2022年12月26日月曜日

えいえん

 先日、大阪の加藤先生のお話をちょっとしました。

加藤先生、もうお顔を知っている方も大分減ってしまったでしょうけれど、そのお名前は解説書の最後のページにずっと残っています。


私が杖を始めた時には加藤先生はとっくにお爺さんでしたけれど、

「ウチバリ(引落打)は、腰くらいまで打てば十分落ちる」

と言い、実際に「ほらこの通り」とやって見せて下さって、それを見た私は「なんやこの爺さん!!」と大層びっくりしたものでした。
なんやも何も、杖道範士8段・神道夢想流免許皆伝のお爺さんなんですが。

さて、その加藤先生が晩年に

「私はいまだに本手打すら満足にできない」

なんてことをおっしゃったそうで、加藤先生にそんなこと言われたら我々がやっているのは本手打のような本手打でない何か別のモノってことになりそうで、考えるだにおっかない話です。

求めるレベルが高くていらっしゃるなと思うし、段位とか称号に関係なく武道に終わりはないんだなと思います。


この手の「基本打をしっかりやれ」的なお話はほかの先生方もされていて、どちらもお亡くなりになった先生ですが、東京の松村先生は「返突を前後左右どこにでも出せるようになろうね」とおっしゃってましたし、同じく東京の松井先生は「引落打がちゃんとできれば範士8段も楽勝」的なことをおっしゃっていた記憶があります。

松井先生はさらに「私たちは制定型の議論をするときに、本身の刀を持ち込んで、実際に打ち合って、剣道の先生が『あなたたち真剣なんか持ち込んで正気ですか』って言う中、喧々諤々やって、それでようやく決めたんですよ、それをあなたたちはいい加減な稽古をしていて、本当に腹が立つ」的なお怒りを漏らしてましたっけねえ。

なんにしても「基本が大事」なのはどこの何でも変わらないし、初段には初段の基本があり、8段には8段の基本があって果てはない、ってことでしょうね。

気が付けば20年も杖道をやってて、色んなお話がたまってきてますね。

2022年12月25日日曜日

おいわい

 ちょっと遅くはなりましたけれど、特に何事もなく手術も終えたということで快気祝いです。別に大した手術でもないんですが、終わってみればなんかちょっと楽になったような気がしないでもない感じ。

回らないお寿司屋さんで。

え? もちろん一人ですけど、何か?

だって別に誰もお見舞いも何もなかったし、そりゃそうでしょ。

「笑顔と真心を贈りました」ですか?

そう言われちゃうと私も何も言えなくなっちゃうんですけれど、ではせめてワタクシの感謝の気持ちを込めて、ネットを通じておいしいお刺身とお寿司をご堪能下さい。


ところで昨日今日は何の日かって?

何のことだかヨクワカリマセン。

2022年12月21日水曜日

おさむい

 今週はたいそうお寒いですね。道場もたいそう冷え切って稽古も大変です。

寒い時には寒い時なりの稽古もあるだろうということで、形の正しさよりも

「大きく動く」
「しっかり攻める」

ということを大事にして稽古してもらいました。あとは太刀の素振りですね。

ちょっと静かにしているとすぐに体が冷えて大変ですから、とにかく体を大きく動かすような稽古をしました。

こういう稽古は夏には熱中症対策で難しいので、今の季節ならではの稽古かなと思います。
夏は休みを多くとって、攻めよりも形の正しさを重視した稽古が良いように思います。


ただ、

「今日は人も少ないし、ちょっと早いけどもう終わりましょうか?」

「はい、そうしましょう、そのほうが嬉しいです!」

とのことで、大変正直ですねえ。

寒い時期は風邪に気を付けて、稽古から帰ったらすぐにお風呂や何やで体を温めていきましょうね。

2022年12月18日日曜日

おわかれ

 気が付けば今年もあと10日ほど、慌てて年賀状の段取りをしているところです。

今年を思い返すと、私のことで言えば昇段したりとか広島大会で3位を取ったりとか薙刀を始めたりとかありましたし、また杖道の先生や仲間で亡くなった方々もいて、改めて振り返ると色々あったなと思うところです。


ところで先日、私とは親子ほど歳の差のある知り合いと

「あと何年この商売ができるかなあ。在庫の片付けが面倒だから、その時は連絡してくれたら全部上げるよ。業者を呼んであれこれするのも面倒だから、いるんだったら好きにして」

てな話をいたしまして、いわゆる「終活」を考えることがありました。

「そういえば、今年亡くなったあの人たちは、武道具やなんやをどうされたんだろう?」


私の神戸時代の先生方が亡くなったときはみんなで形見分けをしましたけれど、私もそれなりにたくさんの武道具を抱えているわけでして、もし私が「うっ!!」となって心臓がギブアップしてしまったときに、さてこれらをどうしようということを考えないといけません。

私の家族は特に武道に興味がないので、放っておいたら全部ゴミになりそうですからね。

木刀さえ貴重品になりつつある今、(なぜか)たくさんある木刀やら杖やらをポンポン捨てられたら、さすがに草葉の陰で大泣きすることになりそうです。


郵便局に勤める身内は「ある程度の歳になったら、正月には年賀状より遺言状を書け」と言っていましたけれど、年賀状を書くついでに武道具やら何やらについて死んだ後の指示を書いておいたほうがいいのかもしれません。

2022年12月12日月曜日

みかえす

 先日、昔撮った8段の先生の演武を久しぶりに見直してました。

私自身の成長によるものなのかはたまた加齢によるものなのか、前見た時とはまた違った見方になったようで受け取るものもちょっと違うようでした。

「昔撮った」というだけに先生も現況よりちょっとお若くちょっと逞しく、それだけに我らの上に降り積もる年月の重みを感じてしまいます。こればかりは誰も逃れようのないものですからね。


このblogも10年以上も続いてしまっていて、動画や写真もそれなりの量になってしまいました。

時々昔の記事を見て懐かしんだりしてるんですけれど、中には今はもういない人たちの写真や動画が有ったりして、勝手に撮って勝手に載せてるだけのものがいつか大事な思い出になるのかなと思ったりもします。

自分の写真もちょびっとありますけれど、

「若いな~」「やっぱ今より痩せてるな~」「ヘッタくそやな~」

の3つくらいしか出てきません。

そのうちに「あの頃は元気でこんなことしてたな」と思う日が来るんでしょうか。

2022年12月3日土曜日

わすれた

 今年の審査も大会も一通り終わりましたので、昨日の稽古では古流のイントロをやったり併伝の色んな武器をひけらかしたり引っ張り出したりしてみました。広島大会でも十手とか鎖鎌とか出てましたしね。

鎖鎌、やったことがある人は「あるある~」ってなると思うんですけれど、

・構え方を覚えるだけで一苦労

・鎖分銅が全然刀に絡まない

・放り投げた分銅が全く的に当たらない

・鎖で刀を受けたつもりが勢い負けしてオデコにごっつん

・身長差がありすぎて鎖で縛れない

ってなりますよね。

ちなみに私、初心者に鎖鎌を見せた時にこれだけは毎回自慢するんですけど、「分銅を放り投げる練習をめっちゃしたからね!!」ってくらいにはまあまあストライクに入ります。


しかしほかの武器については正直忘れちゃってるところが多くて、特に本を読んで一通り覚えたはずの捕縄術はキレイに忘れてました。実際、もう2年くらい縛る練習してないしね…。

もちろん審査とかなんとか色々あったんですけれど、やっぱり少しずつでも稽古しないとどんどんダメになりますね。時間のあるうちに練習しようと改めて思いました。

2022年12月1日木曜日

さむざむ

 今日からグッと冷え込んできて冬本番という気配です。

なにもこんな急に一気に寒くならなくてもよさそうなものですが、明日の稽古からは寒さ対策が欠かせなくなりそうですね。

いい方に考えれば、広島大会まで暖かい日が続いてくれてよかったと言えるかもしれません。

体が寒さに慣れるまでは、風邪をひいたりしないように気を付けたいところです。
いままたコロナが流行り始めてるっぽいので、暖かくして過ごしましょうね。

20代のころは道着の下にシャツも着なかったし足元も裸足でよかったんですけれど、もうそういうところで頑張ったり我慢したりはしないことにしました。

私ももう40代ですからね。年相応を心がけます。

2022年11月28日月曜日

いいおと

 広島大会でふと思ったんですけど、静かな広い武道館・体育館でウチバリを掛けたときに残る

カンンンン…

っていう反響って、いいよね。

そんなこと思うのは私だけですかね?

2022年11月27日日曜日

ひろしま

 今年もまた広島杖道大会が開かれまして、西日本の杖道家の皆さんが集まって普段の稽古で培った技を披露してくださいました。

岡山県はと言いますと、初段の部において初の「優勝」を得ることが出来ました。

広島大会が始まって今回で9回目、ようやく岡山県に優勝カップを持ち帰ることとなりました。本当にうれしくありがたいことです。

ちなみにこれまでの岡山県勢の一番いい結果は2位でした。ちなみに私が取りました。


さて今回の私の結果は、3位です。

6段に上がったこともあり正直勝ち上がれないだろうと思っていたんですけれど、意外にも2回勝ち上がって準決勝まで進出してしまいました。
そこで優勝者とかち合って残念ながら負けてしまいしたけれど、なぜか試合後に拍手まで頂きまして有難いことです。なお皆さん決勝戦と勘違いしていたというお話もありますが、聞かなかったことにしておきます。

実のところ、不整脈がずっと出てる中で大会に参加してたので「しんどいからはよ負けさせてくれ」と思っていたことをここに白状します。でも決して手を抜いたりはしてませんからね。不整脈については来月3日ほど入院して手術してきます。

お見舞いはこちらから!


それでは今回の写真で振り返ってみましょう。

少年少女による演武。
杖道の将来は君たちにかかっている、かもしれない。

演武、古流。
十手とか鎖鎌とか普段目にしない武器が出てきました。

我が道場の新鋭たちの活躍その1。

新鋭たちの活躍その2。

大学の後輩(向かって左)と岡山県勢(向かって右)。
どっちを応援すべきか迷う。

こないだ全国放送で紹介された人。
強い。

こないだ全国放送でオマケで出てきた人。
強い。重量級の星。

来年も11月25日26日で開催予定らしいので、皆さん今から予定をあけておいてしっかり稽古に励みましょうね。

2022年11月23日水曜日

かいとう

 さて、前回の回答です。

A1.

・上段…【天】の構え

・中段…【人】の構え

・下段…【地】の構え

・八相…【陰】の構え

・脇構え…【陽】の構え

天を差すような上段の構え、地に張り付くような下段の構え、天と地の間にある人の構え。

まあそこまではよろしいが、なんで「八相が陰の構え」「脇構えが陽の構え」なのかは私にはちょっとよくわかりませんね。
陰陽道や五行思想をちゃんと勉強すればわかるのかもしれません。

私は「刀の陰に隠れてるようだから八相は陰の構え」「脇構えは刀の表に身を晒してるから陽の構え」っていう覚え方をしています。


A2.

・上段…【火】の構え

・中段…【水】の構え

・下段…【土】の構え

・八相…【木】の構え

・脇構え…【金】の構え

上段はすべてを焼き尽くす炎のような、火の構え。

中段は攻撃にも防御にも移れる、方円の器に従う水のような構え。

下段は守りに徹した土の構え。

八相はなんでか知らないけど木の構え。

脇構えもなんでか知らないけど金の構え。
ここでいう金は"gold/money"じゃなくて"metal"の意味ですのでよろしくお願いします。

五行思想によれば「水は火を消し去り、土塁は水をせき止め、土は木の根に食い破られ、木は金属の斧や鋸に斬り倒され、金属は火で溶ける」となっているそうで、

上段 < 中段 < 下段 < 八相 < 脇構え < 上段

なのだそうです。

「なるほどなあ」と思えるところもあれば、「ホントにそう?」と思えるところもあり、「脇構えは八相に勝つけど上段に負けるって、なんでやねん。八相が上段を下した格好なのに何が違うんや」的なところもありますけど、修行を積んだらそういうところも分かるのかな。

2022年11月20日日曜日

なんもん

 更新がだいぶ空いてしまいました。

先週日曜に岡山県杖道昇段審査会が行われまして、14名の受験者全員が晴れて合格と相成りました。

岡山の規模で14人というのはなかなかないことですから大変ありがたいことですし、皆さんこれからも修行に励んで頂きたいと思います。

よその方からすると「全員合格とか、緩すぎでは?」というご意見もあろうかと思いますけれど、岡山県では各道場で「あなたなら十分受かります」という先生のお墨付きをもらった人が審査を受けるという段取りになっていますので、そこのところをよろしくお願いします。


さて、今回も実技の後の「筆記試験」で皆さん悩まれたようですね。

特に3段。

ちょっと形を変えて、皆さんにもお尋ねしましょう。


Q1.刀の構えの別称を選択肢から選んで書け。

A1.選択肢〈天、地、人、陰、陽〉

・上段…【 】の構え

・中段…【 】の構え

・下段…【 】の構え

・八相…【 】の構え

・脇構え…【 】の構え


Q2.同じく、刀の構えの別称を選択肢から選んで書け。

A2.選択肢〈木、火、土、金、水〉

・上段…【 】の構え

・中段…【 】の構え

・下段…【 】の構え

・八相…【 】の構え

・脇構え…【 】の構え


上中下はわりと知ってる人は知ってますけど、八相と脇構えで詰まるやつですね。

さあ、昇段がかかった筆記試験でこの問題が出た時、あなたはちゃんと答えることができるかな?

2022年11月3日木曜日

がくそう

今更と言えば今更ですけど、6段の証書を額に入れて飾りました。

3000円くらいの安い額縁でも、やっぱり額装してみるとちゃんとして見えますね。

5段までの証書は円筒状の賞状入れにまとめて丸めて放り込んでおいたんですけれど、6段となれば約20年分の稽古の証明でもあるし、ちゃんと飾ってみようかなと。

改めて眺めてみると四隅に玄武、青龍、朱雀、白虎がいたりとこまごま凝った作りになっていますが、若干残念なのは文字が印刷なことでしょうか。
今どきは何でもプリンタで印刷しちゃうし、実際それが下手に手で書くよりずっとよさげに見えたりもするんですけれど、やっぱりそれなりの段位の証書ともなると手書きのほうがいいなあと思ったりします。

8段にもなるとこれが手書きの文字になったりするんでしょうか?
ちょっと期待しちゃいますね。

2022年10月31日月曜日

ことしも!

 昨日一昨日と、福岡から冨永先生にお越しいただいての稽古会でした。
コロナの気配もまだありますけれど、こうやってみんなで集まって稽古できることの喜びは何にもまして大きいものだと思います。

稽古を通じて皆さんそれぞれ思うこともあると思いますけれど、個人的には

「教えられたことをそのまま守ってるだけじゃ怠慢ですよ」

というのが心に残っています。

要するに「守破離」の後ろのほうのお話だと思いますけれど、そうは言っても教えを守るだけでもなかなかに必死ですよ、私は。

そりゃ私にも「ああじゃないか」「こうじゃないか」と思うこともありますけれど、簡単に教えられたことから離れて違うことができるかって言うと、そんな実力があるとも思えませんしね。

つまりはもっと稽古しろってことですね、はい。

2022年10月20日木曜日

そうたい

 今年になって始めたなぎなたですが、ぼちぼちと続けております。


「やっぱり共通してるなあ」と思うところもあり、

「なるほど、なぎなたではそういう風に教えるのか」と学ぶところもあり、

「こういうところは違うんだな」と思うところもあり、

楽しんで稽古に通っています。


そうは言っても杖のほうがメインでもあり、そちらがあれこれ忙しくなってきたのでホントに「ボチボチ」くらいの状態なのがなぎなたの先生や先輩に申し訳のないところです。


もちろんなぎなたでも基本の動きというのがあって、素振りをしたり打ち込みをしたりしますが、一人ではそこそこうまく振れていても、相手をたててやるとびっくりするくらいうまくいかなかったりして、

「杖でも相対動作でそうなるよな」

と改めて感じます。

特に私は剣道の経験がないので、防具にしっかり振りきれずにどうしても止めてしまうんですよね。

こればっかりはもう慣れですね。


そしてまたなぎなたの防具がお高くて泣ける。
杖道の何が素晴らしいか。それは防具が要らないところ…。

2022年10月18日火曜日

たいかい

 ちょっと遅くなりましたけれど、先日静岡県で全日本杖道大会が開かれました。

静岡と言えば、台風で大きな被害が出た地域もある中で大変だったと思うんですけれど、よくぞ開催してくださったと思うばかりです。

今年の全日本大会はYoutubeでネット配信ということでしたが、リアルタイム放送はともかく今の時点ではまだ試合動画はアップロードされていない模様。またそのうちに上がるんでしょう。

残念ながら岡山からは参加者がありませんでした。
コロナやら何やらでなかなか県外に出にくい人とか色々あるようでして、私も相手が見つからず参加できず。無念。

しかしながら、古巣の神戸の皆さんがかなり頑張ってくれたようでして、優勝とはいかなかったものの4段の部で準優勝、5段の部でも準決勝まで進んでいるので嬉しい限りです。

しかし結果だけ見ると北海道強いなー…。


余談ですが、20日の午前5時25分からのめざましテレビでちょびっと兵庫で杖道やってるちびっこ(?)が出るらしいので、お暇な方はぜひ見てね。
私はそんな早く起きられないので録画しておきます。…全国放送で出るんかな?

2022年10月15日土曜日

おそまつ

 昨日の稽古が終わった後に、

「キンモクセイの香りがすると、秋が来たなって感じがしますね」

なんて一言が聞かれました。

正直、そんな情緒豊かなタイプに見えない人だったので驚きました。


そして今日自分の家の植木を見て気づく。

「お前、キンモクセイやったんか…!」

ま、まあ、私が植えた木じゃないので…。

2022年10月12日水曜日

おそうじ

 先週頭くらいまでは「まだ暑いねえ」なんて言ってたら、今度は肌寒くって冬を感じさせる気配になってきました。

「いったい秋はどこへ行ったの?」なんて気がします。

さて、夏が過ぎたら杖や太刀の汗を取らねばなりません。早速真っ白なタオルを濡らして絞って拭き上げたところがこちら。


うーむ、我ながら良く稽古してるなあ(自画自賛)。

いつもは濡れタオルで拭き上げるだけですけど、やっぱり手垢は結構染みついていて、もうちょっと何かしらキレイにして上げないといけないかしらん。

2022年10月10日月曜日

おくやみ

 すでに知っている方も多いかと思いますが、東京の松井健二師範が亡くなられたそうです。

岡山の杖道が活動を始めるときに波止先生と松井先生が見届け人として立ち会ってくださったそうで、私がいま岡山で杖道を続けられるのも松井先生のおかげと言える部分もあるわけです。

好き嫌いはあるんでしょうけれど、ビデオや本などの資料を公に残したり、関東で大きな会を主催されたり、やはり頭一つ抜けた先生だったと思います。

福岡の冨永先生はコロナ騒ぎの前に「次の京都演武では私たちで演武をしましょうね、それまで元気でいてくださいよ」というようなお話をされていたそうで、結局その日が来なかったことは残念です。


合掌。

2022年9月27日火曜日

はんてい!

 先日の岡山県大会での一幕。

「ねえ、ケーキはないの?」

ああ、あれですね。そりゃ1人で食べましたけど。

「ええー、そりゃいけんでしょう。みんなで食べなきゃ」

ああ、うん、そうですね。おいしいものはみんなで食べたほうがいいに決まってますね、はい。


だがちょっと待ってほしい。

この場合、普通「誕生日おめでとう! 何もないけどケーキをどうぞ!」と言われるべきなのではないか?

私はいぶかしんだ。


さて、些細な話はさておいて、審判の判定に関するお話を紹介しましょう。

とある審判講習でA先生が赤の旗を挙げました。

それを見たB先生、「A先生、さっきの判定は明らかに白の勝ちじゃありませんでした?」と後から質問します。

A先生「それはね、○○が××で、□□が△△で、そういうわけで赤の旗です!」

B先生「ああー、なるほど! そういわれるとそうかもしれません、流石によく見てらっしゃいますね!」

A先生「まあ、実際にはただの挙げ間違いですわ! HAHAHA!」

どっとはらい。


審判には口の上手さも大事ってことですね。

実際、大抵の試合ではそれぞれの組に良いところ悪いところがあるわけで、余程でなければどちらに旗を挙げてもおかしくはないわけですからね。

例え「差し間違いをごまかすだけの舌先三寸」とは言っても、ちゃんと見てないと良いところを挙げようもないんですから。

ただ、コレが通じるのは指定技間違いとかがない場合ってことですね…。

2022年9月23日金曜日

たいかい

 今日は久しぶりの岡山県杖道大会が開かれました。

世間ではリモートだなんだと言ってはいても、やはりみんなが集まってイベントを開くというのは大変意義のあることだと思います。



大会とはいっても、岡山県の杖道の規模だと「技を競う」というよりは「みんなで集まって演武する」というくらいの感じになるんですけれど、そうは言っても「人前で演武する」とか「審判の実践」とかそういう経験ができるのがありがたいことです。

今回の大会では3-0 or 0-3で判定がつくことが多かったんですが、実際には結構きわどい試合も多く、減点式か加点式かの違い、あるいは判定の重みづけの具合の違いで勝敗がひっくり返っていたものも多くあったと思います。

その点でも今回の大会は意義深いものでした。


さて、今回の大会で審判に1点問題がありました。

  1. 赤組が指定技間違いをする
  2. 合議をかけて指定技間違いを確認して白組の勝ちとする
  3. 合議を解いて判定に移る
  4. 主審が旗を差し間違えて赤を挙げる
  5. 本来0-3で白組の勝ちとなるはずが1-2の判定になる

それは一番やっちゃいけない間違いー!!

杖道の審判はその規則・細則に「判定の取り消し」は規定されていませんので、旗の差し間違いをしたら基本的にはそれっきりです。杖道の審判には差し間違いは許されません。

厳密には、副審であれば後で叱られることと引き換えに差し替えはできるでしょう。主審であれば差し替えても判定は取り消されませんが、審判主任に申し出て判定をやり直すことも可能かもしれません。


誰がそんな間違いをしたのか?

私です。

やっちまった…。


今回は幸いにも県内の大会でしたから「これこれこういう理由でさっきのは差し間違いです、本当はこういう判定です」で済みましたけど、こんな審判、全日本大会とかだったら大問題ですよ。

だから最初に書きました。「審判も実践を通じて練習が必要だ」って。

やるとわかりますけれど、「めったに起きない『指定技間違い』による合議」「主審と副審で赤白の旗を持つ手が違う」「『赤組が間違ったんだから白組だよね』という考えがもたらす誤り」とか、間違っても不思議じゃないんですよ。不思議じゃないけど、なんで私が主審やってるときにそれが起きるかねえ。

こういう失敗の積み重ねが成長をもたらすと信じて、いい経験をしたと割り切ることにします。

今回の大会では本当にいい経験ができました…。

2022年9月19日月曜日

たいふう!

 台風で外にも出られず、稽古もできず。

やることは1つだけ。

こういう材料があるじゃろ?

混ぜて焼いたらご覧のとおり。

スフレタイプのチーズケーキです。

自分で言うのも何ですが、うまい。


腹周りが気になるとか、そういうことはたまには忘れていいと思います。

次のお稽古でしっかり運動できるならね。

2022年9月11日日曜日

まずまず

 今日は伝達講習会でした。

講師役は初めてでしたけれど、まずまずうまくいったと思います。

勝因は「坪井先生のサポートをうまく引き出せたこと」ですかね。

坪井先生は適当なこと言ってるとバシバシツッコんできますけど、一生懸命やってたらちゃんと手を貸してくれるんやなって。

今日の一番のサポートは

「解説書は基本で、それは守らないといけない。ただ、体格とかの理由で解説書通りにしにくいこともあるから、小さな変更は応用として有り得るのではないか」

的なコメントでした。


しかし、1日講師を務めるだけで結構なお疲れなんですけれど、杖道委員の先生方は2日とかの講習をして元気に帰っていくって、やっぱり並の人間じゃないんですねえ…。

2022年9月8日木曜日

まどわず…?

 先日、誕生日を迎えて40歳になりました。

このブログを始めた時はまだギリギリ20代だったことを思うと、ずいぶん長いこと杖もブログも続けてきたなと思います。


論語に曰く、「四十にして惑わず」。

「もう女の色香にも惑わされなくなりましたよ」なんて吹いてたら、「本当かどうか、キレイどころを並べて反応を見てみよう」なんて言われまして、落語の「饅頭怖い」でしょうか?

次は、福沢諭吉の似顔絵が怖い。


おあとがよろしいようで。

2022年8月31日水曜日

するどい!

 自分の道場で先日の講習会での話など交えながら稽古をしていたんですけれど、後輩が一言。

「それ、解説書に書いてないですよね?」

こやつ…デキるッ!!

講習会で講師の先生が仰ったことでも、それが解説書に書かれていない場合は

・杖道委員の先生方で意見が一致しており、次回の解説書改訂で盛り込まれるであろうこと

・あくまで講師の先生が「自分は道場でこう教えています」ということ

の2通りがあるわけですよ。

聴く側もそこら辺を考慮しながら講習を受けないといけないと思うんですが、こういう発言がさらっと出てくるあたり、我が道場の後輩ながら恐るべし。

ちゃんと解説書を読んでて理解してないとこんなこと言えませんからね。

2022年8月29日月曜日

たいかい

 今年の全日本杖道大会は静岡で開催されることになっていますが、カメラで撮影してインターネットでライブ配信されるらしいです。

カメラうつりだけでなくコロナとかもあって、仕打交代なんかはかなり通常とは違うお作法になっている模様です。

で、その解説があったわけなんですけれど、

うーん、前から言われていた「仕打交代では努めて視線を外さないようにする」ってのは全然守られてないっぽいですね…。

講師の先生方も「用具は基準線に適切に合わせるように」とは何度も言われてましたけど、「目を離さないように」とは全然言われてませんでしたから、そこんとこどうなんでしょうね。

今回は初のweb配信ということでそちらが大事っぽいので「細けぇこたぁいいんだよ!」的なところがあるのか、そもそも範士八段の先生方が一生懸命考えてやってることだから私が考えるようなことはとっくに考え済みなのか。


まあ私は相手がいなくて大会には出られないので関係ないんですけどね。

2022年8月28日日曜日

イベント!

 講習会とか、大会とか、大きなイベントがあるともちろん主催者の皆さんはてんてこ舞いで大変なんですけれど、参加者のほうもやっぱりそれなりに大変で、つまり何を言いたいかというと、

「ご飯作るの、だりぃ~…」

「洗濯するの、だりぃ~…」

ということです。

やってくれる人もいないし、仕様のないところですね。

ご飯は今どき買ってくればいいけれど、洗濯やら何やらはどうしようもありませんからね、はい。

2022年8月25日木曜日

しっぱい

 全国審査も目前ですけれど、受審者の皆さんは準備出来てるでしょうか?

普段は稽古の中でしっかり用意できているつもりでも、本番になると思いもしない失敗が起きるものです。

失敗したらどうするか?

「失敗しないのが大事、失敗するのが悪い」とか言ってるようではお話にならないわけで、失敗してもそこからどうフォローするかが大事で、100点はもらえなくても60点とか50点くらいはもらえるのか、それとも0点どころか失格になるのか、そういう分かれ目ですよね。

こういう失敗はどうするか、ということは口では色々言えますけれど、結局は実際に人前で失敗して敗れて恥をかいて、そうしてそこからどうするかを学んで初めて自分の力になるんじゃないかなと思います。

いまからどこかで失敗しておいで、とは言えませんので、こればかりはこれまでの積み重ねとしか言いようがありませんね。

ちなみに私はそれはもう色んな失敗を色んなところでしておりまして、ハイ。

2022年8月16日火曜日

ねんげつ

 7月が来て「ああ、今年も半分終わりか、早いなあ」と思っていると、気が付けばもう盆が過ぎて、暑いなりにも日暮れが早くなってきたりと秋の訪れを予感させます。

日が過ぎるのは遅いようで早いような、不思議な気がします。

その間、私はどんな稽古を積んできただろうかと思うと、悲しいくらいに何もないような、いくらかうっすらとはあるような、そんな気持ちがします。

気が付けば和歌山での審査会・講習会も目の前で、審査を受けるみなさんもそれぞれに準備が進んでいることでしょうね。

受審者の皆さんはコロナに罹らないようにするのがこれからの1番の準備だと思いますから、ご注意いただきたいところです。


月日の過ぎる早さを、祖母は「10年はあっという間に過ぎる。でも100年は長いな」と言っていたのを思い出します。

乙藤市蔵先生もそんなことを思っていらっしゃったんでしょうか。

2022年8月11日木曜日

はつおん

 杖道における気合は2つ。

解説書によれば「エイッ」「ホーッ」ですね。


ところで、最近杖道を始めた人は知りませんけれど、私が杖道を始めた17,8年ほど前は「ィエイッ」だよと習った覚えがあります。
つまり、エイじゃなくて小さいィが入った感じだと。

でも今現在、全剣連からのお達しでは「イエイッ」じゃなくて「エイッ」です、ということになっています。


この辺りをどう考えるか(別に考えなくてもいいんですけれど)、要するに日本語の発音の変化があるからではないかな、というのが私の個人的な意見です。

つまり、「え/エ」と「ゑ/ヱ」は"e"と"ye"で区別されていて、もともとは"Yei"的な発音だったけれど、現代的表記法に合わせて「エイッ」としたために発音もそれに合わせましょう、ということじゃないかなと。

似たような話はちらほら有って、明治期の小泉八雲の「怪談」ですが英語では"Kwaidan"ですし、同じく「関西学院大学」は"Kwansei Gakuin University"ですしね。


さて、じゃあ実際にどう発音したものかというと、別に小さくイを発音することはなくって、現代的表記法でも「イェルサレム」とか「イェール大学」とかはあるわけで、これと同じような発音でいいんじゃないですかね。


まあそれを偉い先生方がどう思われるかはわかりませんけれど、「私は『エイッ』と発音してます!」ということで「ィエイッ」「イェイッ」的な発音をしておけばよろしいのではないでしょうか。知らんけど。

2022年7月31日日曜日

あつすぎ!

 最高気温が35℃を超えるような日に稽古をするのは頭がどうかしている。


…とは言いつつも、やっぱり稽古はしなきゃいけないし、そういう日にはそういう日の稽古があるわけです。

あまり体を動かさずにできる稽古ということで、このところ「姿勢を正す稽古」をやっています。

基本打ちをするにしても、たくさん数を振るのではなく、また思い切って攻め込むのでもなく、ゆっくりと背筋正しくいい姿勢で打つ稽古ですね。

普段正しくできているつもりでも、案外首が落ちていたり腰が反り返っていたり腕ばかり前に出ていたりするもので、やってみると結構直すところはあるものです。


先日、黒郷先生も言われてましたけれど、

「審査では、型に入る前に『この人は良さそう、この人はダメそう』っていう見当はついている。受かるような人は立ち姿、歩く姿、礼の仕草、そういうところからちゃんと出来てる」

とのことで、「姿勢正しく打つ稽古」だけじゃなくて「ずっと姿勢よくいる稽古」っていうのも大事ってことですね。


そんなこと言ってても、気温が30℃超えたらどんな稽古しようが暑いので、休憩と水分補給とクールダウンはしっかりやってくださいね。

2022年7月18日月曜日

こてうち!

 前に

「神道流剣術の『鷲』とは、続けざまに小手を斬るさまを鳥が獲物をついばむ様子にたとえている」

という先生の教えを書いたことがありました。

しかし、鳥を飼っている人でもないと鳥が餌をついばむ様子はなかなかわかりませんよね。

そういうわけで、ハイ。



鷲じゃないけど、まあいいでしょ。ちなみに、友人が飼っている鶏です。

鶏が草をついばむのって、咥えて引きちぎる瞬間が結構早いというか、ほぼ見えないですよね。

とりあえず「こんな感じで打てばいいのかな」と思ってもらえたらいいんじゃないですかね。知らんけど。

当たり前の話ですけれど、こんなblogの胡散臭い動画を見てあれこれ言ってないで、自分の先生の教えをしっかり守りましょうね。

2022年7月15日金曜日

うそつけ!

 昨日の記事を読んで

「お前、20代のころは『仕事があるから』とか言って2週間に1回しか稽古に行かなかったり、仕事してないときは『雨だから』って稽古休んだりしとったやないかい!!」

ってツッコんだあなた、だいぶ私のマニアですね?

いやまあそれも間違いじゃないけど、一方で稽古のない日でも基本打ちをしたり素振りをしたりはしてましたからね。

ウソジャアリマセン。


2022年7月14日木曜日

しぜんに

「力を抜いて、杖を自然に遣って」

と先生方に言われることも多いんですけれど、そして実際私も同じように後輩の皆さんにいうことも多いんですけれど、でも先生、実はめっちゃムキムキですよね? お若いころは多分めちゃくちゃ体追い込んでましたよね? どう考えても体幹バキバキですよね?

実際のところ、若いころは素振りから基本打ちからしっかりやっておかないと、ある程度昇段してから「力を抜いて」っていう感覚はついてこない気がします。

私もそろそろいい歳のおっさんですけれど、20代のころは結構1人稽古もやったものでした。

今?…まあそれは置いとくとして、じゃあなぜ今後輩の皆さんに「力を抜いて」っていうのか?

そりゃ皆さん高齢者だから…。

高齢者じゃない人は昔から拳法やりこんでたりとかしてるし、今更「しっかり振り切れ」とか言うまでもないというか。

2022年7月11日月曜日

はちだん!

 昨日は黒郷先生にお越しいただいて、全剣連杖道の講習会でした。

暑い中、一番動いていたのはなぜか先生だったんですけれど、

「杖道の楽しさを感じてください」

という一言は、まさにその通りだなあと感じました。

杖道の楽しさも色々あるかと思いますけれど、「上達」もその中の大きなものだと思いますから、日々精進を続けたいと思います。


しかし、やはり範士8段ともなると、立っている姿だけでも我々凡人とは違う、何か一線を画するものがあるようですね。

2022年7月8日金曜日

いつもの

 今日は日本の歴史に残るような事件がありました。

それでもいつもの通り集まり、いつもの通りに稽古をしました。

いつもの通りの日々が、これまで通りのいつもの通りの生活をもたらしてくれると信じています。


稽古の最後のあいさつで、

「『代わりにあいつが撃たれればよかったのに』とか、『一緒に誰それも撃たれればよかったのに』とか、そういうことは言わないようにしましょう。『杖道をやる人たちはそういうことを言う人たちなのか』と思われないように」

とお願いをしておきました。

武道は何をどうしても人を傷つける技術であるわけで、そういう技術を学ぶ人間がたやすく人を殺めるようなことを言うのは、自分たちの立場を自ら傷つけることだと思います。

武道を学ぶ理由はそれぞれ千差万別でしょうけれど、

「自分や仲間を不当に傷つけるものを取り押さえるための力です」

と言えなくなったら、あまりに空しくはありませんか。


最期に、安倍元首相の冥福を祈ります。

2022年7月7日木曜日

ふいうち

 仕事をしてしてふいに声を掛けられてドキッとしてしまったんですけれど、

「武道家としては、急に後ろから声を掛けられてびっくりしているようでは大変よろしくないのではないか」

と思いました。

まだまだ修行が足りないようです。

2022年7月6日水曜日

かんしゃ

 今更ですけれど、「岡山県では5段まで県で審査ができる」っていうのは、ものすごくありがたいお話なんですよ。

自分の県ではそこまでできないってところもたくさんあるわけですから。

ここ10年くらいで岡山県で杖道を始めた人は、「始めたころからそうだった」てな感じで有難いとも何とも思ってないかもしれませんけれど、実は阪本先生を筆頭に色んな先生方が頑張ってきてくださったことに感謝しないといけないところです。

2022年6月30日木曜日

ほんばん!

 「稽古は本番のごとく」「本番は稽古のごとく」

よく言われることですが、

言われてできれば苦労はしねえよ!!

と思うことでもあります。


先日の審査でも、「稽古の時は今よりずっと上手にできていたのになあ」と思う場面がありまして、現実的には「本番では稽古の6割くらい、8割もできたら御の字」じゃないかなと思います。

どうすれば本番であがったり緊張したりしなくなるのか?

多分、たくさんの「本番」を経験するしかないんでしょうねえ。

演武に出て、大会に出て、審査に出て、色んな人と稽古して…。

2022年6月26日日曜日

あんぜん

 ごくごく当たり前の話ですけれど、

最高気温35℃とか36℃の日にエアコンも使わずガンガン稽古するなんて命知らずなことはしてはいけません!

繰り返し言いますけれど、当たり前のことですよ。


こういうことを書くということは、つまりこの土日は稽古にいそしんでいたと、つまりはそういうことですね。めっちゃしんどかった。

稽古をしていたと言っても、いつもよりゆっくりゆったりと、休みを多くとって水分もしっかりとって、稽古後はしっかりクールダウンして早めに休んで、そういう稽古をしていました。

しかし6月からこんな暑さでは、梅雨が明けてからの今年の夏は、どんな稽古になるんでしょうかね…。

2022年6月20日月曜日

ひさびさ!

久しぶりに冨永先生を招いての講習会が開かれました。

やっぱり、講習会はいいですね。

色んなお話も聞けて、色んな稽古もできて、早くマスクもなしでコロナ以前の稽古ができるようになってほしいと改めて思いました。

また先日のテレビ放送についてのお話とか、審査にまつわるあれやこれやのお話とか、ほかにもあれこれ聞くことができてそれも大変面白かったです。

久しぶりの講習会だけに、「遠くから先生に来ていただいて教えを受けられることがどれだけ有難いか」がよくわかりました。


ところで、2日目のお昼休みの時間になぎなたを持ち込んで「最近なぎなた始めたんですよー」てな話をしていると、剣道7段をお持ちの先生が寄ってきて「お、いいじゃん、遊ぼう!」ということで、お互い素面素小手で切って切られてのお遊びをやりました。

なぎなたが上段に構えたほうが剣は入りにくいかなと思ったら「そっちのほうが入りやすそう」と言われてみたり、「案外、小太刀のほうが入りやすそう」とか言って小太刀だったり2刀流だったりと向かい合ったりしてみて、色々遊びました。

お遊びの最中に木刀が私のヒジあたりにちょっと当たって、道着の上からだったしホントに軽くちょびっと当たっただけで何ともないと思っていたんですけれど、今日になってみると当たったところがうっすら青あざっぽくなってて触ると地味に痛くって、「剣道7段、おっそろしいな」と改めて思いました。

2022年6月16日木曜日

2022年6月10日金曜日

しっぱい

 また県の昇段審査が近づいてきました。

「失敗したらどうしよう」
「うまくいかなかったらどうしよう」

打突がズレちゃったら?

ウチバリ・逆バリが外れちゃったら?

誰でも審査を目の前にすると陥る悩みです。

私自身、色んな試合、色んな審査で色んな失敗を繰り返してきましたけれど、失敗しちゃったときにすることはたった1つだと思います。

とにもかくにも、やり切ること。

これだけです。


打突がズレたら?

打った場所をずらしたりせず、「私はここを打ちたかったんだ!」という体で堂々とすること。

ウチバリが外れたら?

当たったという体で型を続けること。


一番よくないのは、「あ、失敗しちゃった、ゴメンもう1回」「やっちゃったー、あれ、どうしたらいいんだっけ?」ってやっちゃうこと。
これをやっちゃったら0点です。たぶん。

失敗したら失敗したで、動揺してない(フリ)でとにかく型を続けること。

途中で別の型と間違えちゃったら、間違えたなりに最後までやり切ること。

失敗してもやり切ってしまえば、100点はないにしても20点か30点はつきます。
優しい昇段審査なら「もう1回やり直して」って審査委員長が言ってくれるかもしれません。
試合でも、相手が同じように何かを失敗するかもしれませんから、とにかく最善を尽くすことが大事です。

だけど、途中で放り出しちゃうと問答無用で0点です。
失格、敗北、間違いなしです。

私自身、とある試合で些細な失敗をずっと引きずって、さらに失敗を重ねて敗北した思い出があります。

それを見ていた先生が
「しょーもない失敗をいつまでも引きずったらあかんわ。失敗はさっさと忘れて、ほかで取り返さな」
と笑って仰っていましたっけ。

「失敗は、ほかの部分で取り返す」

そういう気持ちが大事ではないかなと思います。

ただ、そういう気持ちを身に付けるためには、それだけ失敗を繰り返さないといけないんですよね。それもまた杖道のうち。

2022年6月5日日曜日

ではない

 最近道場で教える側に回って、改めて気づいたことがあります。

それは、型や技「ではない」部分の大事さ。

前から人の稽古を見て「型の練習ばっかりじゃなくて、もっと基本打ちからやればいいのに」みたいなことはちらほら思ってましたけど、最近は基本打ちですらない、もっと別の場所をきちんとやらないといけないんだなと思うようになりました。

一言で言えば「所作」とか「礼法」とか、そういう部分なんでしょうけれど、もっと広くとらえてもいいように思います。

当たり前の話ですけれど、高段者になればなるほど普段の振る舞いが洗練されているし、それなりな振る舞いの人はそれなりの段位なわけですよね。

もちろん型や技の稽古も大事ですけれど。


私自身、稽古が進んでまた考えることも思うことも変わってきたわけですが、1年後か2年後にまた全然違うことを考えているのかもしれません。

2022年5月24日火曜日

おわかり?

 昨日はなんだかよくわからない言葉を並べてしまったので、今日は先生方の「分かりやすい言葉」をおさらいしておきましょう。


「人の演武を見るときは、悪いところを探さないでいいところを探しましょう」

よく分かりますね。そして、つい悪いところばっかり探してしまいます。


「一番最初にあるのが一番たくさん稽古する型。一番たくさん稽古する型は一番大事な型。つまりは奥義」

私たちは最初に奥義を習っていたと、先生はおっしゃいます。

なぜ1本目が即ち奥義なのか?

これはそれぞれ考えて見る価値がある疑問だと思います。きっと答えは1つではないんでしょうけれど。

2022年5月23日月曜日

イマジン

 変なことを言うんですけれど、杖道委員の先生方が仰ることって、たまーに、ごくごくまれに、「何言ってんだこの人理解に苦しむ言葉だな」って思うことないですか?


このblogでも何度か書いた気もしますが、

「太刀は鮮やかに斬らんといかん」

これはわかりますよね。


「打太刀は風格を、位を出しなさい」

分かるような分からんような。


「太刀は武器の王者、王者の貫禄を出しなさい」

さっきよりさらに分からない。


「あなたの木刀の振り方はスマートすぎる」

全然分からない。

そもそもそんなスマートに振れるほどの人はそうそういないと思いますが。


もっと上達していくと、こういう言葉もスッと理解できるようになるんだろうか。

あるいは私自身もいつのまにやらこういう「よくわからん言葉」を大量に使っているかもしれない…。

2022年5月22日日曜日

はじめる!

 唐突ですが、


なぎなた、始めました。

始めたばっかりなのになぎなたはなんか使い込んでる感じがありますが、それはリサイクルショップで買った中古だからです。安くてお得。

今更ではありますが、杖道のもとになった神道夢想流杖術の流祖である夢想権之助は剣・槍・薙刀の名人であったわけでして、つまりはなぎなたを学ぶことが杖道の上達につながると、そのように信じるわけですね。


また、我が家の武道具が増えてしまいました…。減らそうって言ったのに…。

2022年5月14日土曜日

こうかい

調子が悪い時には

素直に稽古を休むべきだって

翌日はっきりわかんだね。


正確に言えば、「稽古が終わったその晩から」でした。

とにもかくにも、皆さんも「今日はいまいち体調が良くないな」って時はお休みしましょうね。

2022年5月13日金曜日

おそうじ

 すっかり暖かくなって、稽古で汗をかいて杖が滑らなくなってきましたね。

そういうときこそ、杖と太刀のお掃除!

毎度言っていますけれど、固く絞ったタオルや雑巾でごしごしとこすって、後は乾いたタオルで拭って転がしておけばOKです。
何も難しいことはないですね。

人によってサンドペーパーを掛けたり油を塗ったりもしますが、それはお好みで。

年に2,3回くらいは道具のお掃除をいたしましょう。

2022年5月12日木曜日

くるしむ

 「苦しむことが稽古ではない」「稽古は苦しみではない」

私はずっとそう思ってはいますけれど、そうは言っても「上達のために稽古で苦しむこともある」ってこともまた有り得るんですよね。


ああでもない。こうでもない。

どうしてうまくいかないのか。どうすればうまくいくのか。

さっきできたことがなぜ今できないのか。

さっきできたことをもう一度するためにはどうすればいいのか。


そうやって悩み苦しみ稽古を続けるその瞬間がまさに成長の時であろうと、そう信じて稽古にいそしむよりほかない時もあると思います。

「10回に1回しか決まらんやろうけど、ずっと稽古を続けるうちにそれが5回6回になり、10回決まるようになるんやで」

そんな先生の言葉が思い出されますね。

2022年5月9日月曜日

つづける

 「続けることが大事」


そんなお話を先日のTV放送で冨永先生が語ってらしたように思いますが、なかなか難しいことでもあります。

そもそもが1つの趣味を10年続けようっていうのがまず普通じゃないと思いませんか。

さらに「少しでも良くなりたいと思い続ける」となると、さらにさらに難しい。

新しく入ってくる人が10人いても、10年続く人となったら1人2人いたら十分でしょうね。


だからこそ、私たちは新しく入ってくる人を求めなくてはいけないわけですね。

2022年4月29日金曜日

へたくそ

 先日、久々に二刀を使ってみたらだいぶ下手になっててショック!

斬り付けたほうはまだいいんですけど、もう片方の構えがダメダメですね。

片方で斬り付けたら、もう片方はきちんといつでも使えるような構えになってないといけないんですが、全然キレイにできてない。

しばらくやってなかったとはいえ、ちょっと仕込み直さないといけないかなあ。

2022年4月26日火曜日

おべっか その2

 今日も広島観光の話。

昨日は三次、今日は呉。

先日、呉では「艦これ」というゲームのイベントがあって、通称「提督」と呼ばれるオタクおじさんたちがたくさん集まって大層盛況だったそうですね。

呉はね、別にイベントがなくっても、とてもいいところなんですよ。

呉と言えば自衛隊。
大和ミュージアムや鉄のくじら館は非常に有名ですので今回はパス。
今回は呉というより向かいの江田島で参ります。


まずは「アレイからすこじま」という場所からのいかにも呉な眺めを。




江田島では牡蠣の養殖がとっても盛ん。
海沿いを行くと牡蠣棚がいっぱい見えます。



江田島の端っこの段々畑、その跡地。

多分、かつては一面が段々畑だったんでしょうね。
今は昔の物語。

でもまだ一部では畑作が行われている模様。


そして江田島と言えばここ。
海上自衛隊の術科学校。

岡山の某6段も、昔ここで青春の日を過ごしたんでしょうか。


ちょっと外れたところにある峠からの眺め。

海の向こうに呉の町並みが見えます。

さて、今度は食べるほう。
広島と言えばお好み焼きでしょ。

呉と言えば自衛隊、自衛隊と言えばカレー。
カレーにはコーヒーが実に合います。

呉の名店のピッツァ!!ウマイ!!

そしてオマケ。



とってもきれいなお姉さんたち。

まあ理由は何でもいいんです。
呉でも三次でも豊かになって、人が増えて剣道とか居合道とか杖道とか杖道とか杖道とかに取り組む人が増えてくれればそれでいいんです。

皆さんどうぞよろしく。


そうそう、忘れてました。
「三次」は「みよし」と読みます。たぶん読めない人がいたのではないかと思って。

2022年4月25日月曜日

おべっか

もうすぐゴールデンウィークですね。

あいにく私はカレンダー通りのお仕事で言うほど連休ではないんですけれど、段々暖かくなってきたこともあって少し外に行きたいという方もいらっしゃるだろうと思います。

全国津々浦々をめぐってきた私が今回お勧めしたいのは、広島県の山間部にある三次市。
河に囲まれた美しい街です。

古の妖の趣を漂わせる街。
結構面白いミュージアムでした。

内容的には「部屋が水浸しになる」「ミミズで一杯になる」などだったりする模様。

太歳(ださい)神社。ダサくはない、美しい神社。

「武揚」を掲げる、いかにも我ら武道者向けの灯篭。

ちなみにこの太歳神社、「朝霧の巫女」という漫画の舞台になっていてオタクな皆さんにもお勧めです…と言いたいんですが、朝霧の巫女と聞いてピンとくるのはまあ30代後半か40代のおっさんオタクですね(連載開始が2000年)。
若い連中にはわかるまい…。

閑話休題。


通りすがりの汁なし担々麵。
辛いのが苦手な人はお酢を垂らすとマイルドになってgood.


三次のオススメのお土産。
洋酒がようしゅんどる。おいしい。

右はマーブルケーキ。こちらもおいしい。

何というか、のんびりと過ごすにはいいところです。
次は改めてもうちょっとのんびり巡ってみたい。

あと、ゴールデンウィーク中は10kmほど東隣の庄原市の国営備北丘陵公園で、10万本のチューリップが満開時期だそうですから、蜜を避けてのんびり花見などいかがでしょう。

さて、ほかにもうちょっと目立つところを求めて少し北に向かって島根県に入ると、一部で有名な廃駅があります。

「天空の駅」こと宇都井(うづい)駅。

100段を超える階段を上った先のホームからの景色。
ホームは入場料200円、入れる時と入れないときがあります。


お断りしておきますが、私は鉄ではありません。
私は鉄ではありませんからね(2度目)。


こうして三次市がちょっとでも有名になって少しでも栄えれば、きっとどこかの誰かの琴線に触れることがあるかもしれないという、そういう気分で今日の記事を書きました。

2022年4月17日日曜日

かんそう

 皆さん、昨日のNHKの放送は見ましたか?

見ましたね?

それぞれ思ったこと感じたことはあるんでしょうけれど、やっぱり一般の人の感想って大事だと思うんですよ。


「武道家の人がいう自然体を信じちゃダメ」

「俺の自然体って、ソファに寝転んでDVD」

「そもそもキレイに立つのが難しい」


だよねー!!

大丈夫、だいぶ長いこと杖道してますけど全然キレイに立てる自信がありません!

2022年4月14日木曜日

やりたい

 本当のことを言うと、古流をしっかりやりたいし、剣術もしっかりやりたいし、鎖鎌もしっかりやりたいし、十手鉄扇もしっかりやりたい。

だけどなかなか難しい。

少人数の道場で、まだ未熟な人がいればやはりそちらに合わせて全剣連型をやらないといけないし、古流の手順だけでも覚えきってる人も少ないし、なにより難しいのは「教えられる人」ですね。

そういう先生がいらっしゃる道場は羨ましいな、と思うと同時に是非ともしっかりそちらの稽古もしてほしい、出来たら私も呼んでほしい、と思うのであります。

2022年4月11日月曜日

おしらせ

 4/16(土)23:30から、NHK総合「明鏡止水 ~武のKAMIWAZA~」に冨永先生(と福田先生も?)が出演されるそうですよ。

皆さん、ぜひ見ましょうね。


番宣を見るとどうも「武蔵の剣」と、なにかというと武蔵のオマケみたいな扱いは悲しいところがありますね。
思い返すとたしか「歴史秘話ヒストリア」でしたっけ、あれでも「武蔵と戦った人たちのその後」みたいなお話で波止先生が出演されてましたよね。

なんにせよ、全国放送に呼ばれるというのも大したことですから、皆さん忘れずに見ましょうね(2度目の念押し)。

2022年4月10日日曜日

へんれき

 年度も新しくなったし、たまには掃除をしようかなと思って普段使う武道具を引っ張り出したところ、「我が家の武道具もずいぶん増えたよな」と思いました。

そういうわけで今日はちょっと私の武道具の遍歴を辿ってみたいと思います。

一番最初。太刀と杖だけ。

次。小太刀と短杖が追加。

中期。袋竹刀とか鎖鎌とか十手とか居合刀とか。
だいたいのモノはもう揃ったかな?

更に次。太刀と杖とを新しいのに入れ替え。
あとシャレで椿の木刀追加。

今。

「アンタ、バカァ?!」という声が聞こえてきそうですね、これは…。
さらに言えばここに出てない売れ残りの鎖鎌があと2本あるとか、縄もほかに2本あるとか、つまりはもっとあるわけなんですが。

一応説明をしておきますと、前回も言った先生の形見分けとか、お歳で杖道を引退された先生のお古とか、シャレで買ったものとか、そういうのが加わってこの状態です。

杖は何本あっても構いはしませんけど、アホみたいにある木刀の中で杖道に使えるものは今自分が使っているものも含めて3本(うち1本は私のお古)しかないのはちょっとひどい。

そもそも素材も不明なものもあれば、1本には「柳生」とか焼き印が押してあって明らかに柳生新陰流だろコレってものもあり、いくら先生のお古だからって持っとけばいいってもんでもないような気がします。
あ、木刀用の鞘などは大変ありがたく重宝しております。先生、ありがとうございます。

シャレで買ったとはいえ全然シャレになってないのが一番上の木刀で、「150cmの木刀かー、たぶん刃渡り3尺3寸やろなあ」と思って買ったものの、いざ届いてみたら「なんか刃渡りが110cm超えてるんやけど…?」というオチ。

鞘がないからわからないんですけれど、3尺3寸は抜けそうだけど3尺6~7寸ともなるともう抜けなさそうなんですよねコレが。
林崎新夢想流の動画を真似て一生懸命頑張ってみても、一番腕を伸ばしたところと鞘の位置がギリギリすぎる、というかちょっと足りてない感じがします。
どうせ鞘はないし、素振りだけなら別に抜けようが抜けまいが構わないんですけども。

流石に使いでのない木刀ばっかり持っていてもしょうがないので、いくつかは売りに出すかなあと朧げに考えているところです。
頂き物を売りに出すのもどうかとは思いますけれど、捨てたり死蔵したりするよりはよほどいいでしょう。

最近は木刀も杖も手に入りにくくなりましたから、求める人のところへ行くのが道具としても幸せかもしれません。

2022年4月2日土曜日

とどかぬ

先日、去年亡くなった神戸の高原先生の遺品分けで木刀と鍔を頂きました。

杖道を始めたのはずいぶん昔のことのようで、つい先日のことのようにも思われます。

高原先生の下で稽古したのは3年弱、その間にいろんなことを教えて頂いて、いろんな業を見せて頂きました。 

今でもはっきり覚えているのは「巻落」。

「巻落いうのんはな、上で受けて落とすんとちゃうんや。本手で太刀と合わせるやろ、これを落とすんや。ちょっと太刀構えて。これをな、こうするんや。」

これでウチバリ(いわゆる引落打)を食らったようにストンと太刀を落とされて、先生凄いなあ、私も5段とか6段とかにまで稽古が進めばできるようになるんだろうか、と思ったものです。


あれから20年近く、段位では当時の先生にだいぶ近づきましたけど、いまだにこの巻落は全然できる気がしません。
私はいつか本当に当時の先生と同じことができるようになるんだろうか…。

2022年4月1日金曜日

あらたな!

さあ、今日から新年度です!

早速新しい何かを始めてみませんか?

そう、例えば杖道とかね!


なおこのblogを訪れる人の99%はすでに杖道家です。

2022年3月22日火曜日

ふうかく

本日のお稽古の主題は「太刀の風格」でした。

冨永先生がよく仰ってました。「太刀は風格を示さんといかん」と。

そういうわけで今日は後輩の皆さんにも言いました。
「打太刀を持ったら、『風格』というものを意識してくださいね」
「風格が何かって言われても私にもわかりません!!」
「でも『風格ってなんだろなあ、こんなんかなあ』と思いながら積み重ねるのが太刀の稽古と思って取り組んでくださいね」

風格って、何でしょうね?

それが分かるころには範士8段にでもなってるかしらん。

2022年3月16日水曜日

ゆうめい

「杖道やってて6段7段にもなって阪本先生と坪井先生を知らないとか、そりゃモグリだろ」
と言われていたかどうかは知りませんが、阪本先生と坪井先生はそれはそれは有名でした。

今でこそ色々事情があって県外に出ることは無くなりましたが、「大体どこに行ってもいる」「岡山弁で講師を質問攻めにする」などなど、エピソードには事欠きません。
お知り合いもあちこちにたくさんいらっしゃるようです。

阪本先生は少し道場稽古を減らしていらっしゃいますが、坪井先生は道場では相変わらずたいそうお元気でいらっしゃるようで、この度ついに自分の道場から6段が3人出ることになり、後輩を育てる点でも実に素晴らしい結果を出していらっしゃいます。

さて先日、
「ところで、岡山で受かった人おるけど、誰? え、坪井先生のお弟子さん? アカンでそれは! 6段にもなったら全国に出て行って顔売らな! 先生見習わんと!」
とのお言葉を頂戴しまして、他人事ながら頑張っていただきたいところです。

自分のことはどうなのかと言うと、人生遊んでる間に良く知らないところで変に有名になった部分もあるようで、
そのうち
「肩にバッテンつけた岡山のおっさん知らないの? そんなのモグリでしょ」
なんて言われる日がくるんですかね?
そういう日は別に来なくていいなあ…。

2022年3月13日日曜日

ひさびさ

土日の間に久しぶりに稽古をしました。

1か月以上稽古してなかったのでたいそう体が重たいし、気合も全然でなくて若干喉がかれ気味ですが、やっぱり気持ちのいい疲れだなと思います。

やっぱり私は杖道が好きなんだなあとしみじみと思いますね。


ところで

「杖やって、併伝やって、そんだけ色んな武器使えるのに、なんで刀だけ振らないんですか!おかしいでしょそれ!居合やりましょうよ!

って言われまして、うん、そうだよね、全くその通りですが、ゴメンね…。

2022年3月11日金曜日

あいよう

先日まで北陸東北の日本海側ではたいそう雪も降っていたようですが、我が家の庭の梅も満開ですっかり春めいてきたようです。
春が近いとはいいながらなかなか景気のいい話もないんですが、そろそろ更新も初めて行こうかなということで、最初に罪のないお話からやっていきたいと思います。


私も杖道を始めて20年近くにもなると、当初から使っている道具というのはほとんどありません。

道着は買い換えました。
袴も買い換えました。
杖も木刀も新しくしました。
なんなら革鍔さえ別のものに変わりました。
ずっと見てる人なら「そういえば新しくしてたっけ」と過去の記事を思い出すかもしれません。

ただ、稽古着用の帯だけはずっと最初に買ったものを使っています。
今ではこの帯を買った武道具屋さんもお店をたたんでしまったそうです。
考えて見ると、ずいぶん長い付き合いだよなと思いますね。

さて、長いこと使っているだけに色々と年月を感じさせる点もあるもので、あれこれ言うより見てもらったほうが早いでしょうね。

昔の記憶

今の現実

余ってる長さがこんなに違う…。
一生懸命お腹を引っ込めてとった「昔の感じの写真」ですけど、ホントはもっと長々と余ってたはずなんですよね。
年月が腹に乗ってますね…。

いま20代で頑張ってる杖道家の諸君!
君もこうなる!
必ずだ!

私だって20代のころは「ぜってぇ太るわけねぇよ。だって毎日お菓子食べまくってるのにこれだぜ?」って思ってたんですよ。本当に。