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2015年4月20日月曜日

おおがま!

マンガの登場人物というのは、色々と現実離れしたところがあるわけですが、20年くらい前のマンガで、こんなキャラクターが登場したことがありましてね。

(画像はネットの拾い物です。だれかの2次創作物です。)

「るろうに剣心」というマンガに登場した、本条鎌足というオカマの大鎖鎌使い。
途方もなく大きな鎖鎌を振り回すという後にも先にも見たことがない設定。
ただの大鎌ならいざ知らず、「大鎖鎌」ですからね。

「こんな武器ねーよ!」と当時も思ったような気がします。
実際のところ、最近までそう思ってなんの不思議もなかった。


でもね、あるんですよ。こんな武器。
大鎖鎌とでもいうべき武器は、実在するんです。
われらが杖道の源流である神道夢想流杖術の、そのまた併伝武術の一つである一心流鎖鎌術に、あったんです!

その名も「長柄の鎌」。
資料によって「ながえのかま」だったり「ながつかのかま」だったり、どっちなんですかね。

一心流鎖鎌術の基本となるのはこんな鎌ですが、


この鎌でさえ手鉤がついていたり両刃だったりしてイレギュラーな存在なのに、稽古の段階が進むと最後に件の「長柄の鎌」が出てくるわけですね。


ネット上にそれっぽい動画がありましたので、どうぞ実物をご覧ください。
ほんと、ネットってなんでも出てくるね…。
なお、この団体は我々とは一切の関係がありません。念のため。


大鎌って、なんかこう、中二心をくすぐる武器ですよね。そんなことない?

2015年4月7日火曜日

しんぱん!

5段以上になると、試合における「審判」の役目をまかされるようになります。
これまであまり意識してきませんでしたけど、先日の審判講習でのごく基礎的な知識だけ備忘録として残しておきます。

まず審判は3人。
主審が1人、副審が2人。3人一組で入場。
下っ端が先に主審を務め、偉い人が最後の主審になるように輪番。

礼については会場・大会ごとに色々違ったりするようなので割愛。


巻かれた旗をもって入場し、指定の位置についたら旗を解いて両手に用意。
選手に対して主審が「入場!」の合図。
選手が指定位置についたら、主審が「はじめ!」の号令。
選手は号令を聞いてから相互に礼。
杖が常の構えに戻ると同時に3人の審判が揃って着席(礼から体を起こし杖を戻す動作が始まると同時に着席始め)。

仕打交代がある場合、選手の演武および相互の礼が終わり、またここでも杖が常の構えに戻るのと同時に「主審だけ」起立。そして「仕打交代!」の号令。
交代し終わったら再び「始め!」の号令。着席も先と同様。

演武終了、礼が終わると同時3人の審判全員が起立。
主審の「判定!」のコールで紅白の旗どちらかを上げる。
旗と手は一直線。角度は45度。


「赤/白の勝ち!勝負あり!」のコールで旗を降ろす。
 なお、主審は右手に赤、左手に白の旗。
副審は逆。


指定の技を選手が間違えた等、審判の間で確認・協議が必要となった場合は、判定に入る前に「合議!」の合図。
紅白の旗を右手にまとめ、真上に掲げる。
どうしていいやら審判でわからなかったら審判委員に伺いを立てる。



太刀や杖が飛んで演武に障りが出る場合や、受け損なって怪我したりした場合は、ただちに主審が「やめ!」の合図。
両手の旗を真上に掲げる。



旗の持ち方。
人差し指を伸ばし添えるようにして持つ。
立っているときは鉛直に旗を下ろし、袴の縫い目に沿うように持つ。
座っているときは旗の柄が地面と水平になるように、両の旗が平行になるよう膝の上でホールド。


余談ですが、当然のごとく審判は笑ったりしてはいけませんよ。
念のため。


こんなチョロ絵のために時間を使ったりして、われながらなんというか…。

2015年2月28日土曜日

リテイク!

近いうちに撮り直すといっておきながら、寝坊するやらなんやらで全然進んでおりませんでしたが、今日ようやく完了しました。

いろいろ思うところあって前後編で分けてみました。
毎度毎度のことながらいろいろと不出来な部分もありますが、これも稽古の一環と思い恥ずかしい思いをこらえながら見直すことにします。



2014年10月25日土曜日

やっとだ!

初夏に動画をアップしてから早半年。
ようやく続編の撮影が叶いました。

今回は神道流剣術。



杖道の元になったのが神道夢想流杖術。
その神道夢想流杖術の元になったのが神道流剣術。
非常に古めかしい香りがして個人的にとても好きです。
大太刀八通、小太刀四通からなる簡素な形で戦国の世から今まで伝えられています。

大太刀の型は順に
1.相寸 (右) [あいすん]
2.相寸 (左)
3.鷲 [じゅ]
4.乳拂 [ちばらい]
5.左輪 [さりん]
6.二刀合 [にとうあい]
7.受返 [うけかえし]
8.摺込 [すりこみ]

小太刀の型は順に地域差があるようですが、
1.受流 [うけながし]
2.咽中 [いんちゅう]
3.三受留 [みうけどめ]
4.突出 [つきだし]

今の剣道などには見られない太刀腰という足腰の使い方や下からの斬り上げなど、いかにも古武術、という感覚を味わえます。

本当は「くるみ竹刀」という、革で割り竹をくるんだものを稽古に使用するんですけれど、手元にないので木刀で代用。

みんなもやろうぜ!!

2014年8月20日水曜日

せんごく!

ぼちぼちゆるゆると稽古に復帰しているわけですが、木刀が重たい!
肩胛骨らへんの筋肉がぷるぷるしてる!
木刀の素振りを1からやり直しですわ…。


さて、日曜の話ですが雨の間のひとときの晴れ間を捕まえて、またしても行ってきました。備前刀剣博物館へ!
今年の特別展示はゲーム「戦国無双」とのコラボレーション!



私もやったことはありませんが、平たい話が「戦国武将を操って戦場で敵をばったばったとなぎ倒すゲーム」ですね。

ここはエヴァンゲリオンとのコラボといい、昨年の2次元vs日本刀展といい、典型的な伝統産業でありながらとても上手に現代の流行ものと連携しているところが素晴らしい。
「攻めてる!」って感じがします。

1階の展示は戦国武将ゆかりの文化財。いわば過去からの資産。




…なんぼゲームやからってちょっとアレンジ入りすぎとちゃうかしらん。

そして2階は遺物に加え「ゲームに出てくる架空の武器を作ってみました」のコーナー。


この鉄扇が5kg強、そして上の采配が4kg強!
ちなみにこの大太刀で3kg弱…。



鎖鎌!
これは何流でしょうか。
ちなみに我らが神道夢想流杖術に併伝の一心流鎖鎌術の鎌はこちら。



ついにできました。だれか一緒にやろーぜー。


展示を見て思ったんですけどね、やっぱり我々も現代の流行に上手く入っていって新しい人たちを取り入れなければならんと思うのですよ。

ここは一発コーエーテクモさんに「剣豪無双」を作ってもらって、夢想権之助先生を登場させていただくと。
さすればきっと全国の道場に入門者が殺到するに違いない!!

そういう妄想です。はい。

2014年6月6日金曜日

おまたせ!

前に動画をアップしてから1ヶ月。

ようやく制定と古流の表の後半部分の動画が出来上がりました。

色々目も当てられない部分も含みつつ、それも面白みとしてお楽しみ下さい。


・制定の残り3本(正眼~乱合)


・表の後半6本

2014年5月9日金曜日

もひとつ!

今回は古流の表の動画です。

改めて振り返ると色々粗があるなあと思う次第。 やっぱり動画で撮って見直すって言うのは有効な稽古の方法の1つだとしみじみ思います。


追伸
動画の最後に出てくる道場の住所が間違っておりました。ごめんなさい。
誤)倉敷市水島青葉町1-58
正)倉敷市水島青葉町5-28
てへぺろっ♪

2014年5月5日月曜日

かおだし!

今日は阿智神社の古武道祭でしたが、朝からあいにくの雨。
しかも私はずっと不調で、昼過ぎまで休んでおりましたのでどうなったのか確かめられずにいます。
これまではずっと五月晴れだっただけに悔やまれるところ。


ま、それはそれとして、先日稽古の様子を視点カメラで撮影したので、いろいろ手を加えてみました。
この際なので、もう顔出し上等!という方針で参ります。
出来上がりがこちら。




また、おいおいいろいろ作っていけると良いですね。
これで全然入門者が増えなかったら、私はかなしい・・・。

2013年3月10日日曜日

杖道・杖術について:奥義のこと

ご無沙汰です。

更新が少ないのは
・時間がない
・ネタがない
・やる気がない
のどれか、またはすべてです。どうぞお察しください。

前回の更新はなんとも寒々しい写真付きでしたが、今週は打って変わって春そのもののうららかな陽気。稽古がはかどる季節になりましたが朝寝もはかどって困ります。


さて、今回は奥義の話。
現代武道たる杖道には奥義というものはありませんが、杖道の源流である神道夢想流杖術には奥義にあたる型があるそうです。

稽古をつんで熟達すると「免許」が下されますが、免許を得てから順に伝授される五つの型「五夢想の杖」がそれ。型の名前は
・闇打
・夢枕
・村雲
・稲妻
・導母
だそうです。すべての伝授が終わると「免許皆伝」ですね。

あるとき、免許皆伝でいらっしゃる冨永先生は仰いました。
「奥義というのはまぶたの裏にあるようなもの。みんな遙か遠くにあると思い込んで一生懸命あちこち探すけれど、実はすぐそこにあるのに見えていないだけ。」

すぐそこにあるものを得るために誰もが長く厳しい研鑽を積まねばならないということは、なんとも皮肉なお話です。



ところで、型の名前ってほとんどは技の様子や打突の部位を表したものですけれど、極意の名前は特にどれもが抽象的でかつ印象的。なかでも最後の導母(どうぼ)は異彩を放っています。
いつか目にすることができるといいなあ。

2013年1月5日土曜日

あけましておめでとうございます

本年もよろしくお願いします。


しかし、この冬の寒さと言ったらありませんね。
道場で2時間も稽古するともう体の芯から冷え切っていて、稽古後のお風呂は必須です。

まだ寒さはこれからが本番。みなさん、お風邪を召されませんように。


さて、年末からの目標通り、今年の稽古始めは「内田流短杖術」から。

なにぶん初めてなのでわからないことだらけ。まずはさらりと通り一遍を教えていただいたところで今日はおしまい。立て続けにやったのでもうおぼろげですぞ。

なお、東京都杖道連盟のサイトによると、短杖術の型は次の通り。
一本目  小手打(こてうち)(左)
二本目  小手打(こてうち)(右)
三本目  捨身(すてみ)
四本目  繰付(くりつけ)
五本目  後杖(うしろづえ)
六本目  水月(すいげつ)(左)
七本目  水月(すいげつ)(右)
八本目  斜面(しゃめん)(左)
九本目  斜面(しゃめん)(右)
十本目  拳砕(こぶしくだき)
十一本目  入身(いりみ)
十二本目  脛砕(すねくだき)

さあ、次の稽古までに復習復習。

2012年9月24日月曜日

やっぱり体に良かった!

いつぞや杖道について「あまりダイエット効果はない」なんて言っちゃったわけですが、「肉体改善には効果がある」ことが分かりました。根拠は私。信じるも信じないも皆さん次第ですけれど。

というのが、ここ何年かの間「姿勢が良いよね!!」とほめられることが増えたのです。

元から良かったんじゃないの?と思われるかもしれませんが、さにあらず。
私は元々猫背気味で、6年程前、大学卒業記念にスーツを仕立てたときも仕立て屋さんに「うーん、ちょっと猫背気味でお尻が出てるかな。」と言われたくらい。本職の人が言うんだから間違いないでしょ。自分でも気にしてましたし。それが周りの人から「立ち姿が良いね」と言われるようになるだなんて。

あと、最近木刀の素振りに励んでいる効果が出てきたのか、肩がちょっとたくましくなって二の腕が少し引き締まりました。まあこれは杖道というよりは地道な稽古のたまものでしょうか。


そういうわけで、運動不足が気になる人や姿勢の悪いのが気になる人は、この運動の秋に是非杖道を!!いつもいつでも新規会員を絶賛募集中です。

もっとたくさんの人と稽古ができるようになる日を目指して。

2012年5月26日土曜日

「型」ということ

杖道は「型武道」です。

剣道や柔道、合気道など日頃目にすることの多い武道では、掛かり稽古、地稽古(乱取り)をよく用います。
これに対して杖道は決められた動きを2人1対になって繰り返す「型稽古」です。掛かり稽古や乱取りはしません。

このことについて、武道の経験の浅い人がこんな質問をすることがあります。
「型で決められたとおりに敵が襲ってくるとは限らないでしょ。それで本当に強くなれるの?」



この質問に対する答えは百人百様とは思いますが、ある先生の言葉をうろ覚えながら引いてみたいと思います。

「型は想定問答集ではありません。こう襲われたらこうするという対処方法を示したものではないのです。」
「型とは、心技体の使い方を修得するためのものです。ですから、 型ごとに 『この型ではこういう体の使い方を覚える』というものがあるのです。」
「型稽古で覚え無ければならないのは、ただ手順通り動くということではなく、そうした心技体の使い方なのです。」


先の質問はつまりこういうこと。
小学生が計算ドリルを目の前にして「将来こんな計算ホントにするわけないじゃん、なんでこんなのしなきゃいけないんだよ!」って言ったとき、
「この通りの計算は出てこないだろうけど、ドリルをするのは計算の仕方や考え方を覚えるためなんだから、それは考え違いだぞ。」って答えるのと同じだということ。

さらに言えば、ただ動きの順序を覚えたというだけでは、それはドリルの答えを丸暗記してただ写しただけのことに過ぎず、計算の本当の意味や考え方は全く身についていないのと同じことなわけですね。


もし「型」を今風の言い方に置き換えるとこうなるかもしれません。
「あなたにもできる達人の動き! 今すぐできる12のエクササイズ!」

2011年11月8日火曜日

杖道について

詳細な説明はリンクにある福岡県剣道連盟杖道部の説明に譲り、かいつまんで説明します。

・起源について
今からおよそ400年前、宮本武蔵や佐々木小次郎のような武芸者がひしめいていた時代に、夢想権之助という武芸者がいました。剣の達人、槍の名人、薙刀の上手という人物だったそうです。
あるとき宮本武蔵と対決したものの、奥義「十字留」にかかり「まいった!」をしてしまいます。これが悔しくてたまらなかったのか、さらに修行を重ねるため山籠もりをしていると、あるとき夢で「丸木をもって水月を知れ」とのお告げを授かりました。このお告げを元に工夫を重ねて生まれたのが、刀と槍と薙刀の長所を併せ持つ「神道夢想流杖術」だったのです。

昭和の時代になって全日本剣道連盟に団体加盟することとなり、このとき剣道の理合と整合を取ったり実践的に過ぎて危険な部分を調整したりして生まれたのが全日本剣道連盟杖道、つまり「杖道」です。

えーと、大体あってると思います。はい。


・稽古について
杖道では型稽古によって修練を積みます。  太刀と杖が2人1組で型を何度も何度も繰り返しながら杖や太刀の使い方、体の使い方、心の使い方を修得していくわけです。
剣道や柔道で行われるような掛かり稽古や乱取り稽古は行われません。
全日本剣道連盟杖道形は12種類あり、さらに練達の度合いによって源流である神道夢想流杖術や併伝武術の型を学んでいきます。

2011年11月6日日曜日

杖道を始めよう!

杖道・杖術を始めるにあたり、必要なものをリストアップしてみました。


・道具類
  • 胴着、帯、袴
  • 木刀
  • 杖(4尺2寸1分)
  • 革鍔(つば)と鍔止めゴム
  • 杖と木刀を収める袋
初めのうちは周りの人に借りても大丈夫です。服はジャージなどでもOK。
続けてみよう!と思ったら自分用のものを揃えましょう。各3,000円~4,000円(鍔止めは100円くらい)で、全部で2万円くらいでしょうか。
武道具店で取り扱っていますし、ネット通販でも簡単に手に入ります。

なお、木刀、杖の素材は「白樫」に決められています。他の素材では打ち合ったときに割れたり折れたりして危険だからです。木刀の鍔をプラスチックではなく革にするのもそのためです。

袴は剣道用・居合用のものでOK。色は紺か黒で、胴着と袴は色を合わせて下さい。
白の胴着袴も有りますが、これは高段者が着けるものとされています。エライ人専用です。


・会費
剣道連盟の年会費と、各道場の会費とがあります。
剣道連盟年会費が確か3,000円でしたか。
各道場の会費はそれぞれおたずね下さい。県内では1,000円とかそれくらいのところが多いと思います。


・好奇心と元気な体
なんといってもこれ!「ちょっとやってみようかな」と思ったらお近くの道場へ。お待ちしてしております。