2015年7月5日日曜日

たびさき

彦根城にて。


井伊の赤備え。どの甲冑も真っ赤。
殿様から兵士まで赤一色で、威圧感と統一感を押し出してます。
しかしこの前立て、気を抜いたら大八双でも刀と干渉しそうやな…。

彦根城に生息するネコの書割。
実物は私が天守に登っている間に入れ違いに出現していた模様。

なにか時代劇っぽいのを撮影してましたけど、見た感じ大根でした。



永平寺。
曹洞宗の総本山。

お寺という以上に「修行のための僧坊」という側面の強い永平寺。

正門向かって右の柱「家庭厳峻不容陸老従真門入」。
「かていしゅんげん、りくろうのしんもんにいるをいれず」と読む。
『(永平寺という)家庭では厳しい修行が行われている、どんなに偉く既に名誉財産のある人であっても、この山門から入ることは許されない』の意。

正門向かって左の柱「鎖鑰放閑遮莫善財進一歩来」。
「さやくほうかん、さもあらばあれ、ぜんざいのいっぽすすめきたることを」と読む。
いつでも永平寺の山門は(鍵も鎖も掛けられておらず)開けっぱなしなのであるから、
善財のように真に仏道を成就しようと発心し、修行を望んで来ている者は一歩進んでこの門から入って来たければ来い』の意。


要は、「外での財産とか肩書きと言ったものはこの中では通用しない。仏道成就のための志のほかは、門の外においてこい。」ということですかね。

永平寺の修行では、「日常の一挙手一投足すべてが座禅であり悟りへの道である」として日ごろの生活全般にわたり厳しい作法が求められます。
特に音を立てることは厳禁で、おしゃべりや食事の音は言うに及ばず、足音も咳・くしゃみもアウトだとか。

また「只管打坐」、ただひたすらに座禅せよ、と教えられるということです。


ちょっと武術の修行にも通じるところがあるかなと思って載せてみました。

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