稽古で後輩諸氏に10本目を説明しているときにふと思い立って、
「皆さん、ちょっと『仮に仕杖に打ち止められなかったらどう抜いて切っているか』、やってみてもらえますか?」
ってやってもらったら、まあやっぱり様にならないことと言ったら。
と言っても、私も人のこと言えるほど上等なものじゃないんですけどね。
黒郷委員長や冨永先生をはじめ、いろんな先生方が折に触れておっしゃってますけれど、「杖と同じかそれ以上に、太刀の稽古をしなさい」「十分に太刀が遣えてこその杖」なんですよね。
どうしても皆さん杖のほうばかり稽古しがちだし、それは「杖が面白そうだから」と杖道を始めた人が多いでしょうから仕方ないところもありますけれど、やはり太刀の稽古もしっかりしておかないと杖のおいしいところに至れない面もあると思います。
杖道の先生には居合道や剣道を一緒に修めていらっしゃる方も多いことですし、やはり普段から機会をとらえて斬り付け、斬り下ろし、抜刀、納刀なんかの基本的な稽古を積みたいものですね。
皆さん、普段から杖の基本打ちのほかに太刀の素振りとか、されてますか?
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