2016年3月30日水曜日

おそれよ!

後輩だ後輩だと思っていても、気が付いたら「あれ、こんなに遣えてる…」と思う時がやってきます。というかついにやってきました。
どうみても私のウチバリよりよく効いてる気がする。よく研究してると思う。


論語に曰く、
「子曰く、後生畏るべし。焉んぞ来者の今に如かざるを知らんや。四十五十にして聞こゆる無きは、斯れ亦畏るるに足らざるなり。」

「先生はおっしゃった。後進を侮ってはいけない。将来、自分を追い越していくかもしれないのだ。40歳、50歳になっても名声が聞こえなかったら、ようやく恐れるに足りないというのだ。」


初めて道場で会った時は可愛らしい後輩ができたと思い、顔を合わせるたびに伸びてるけどまだまだだと思い、ふと気が付くともう大会で当たっても勝てそうにないなと思うところまで来ていたのでした。


だからこそ、賢しらぶって講釈を垂れるようなことをしたり先輩風をびゅーびゅー吹かせたりしてはいかんのです。
謙虚に、控えめに、誠実に後輩に接しなければならんのですな。(できてるとは言わない)


他方で、やっぱり指導する立場になっておどおどしたりはっきりしない物言いをしておってもいかんわけで、さじ加減の難しさを感じるところであります。

2016年3月27日日曜日

ざんぱい

またまた恒例の古巣の合宿に3泊4日で参加してまいりました。

恒例の合宿と言えば、恒例の500本素振りでありまして、まあ模擬刀も買って素振りなどしてみたりして、なんとかついていけるかなと思ってました。


「じゃあ、1分に75回のピッチで500回ね」
すみません、さすがにそれはムリ。


「今日は1分に70回にまけとくけど、代わりに600回です」
あ、それもムリです。ごめんなさい。とはいえなんとか100回までは付いていきました。


いつものピッチが1分に60回くらい。75回って相当きついです。ハイ。
とりあえず500回きっちり振れるようにして、次にピッチを上げていくようにまた精進してまいります。


とまあちょっと心折れることもありましたけれど、大学生を中心に活気あふれるみなさんと4日間にわたって稽古ができて、とても充実した日々でありました。


「お、うまくなってるやん」
ありがとうございまーす。これも諸先生方のお仕込みのおかげでございます。

「お前、岡山で浮いてるってホンマ?」
さあ、そういうことにはあまり頓着しておりませんのでなんとも?



この合宿は花の女子大生と触れ合う貴重な機会。


といっても邪なことは決していたしませんし、稽古の手を抜いたりはいたしませんことよ。
もちろん男子中学生や高齢者とも活発なやり取りがございます。



今回は居合のほうに比べて杖道はだいぶ人が少なくてちょっと残念。
新歓ではぜひとも新入生をあの手この手で引っ張り込んで、増員を果たしていただきたい!
この合宿での稽古の成果をバッチリ披露してくださいね。

2016年3月20日日曜日

みえてる

昨日の記事の中で、

部屋の散らかってるところさえ映ってなきゃ、細けえこたあいいんだよっ!

というコメントをしたわけですけれども、杖道では大抵のことは横から見ている審判にはまる見えですので、杖を握ったらどんな細かいこともおろそかにしてはいけませんことよ。

2016年3月19日土曜日

かいふく

火曜からの発熱も金曜の午後にようやく収まり、まだ腹筋が筋肉痛になるほどのひどい咳は残るものの、とりあえず動き回れるようになったので床払いついでにガッツリ飯にしてみた。


ピント?
アングル?
間接照明?
部屋の散らかってるところさえ映ってなきゃ、細けえこたあいいんだよっ!


普段あまり飲まないけれど、たまにはまあよかろうということで1本だけ。
お酒に弱い私はこれで十分楽しめるのです。お手軽。
焼き鳥屋さんとかでこのキャベツのざく切りって出てきますけど、まったりのんびりポリポリかじってるといつの間にかなくなってて、いわゆるところのやめられないとまらない。安くて手軽なのもよい。


たまに伏せるとしみじみ思いますけれど、杖を楽しめるのもご飯(人によってはお酒)を楽しめるのも、やっぱり健康な体あってのことですよねえ。

まだしばらくは寒暖の切り替わりが激しい日々が続くと思います。
皆さんは私のように風邪を召されませんようにお気をつけあそばせ。

2016年3月15日火曜日

おかえし!

どこでもらったものやら、今日は風邪っぴきでちょっと頭痛もするので稽古を休んでゆっくりしておりました。
今シーズン2回目の風邪。
過去数年はほとんど引かなかったのにまことにもってどうしたものやら。


さて、今回も前回とほぼ同じタイトルですが、本日のテーマは「カウンター」です。


「あんまりそういう稽古はしないようにね」と言われてはいますけれども、
杖の攻めが甘かったら太刀は反撃して斬っていく
っていうことができますか、というお話。

まだ私が1級か初段のころでしたかね、引き落とし打ちで足が先に逸って踏み込んでしまって先生にパンと腿を撃たれてしまう、ということがありましたけれど、要はそういうことです。

杖道、杖術は型稽古なので決められた動きの中で肉体と武器の運用を錬磨していくわけですけれど、その決められた動きからわずかでも外れた時にどのようなことが起きるかって言うことを知る・考えるっていうことがより深い理解のために必要なのではなかろうかと愚考する次第。

もうちょっと噛み砕いていえば、「隙あり!」って斬っていけるかい?ってこと。
知識としてわかっていても体が動かないとかうまくいかなかったとか、そういう経験もありました。


やっぱりね、上の先生方はこれが大変にお上手なんですよ、本当に。
なかなか拝見する機会がないことが残念です。

2016年3月12日土曜日

おかえし

我が道場の小学生軍団のママさんたちに、バレンタインのチョコを頂いてしまったので義理を果たすべくこんなものをこしらえてみた。


ココア風味のパウンドケーキ胡桃入り。
小麦粉だのバターだのは家にあったので、買ってきたものと言えば胡桃くらい。
実にお手軽。


これが「17歳女子高生が一生懸命作りました」とか、「21歳女子大生の手作り」とかだとものすごく価値あるものになるように思いますが、「33歳無職のおっさんのお手製です」って言われてもなんの付加価値もないですね。

なお、「34歳OLが心を込めて作りました」みたいになると、なんだかその後の人生を左右する覚悟で食べねばならないような、途方もなく危険な雰囲気を漂わせることになるわけです。

ことほど左様に若さとはそれだけで大変に価値のあるものですからして、キャリア志向の方は別として、若人の皆さんにおかれましては上手に高値で売り抜けてほしいなと思うわけであります。

2016年3月2日水曜日

はじまり!

最近、岡山の杖道部でだんだんと鎖鎌をやろうという機運が高まってきてるのを、ひしひしと感じますぞ!

これまで一生懸命鎖鎌をこしらえては売り歩いてきた、その努力が芽吹こうとしているわけですな。

いやー、あれこれやってきた甲斐があったというものです。


というわけで、鎖鎌の最初の関門である鎖の手繰り方について、もう1度動画を張り付けておきますので、みんなでこれを見て練習しようね!


ちなみに第2の関門は切ってくる刀に鎖を巻き付けること。
第3の関門は巻落で受け止めた刀を絡めとること、かな。