2019年5月21日火曜日

れいほう

今日はちゃんと杖道の話を書きます。

ツイッタランドの一部でまた礼法作法についてくすぶっているらしいので、それについてちょっと思ったことを書いてみたいと思います。

立礼の際に、全剣連式では刀は右手に持って礼をします。
他方で、神道夢想流の立礼では左手に刀をもって礼をします。

さて、これはどっちかが間違いでどっちかが正しいのでしょうか?
そんなことはない、と私は思いますね。

それぞれに理由があり、それぞれに経緯があり、そのうえでそのような形に行きついているわけで、どちらもがそれぞれに正しい作法なのだ、とでも言えばいいのでしょうか。

全剣連の杖を遣うときは右手に持って立礼をする。
神道夢想流として杖を遣うときは左手に持って立礼をする。
それ以上でもそれ以下でもないわけですよ。

よそ様の礼法作法については私はほとんど知識がありませんけれど、言えることは「うちではこうしてます」、それだけであって、「うちと違うのは誤りであり外道であり邪法だ」なんて、そんな物言いこそが失礼な話だと思いますね。

何度引いたか忘れましたが、また論語から引用しておきます。

・巧言令色、鮮し仁。
・剛毅朴訥、仁に近し。
・子、大廟に入りて、事ごとに問う。或るひと曰わく、孰か陬人の子を礼を知ると謂うや、大廟に入りて、事ごとに問う。子これを聞きて曰わく、是礼なり。

0 件のコメント:

コメントを投稿