2015年5月29日金曜日

まんかい!

庭のアジサイが花をつけました。




あとサボテンも。



「サボテンの花」と言ったら、思い浮かべるのはどっち?






2015年5月27日水曜日

かんろく!

この2年くらいずっと、自分の決めたベスト体重より2kgくらい重たい状態が続いていたのが、ようやく解消されました。

これで餓鬼よろしくお腹だけぽっこりという状態から一時脱却。
ポジティブに見れば、細マッチョに近づいたって感じ?


しかし、困ったことに帯のすわりが悪くなってしまったようで、どうやっても丹田に帯が収まらずウェストまでずりあがってしまう模様。

もし審査で「着付けが悪いから不合格ー。」とか言われたらどうすんだべ、これ。

2015年5月24日日曜日

おてせい!

庭のユスラウメが真っ赤に熟していたので収穫。

いつもなら鳥に食べられるに任せ、落っこちるに任せ、ほとんど手を付けないのですけれど、今年は有り余る暇を利用してジャムにしてみました。

真っ赤に熟した実。おおよそ330gほど。
木を小さく刈り込んでいるのでそんなにたくさんはとれません。

よく洗ったら、砂糖の半量をまぶして火にかけます。
ちなみに、ジャムを作る際の砂糖の量は、果物の可食部の半分の重量が目安。
ユスラウメは種があるのでその分を勘案して、今回は120gを使用することに。

ユスラウメは水分が多いので、火にかけてしばらくするとこんな状態に。
灰汁をとりつつ、残った砂糖を加えて煮込むこと約30分。時間はかなり適当です。

十分火が通ったところで、目の粗いザルにあけます。
もちろん下においたボウルで煮汁を受けてますよ。シンクに流したりしないように。

一生懸命濾します。これでほぼ種だけ分離できました。

果肉と果汁とを再び鍋に戻して、好みの固さになるまで煮詰めます。
冷めるとかなり固くなるので、少しゆるいかなと思うくらいで火を止めること。

出来上がったら殺菌消毒した容器に移して、すぐに冷やします。
温かいまま置いておくと雑菌が繁殖するもとですから。

ヨーグルトと。ちょっと予想より固くなりすぎちゃった。

以上、ユスラウメのジャムの作り方でした。

ジャムをユスラウメで作ったのは初めてでしたが、深く鮮やかな赤色と甘酸っぱいお味はなかなか結構ですね。

で、私あまりパン食べないんですよね、実は。まあいいけど。

2015年5月21日木曜日

くちかず

ご無沙汰をいたしました。今週から稽古に復帰しております。


稽古しながらふと思ったんですけどね。

口数が多い人ほど「言うほど大した腕前じゃないな」って感じがするな、と。


これはたぶん、何も言わずに太刀や杖を振っていればその時だけ「ああ、この人は○○ができてないな」と思われておしまいですが、口を開けばそのたびに「この人は自分こそ○○ができていないのに…」と蒸し返すような格好で思い出されたりするからでしょう。

やっぱりね、口数はほどほどが一番だと思います。
人にあれこれ言う時も控えめでありたいと思うのです。
まして「自分はできてる!」なんて、思い上がりというか傲慢ですよ。きっと。


自分がそういう風に言われたらどう思うのか、どう思ったのか、そんな想像力を忘れずにいたいと思うのであります。なんか偉そうですけれど。

2015年5月10日日曜日

サービス!

せっかく日本の甲冑フォーラムなるところからアクセスがあったので、前に撮った写真の中から甲冑関連の写真を引っ張り出して公開してみます。

まずは去年夏に備前刀剣博物館で開催された「戦国無双の刀剣展」において展示されていたものから。

 説明書きによれば、「宇和島藩伊達家伝来 紺糸威胴具足」とのこと。兜の前立てが槍のような独鈷のような。


説明を撮り残してないのでよくわかりませんが、家紋からして毛利家の兜でしょうな。



丹波柏原藩織田家伝来の甲冑らしい。岩国美術館からの貸し出しの模様。


「黒糸威蝶形兜(くろいとおどしちょうなりかぶと)」。松代藩真田家伝来。
左右に張り出したひらひらが蝶々を模しているとのこと。



「鉄錆地半梵鐘形兜(てつさびじはんしょうなりかぶと)」 。お寺の鐘の形に似せた兜。前立ては熊手。
誰が使っていたものかも特に記されず。


「兎耳形兜(うさぎみみなりかぶと)」。ウサギというと今はなんだか弱そうなすぐ死にそうなイメージですが、かつては「後ろを向かず前に進む、素早く動く、遠くの音をよく聞く、月の神の使い」などポジティブなイメージで、同じような兜もいくつか残っているそうです。

でもウサ耳っていうと、プレイボーイ…バニーガール…いやなんでもないですよ、なんでもないです。

ところで、数年前の大河ドラマで直江兼続の「愛」の前立ての兜が有名になりましたけど、前2つの兜も含めて、上段に振りかぶれないよね?

まあ、こういう兜の人は割と後ろのほうで采配を振るうのがお仕事ですし。
野戦で兜をかぶった相手に上段の構えはあまり使いどころがなさそうですし。
そもそも槍がメイン武器だったでしょうし。



続きまして、2012年に同じく備前長船刀剣博物館で開催されたエヴァンゲリオンと刀剣のコラボ展示から。

たぶん、弐号機をイメージして赤色なんだと思うんですが。
胴が糸威でなくて皮張りなのがミソなんですかね。


この兜はなんで一緒に展示されてたのかよくわかりませんが、説明書きが素晴らしいのでどうぞ。
May the force be with you...

これはちょっち小さくてかぶれないけれど、初号機形の兜。




さらに舞台は変わって、2013年の「二次元vs日本刀展」から。
たしか林原美術館所蔵の鎧兜。
こちらはなんと女性用の鎧兜。
岡山藩池田家5代目治政の正室米子のものとのこと。


蜻蛉は勝ち虫といって縁起物で…って、だから振りかぶれないって言ってるでしょ!


最後に、昨年夏に姫路城に行った際に撮った1枚。甲冑がいっぱい。
黒田官兵衛の大河ドラマにちなんだ展示だったと思います。鉢をひっくり返した兜が特徴的ですぐにそれと分かりますね。


以上、写真を整理してたら出てきたものの放出おしまい。
明日から少し旅に出ますので1週間ほど稽古も更新もありません。あしからず。

2015年5月8日金曜日

まっさお!

前回の更新でずいぶんアクセスがあったので何事かと思って調べてみたら、「日本の甲冑フォーラム」なる海外の交流サイトでちらっと紹介されてたみたいですね。
岡山城鉄砲隊には外国人の男性がいらして、そのあたりからの流れの模様。
びっくりしたわ。ほんとに。


さて、先日の奉納演武ではおニューの藍染の道着を身に着けて望んだわけですが、武道関係者ならお判りでしょう、新品の藍の道着はめちゃくちゃ色移りがして体中真っ青になるってことを。

「本物の藍染だからしょうがないね」「それが藍染の味なんよ」「色移りしなくなったらお茶の出がらしと一緒」ってお店のおっちゃんも先達もおっしゃってましたが、つらつら思うにそれっておかしくない?

だってさあ、綿で藍染って言ったらジーパンだってそうですけど、お店の棚にあるジーパンを手に取っただけで真っ青になるってことがありますか?

濡らしたりこすったりすればそりゃあどんな染物だって色移りするでしょうけど、ジーパン売ってるお店の人の手が真っ青だなんて、昔は多少あったでしょうけど今のご時世見たことも聞いたこともなくってよ。


はっきりいって、「伝統」の名のもとに商品改良の努力を放棄してるよね、この業界。

昔々の人たちだって、反物手に取るだけで真っ青になるようだったらぜったい着なかったでしょ、藍染なんて。
そう考えたら進化どころか退化してるんじゃないかとさえ思ってしまう。

使い込んでいくうちに色あせていくのは仕方ないにせよ、もうちょっと色移りしないようにして出荷するくらいのことは十分検討可能だろうと思うんですが、どうでしょう。


…倉敷のジーンズをはじめとする繊維産業をうまいこと動員したら「色移りしない藍染道着」が作れたりしませんかね?
だれか会社興してみない?っていうか、私社長するから出資してみない?こけてもしらんけど。

2015年5月5日火曜日

はればれ!

心配していた天気も昨日早いうちに雨が上がり、当日になってみれば見事なまでの五月晴れで、ちょっと日差しが厳しいけれど絶好の演武日和となりました。

ということで、倉敷市の阿智神社において開催された古武道奉納演武の様子をお届けします。


まずは全剣連居合道、無双直伝英信流から。

ちなみにみなさん、真剣です。人間も刀も。

下緒がおっしゃれ~。


われらが神道夢想流!…は私自身が出場しておりましたので今年は写真なしです。残念でした。
来年は一心流鎖鎌術を披露できたらいいなあ、と皆で申しておりました。私が勝手に言ってるわけではなくて、みんなでね、みんなで(自己保身)。


戸山流兵法。陸軍戸山学校で生まれた剣術・抜刀術ということなので武道としては歴史は浅め。
今回は組太刀も披露されました。
小太刀で大太刀を制するところ。ごく短い動きでいかにも実践的な雰囲気。

こちらは礼の際の小太刀の構え方。

型で小太刀を構えたところ。やや平(ひら)につける感じでしょうかね。

試し切り。片手切りで見事に一閃!

こちらは5本連続。風貌もいかにも「先生!」って感じがします。


竹内流(たけのうちりゅう)。3本の指を着く特徴的な礼。

静止画像では伝わりにくいですが、くるっと棒を返すところがやっぱりかっこいいと思います。


司箭流(しぜんりゅう)の抜刀術。逆手で抜刀する瞬間。…納刀ではなかったはず。


佐分利流槍術。(さぶりりゅうそうじゅつ)
定格は長さ9尺、うち穂先2尺だそうです。柄だけで7尺と普通の棒より長いわけですが、多くの槍術では12尺の槍を使うそうですのでこれでも短いんだとか。

ちなみにいつもの刀身は研ぎに出しているそうで、今回は竹光です。竹でできた刀身にアルミホイルを貼ってあります。

初實剣理方一流(しょじつけんりかたいちりゅう)。ついにIMEが変換を覚えおった
この時期から甲冑姿はサウナ同然らしいです。
でも「甲冑着てなかったらただのイヤラシイ剣術」とは右の先生の談。

試し切り。よくやる「畳表」ではなく「巻き藁」

カメラさんも大注目。


信抜流(しんぬきりゅう)居合剣法。
抜き方はこう。

締めに両足を踏みかえながら袈裟に切って…

こう、体の右でくるっと太刀を回して… (上とは別の型に入っているので向きが違っていますよ)

こうして納刀。全剣連によくある形とはかなり違って興味津々。


竹内流 斉手(さいで)。
剣術、といえばそうなんですが…

こうやって極めたり、

こう投げたりして、体術が核になってる感じが強いですね。


同じく竹内流 小具足腰之廻(こぐそくこしのまわり)。
なんだろう、短刀を含んだ体術といえばいいんだろうか。

のど元に刃物を押し付けられたら…

なんかこんな感じで対応して、

こう極めて蹴りで締め。

後から抱き着かれるように襲われたら、

小太刀を引き抜いて後ろ手にさすようにして撃退。

そしてまたまた甲冑の集団。
これは岡山城鉄砲隊のみなさん。動物の毛をあしらった兜とか、前立てがエビの兜とか、斬新ですね。

法螺貝!法螺を吹く、ってやつ。

とりあえず、一発!やっぱりすごい音がします。
が、神社を出てみたら発砲音より右翼の街宣車のほうがうるさかったりして。


とりあえず、今回はこんなかんじで。


更衣室で他流派のとある先生が突然、「そういえば『岡山で杖道』ってブログ書いてるの、誰?」
いっつみー、それは私です。…30年前のネタですな。

なんだか関係者ばっかりに注目されてる気がしますが、一応このブログの目的は新規入門者の獲得でありますので、ぜひとも今日見学なさった皆様から入門される方が現れていただきたいと思っております。はい。


また、すっごく余談なんですけど、画像を縮小した際に袴の縞模様が奇妙な波模様になるのは「モアレ(フランス語)」といって、サンプリング周波数と縞柄の周波数が干渉して折り返しノイズが云々かんぬんとか考えだしちゃうんですよね。だって元・情報工学専攻なんだもん。