2019年2月5日火曜日

道場の選び方

本日、旧正月。
改めて新年になりまして、新しいことを始めようということで武道など始めようかなどと考える人もいらっしゃるかもしれませんので、道場の選び方と言いますか、入門に当たってどういう点に注意するといいのか、現在5段の中の人の考えを少し書いてみたいと思います。


・通いやすさ
どんな習い事でもそうですが、継続していくためには通いやすいかどうかは重要です。
住まいから近いか、稽古日や稽古時刻は自分の生活にあっているかどうか。
月謝や会費が無理なく負担できるかどうか。
そういうところがポイントですね。
無理に遠い道場に通うのは長く続かないでしょう。
たまにしか行けないのでは何のために入門するのかわかりませんし、上達も遠のきます。
生活の費えを削ってまで通うことも勧められません。


・道場の雰囲気
例えば、老人や子供多めで生涯スポーツ的な雰囲気で技量の上達よりも健康で楽しい生活を送る一環としての武道をやっているところもあります。
カルチャークラブやスポーツ講座みたいなところでは特にそうですね。
一方で、割とガチめに達人を目指す本格的な稽古をやるところもあります。
杖道だとそんなに道場も多くないし、どっちもアリって感じのところが多いんじゃないでしょうか。
明確にバッチリ線引きされてるわけではありませんけれど、自分がある程度ゆるふわでやりたいのか将来的にゴリゴリ路線まで行ってもいいと思っているのか、そのあたりが道場の雰囲気とずれていると先々居づらいかもしれません。


・師範、幹部の良し悪し
「三年かけても良師を選べ」
「下手に習うと下手がうつる」
と言うくらいですから、指導者を選ぶということは大事です。
腕前、業前も重要ですけれど、指導の良し悪しも同じく重要です。
道場全体に目配り気配りが行き届いているか、全体に平等に指導できているか、格下年下だからと乱暴な態度や言葉遣いをしていないか、相手の技量に応じた指導ができているか、他の道場や師範を悪く言ったりしていないか、そういうところがポイントになるでしょうか。
まずは道場の見学でそういう部分を観察してみるといいかもしれません。


色々書きましたけど、一番手っ取り早いのは既にその道である程度稽古を進めている人に「どこの道場が良いですか」って聞いてしまうことかもしれません。
そんな質問をできる相手が都合よくいるかという大きな問題がありますけども。
古武道祭や演武会などで興味がわいたら直接聞いてみる、という方法もアリですね。

新しく何かを始めたいと思っている方の参考になれば幸いです。

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