今日は武道とは全然関係のないお話。
関東や近畿では木枯らし1号が吹いたそうで、このあたりでもちょっとひんやりする1日でした。
そろそろ冬がやってくるなと思わされるし、年賀状の支度もいるなとかもう1年経つのかとか、胸を去来するものがあれこれあります。
そんな日の晩御飯は、やっぱり温かいもの。
ということでおでん。今日は写真はないよ。
出汁も昆布とカツオでとって、具もイチから準備して、全部で3時間弱くらい。
牛筋が入ると柔らかくなるまで煮込むのに時間がかかりますからね。
そんなに時間かけてやらなくても、セット売りの商品もあるし、なんならコンビニでも売ってるし、そういうのでええんちゃうのというご意見もあるかとは思いますけれど、やっぱり自分でコトコト煮込むというのもいいものですよ。お家がだんだん出汁やお醤油の匂いに染まっていくのも「寒い季節がやってくるなあ」って気持ちになります。
ほかほかのおでんと熱燗のお酒。たまらんねえ。
おでんの具もところによって色々違いがあるようで、何なら同じ地域でもご家庭ごとに好みがあるわけですね。
私の場合、欠かせないのはまずは大根、玉子、厚揚げ、そしてちくわ。ちくわは必須ですね。厚揚げの代わりの薄揚げ(つまりは油揚げ)でもよし。
あとすり身系の具も好き。つけ揚げ、つまりはさつま揚げとか。
あと昔は牛筋の存在価値が分からなかったんですが、神戸に移り住んで牛筋の味がわかってからは出汁要因として入れるようになりました。やっぱりちゃんと柔らかくなるまでじっくり煮込まんといかんね。変に硬くて味が染みてないのはいかんですよ。
逆になくてもいいのが巾着、こんにゃく、ソーセージ。ないほうがいいのはジャガイモ。だって崩れて汁がぐずぐすになるんだもん。
好きな人は好きだと思うけど、こういうところが自分で作るメリットですね。
入れないのはロールキャベツ。作るの面倒なんだもん。まして少人数分となるとなおのこと。
食べてみたいと思うのはタコ足、あとフワと呼ばれる「牛の肺」。静岡らへんで入れるらしいです。
タコはなんとなく味の想像がつくけど、牛の肺はさすがに想像がつきませんからね。うーん、静岡行くかあ? 誰か旅費ください。
東のほうの人たちははんぺんがお好きなようですが、西のほうだとあまり見ないかもしれません。一度入れてみましたが、なかなかいいものですね。
近所のおばちゃんは鶏手羽が必須らしく、前におすそ分けをもらったときは「今回手羽を入れ忘れたから出汁がぼんやりしてるわ」なんて言われてました。
私の父方の祖父はおでんの玉子が嫌いで決して食べませんでした。黄身がモロモロして嫌だと言ってましたっけ。歳でのどに詰まりそうなのがダメ的なこともあったらしいです。
思い出すのは姫路おでんで、生姜醤油で食べるのが特徴。
むかーし関西圏の講習会を姫路でやって、ご飯会の2次会をおでん屋さんでやったことがあって、亡くなった先生と、今は広島にいらっしゃる矢舗先生、そして森本先生とご一緒させていただいたことがあったなあとしみじみ思い出します。
森本先生がここでは書けないようなことを漏らしてらっしゃったなあとかね。ここでは書けませんが。
余談ですが、「おでん」というのは「田楽」に御の字を付けた女房言葉で、元は味噌味なんですね。バカボンのチビ太が持ってるのアレを思い出すと納得できる人もいるのではないか。
醤油味の出汁で煮込んだのは「関東煮」「関東炊き」と関西では言っていたそうで、ここらへんの名前と味の変遷についてはここでかけるような話ではなさそうなので各自調べてみてください。
ちなみに台湾に行った時には「関東煮」の名前で屋台が出てました。
