2017年8月15日火曜日

おもいで

旅の詳細はまたのちのこととして、とりあえず審査と講習会のことなどいくらか書いてみましょう。

審査会の結果についてはすでに全剣連で公表されていることですから触れません。
個人的な印象としては「全体としてなんかもう一つ物足りない感じ」でした。

凡百の5段であるところの私が言うのも僭越ではありますけれど、6段7段受ける人ってもうちょっとなんかこうあるんじゃないのかなあ、年数来たから受けたらいいって言うのはちょっと違うんじゃないの、と言いますかね。

もちろん通った人だけでなく落ちた人の中にもさすがだなあと思うような演武があり、素晴らしかったんですけれど、特に高齢の人たちの中に「無理矢理振り回してるような業じゃなくて、歳なりの円熟味を見せてくれたらいいんだけどなあ」と思うような動きが散見されて、そういったところが残念な感じでした。

あとですねえ、毎度言われてる部分ではあるんですけれど、入退場の所作ですよね。
演武が始まる前/終わった後もスルドイ視線で審査員の先生方に見られてますのでね、気を付けたいですよね。
あ、「審査で見られるから気を付ける」って言うのじゃなくて、「歩き方や所作も武道的な身体運用の要素だから日ごろから稽古する」って言うのがホントの所だと思いますよ。


翌日からの講習会ですが、台風の影響もあって2日目は午前中だけで早めに終了することになり、気象には勝てないので残念ですがまあ仕方のないことです。

特に気になったのはやはり「太刀は提刀の姿勢の時には踵をかるくつけなさい」という指導。
「このタイミングで付けなさい/離しなさい、ということはありません。提刀になったときに踵か引っ付いていればそれでいいです。自然な流れで構えて結構です。といって、直立姿勢でパカパカ閉じたり開いたりするのはあんまり格好良くはないよね」
ということだったかなと記憶してます。

そうしろと言われればやるし、じきに慣れるでしょうけど、個人的にはまだちょっと納得はいってないです。


他は特にこれと言って何が変わったということもなく、あえて印象に残ったと言えば太刀遣いをしっかりしましょう、ということ。
太刀の振り方、構え方を改めて確認してちゃんと稽古してね、って感じですか。

あとは10本目及び12本目の残心は「杖が先に目に付けて残心を示し、ついで太刀が間を取る、そして太刀が構えを解き、納杖する」の順だよ、ということ。
これまではなんとなく「太刀が間を取って、杖を目に付ける」という流れだったとおもいますけれど、ここはテキスト通りに先述の手順でやってくださいね、だそうです。

簡単ですが、こんなところで。

事務局の皆さん、参加者の皆さん、お疲れさまでした。

人吉駅の趣ある佇まい。

国宝、青井阿蘇神社。

人吉城跡から眺める人吉の街。

たくさんある温泉。

3大急流の1つ、球磨川の流れ。

0 件のコメント:

コメントを投稿