ということで、倉敷市の阿智神社において開催された古武道奉納演武の様子をお届けします。
まずは全剣連居合道、無双直伝英信流から。
ちなみにみなさん、真剣です。人間も刀も。
下緒がおっしゃれ~。
われらが神道夢想流!…は私自身が出場しておりましたので今年は写真なしです。残念でした。
来年は一心流鎖鎌術を披露できたらいいなあ、と皆で申しておりました。私が勝手に言ってるわけではなくて、みんなでね、みんなで(自己保身)。
戸山流兵法。陸軍戸山学校で生まれた剣術・抜刀術ということなので武道としては歴史は浅め。
今回は組太刀も披露されました。
小太刀で大太刀を制するところ。ごく短い動きでいかにも実践的な雰囲気。
こちらは礼の際の小太刀の構え方。
型で小太刀を構えたところ。やや平(ひら)につける感じでしょうかね。
試し切り。片手切りで見事に一閃!
こちらは5本連続。風貌もいかにも「先生!」って感じがします。
竹内流(たけのうちりゅう)。3本の指を着く特徴的な礼。
静止画像では伝わりにくいですが、くるっと棒を返すところがやっぱりかっこいいと思います。
司箭流(しぜんりゅう)の抜刀術。逆手で抜刀する瞬間。…納刀ではなかったはず。
佐分利流槍術。(さぶりりゅうそうじゅつ)
定格は長さ9尺、うち穂先2尺だそうです。柄だけで7尺と普通の棒より長いわけですが、多くの槍術では12尺の槍を使うそうですのでこれでも短いんだとか。
ちなみにいつもの刀身は研ぎに出しているそうで、今回は竹光です。竹でできた刀身にアルミホイルを貼ってあります。
初實剣理方一流(しょじつけんりかたいちりゅう)。ついにIMEが変換を覚えおった。
この時期から甲冑姿はサウナ同然らしいです。でも「甲冑着てなかったらただのイヤラシイ剣術」とは右の先生の談。
試し切り。よくやる「畳表」ではなく「巻き藁」!
カメラさんも大注目。
信抜流(しんぬきりゅう)居合剣法。
抜き方はこう。
締めに両足を踏みかえながら袈裟に切って…
こう、体の右でくるっと太刀を回して… (上とは別の型に入っているので向きが違っていますよ)
こうして納刀。全剣連によくある形とはかなり違って興味津々。
竹内流 斉手(さいで)。
剣術、といえばそうなんですが…
こうやって極めたり、
こう投げたりして、体術が核になってる感じが強いですね。
同じく竹内流 小具足腰之廻(こぐそくこしのまわり)。
なんだろう、短刀を含んだ体術といえばいいんだろうか。
のど元に刃物を押し付けられたら…
なんかこんな感じで対応して、
こう極めて蹴りで締め。
後から抱き着かれるように襲われたら、
小太刀を引き抜いて後ろ手にさすようにして撃退。
そしてまたまた甲冑の集団。
これは岡山城鉄砲隊のみなさん。動物の毛をあしらった兜とか、前立てがエビの兜とか、斬新ですね。
法螺貝!法螺を吹く、ってやつ。
とりあえず、一発!やっぱりすごい音がします。
が、神社を出てみたら発砲音より右翼の街宣車のほうがうるさかったりして。
とりあえず、今回はこんなかんじで。
更衣室で他流派のとある先生が突然、「そういえば『岡山で杖道』ってブログ書いてるの、誰?」。
いっつみー、それは私です。…30年前のネタですな。
なんだか関係者ばっかりに注目されてる気がしますが、一応このブログの目的は新規入門者の獲得でありますので、ぜひとも今日見学なさった皆様から入門される方が現れていただきたいと思っております。はい。
また、すっごく余談なんですけど、画像を縮小した際に袴の縞模様が奇妙な波模様になるのは「モアレ(フランス語)」といって、サンプリング周波数と縞柄の周波数が干渉して折り返しノイズが云々かんぬんとか考えだしちゃうんですよね。だって元・情報工学専攻なんだもん。
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