2017年11月30日木曜日

せいべつ

先日の広島大会、一つだけ、どーしても気になることがあったんですよね。


閉会式でトロフィーとかを準備してるときに役員の先生が
「広島県連の女の人、ちょっと出てきて手伝って」
とおっしゃいました。


それ、女性に限定する必要あります?
トロフィーや賞状並べるのに、男も女もなにも変わらないと思うんですよね。
お茶出しは、まあ百歩譲って水仕事は一般に男性より女性のほうが手馴れてるだろうからっていうことで理由付けできなくもないんでしょうけども。

いや、役員の先生がなにか特殊な意図をもってそう発言したってことはないと思うんですよ。
ごく自然に口をついて出たんだろうと思うんですよ。
そういう時代をずっと過ごしてきた年齢の方でもありますしね。


でも、これからはそういうのってなくしていったほうがいいんじゃないかなと、私は思うのであります。

「そこの兄ちゃん、1回戦負けばっかりで元気余ってるやろ、ちょっと手伝ってーな」
って声かけてもらったらなんぼでも手伝いますがな。


2017年11月28日火曜日

ごろごろ

今週はもう稽古は休みと決め込んで布団の中でごろごろしています。

あんまり病人が元気いっぱいうろちょろしてると、周りの皆さんが気をもむところもありましょうしね。

ごろごろしている間に先日の大会で撮った(撮ってと言われた)動画をアップロードします。


・個人演武 小学生の部


・個人演武 森本先生・村上先生


やっぱりねえ、子供は元気いっぱい溌溂として、なにより楽しくやっていたらまずはそれでいいと私は思うんですよ。

あれができてない、これができてない、あれもダメ、これもダメ…なんてやってたら「怒られないために正しくしなきゃ」になって、じきに「怒られるばっかりで楽しくないからもう道場行かない」になるんですよ。

子供はね、骨格も固まってないし、神経や筋肉も発達途上だから正しくなんてできないのが当然だろうし、時間の感覚も違うから集中力も続かないのが普通だしね。

杖道楽しいなあ、また道場行きたいなあ、ってなったらあとは体の成長に伴って技術的なこともおいおいついてくると思うんですよね。

大会の終わりに黒郷先生が「小学生の〇〇君が誰にも言われてない、誰も見てないのにトイレのスリッパを整頓してくれているのを見かけて、涙が出るほどうれしかった」とおっしゃってましたが、さすがにみんなの前に本人を引き出すのはちょっと大げさだったかなと思いつつも、ほめて伸ばすってこういうことだろうなあと思いましたね。

こういう話を聞いて「うちの子供たちもこういういいところがあるよね」と思うか、
「それにくらべてうちの子供たちはこんなこともできてない」と思うか、
大人の器量といいところ発見力が問われるところだと思います。


話はガラッと変わりますけど、私、村上先生を見るたんびに連想するものがあるんです。
それは、らんま1/2の八宝斎。
例によって画像はgoogle検索から拝借しました。

失礼千万だなとは思いつつ、似てる~っていっつも思うんですよ。
…似てない?

で、さっきちょっと調べてびっくりしたんですけど、
村上先生が8段に昇段されたのが平成14年のことで、当時52歳。

52歳で8段ってめっちゃすごくない?
っていうのが一つ。

もう一つは「えっ、いま67歳!?」っていうこと。
すみません、もっと年上だとばかり思ってました。
重ね重ね反省いたします。

2017年11月26日日曜日

ひろしま

今日は第4回広島杖道大会でした。

今回はなんと東は静岡、西は熊本という大変広い範囲から参加がありまして、びっくりするばかりです。


ぼくの後輩その1。
2段の部優勝。

ぼくの後輩その2。
3段の部優勝。

そして、ぼく。
本戦、敗者復活とも1回戦負け。


ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


って気分です。


「センパァーイ、なんか昨日の稽古であれこれ言ってましたけどぉー、そういうのは実績作ってからにしてもらえますぅーーー???」
とか、彼/彼女は決してそんなことをいう人物ではないけれども、面目次第もございません。

特に本戦のほうは自分のミスで負けたなっていうのが明確なだけに、つらいところです。
試合に出て緊張するってことは自信がないってことで、
自信がないってことは稽古が足りないってことで、
つまりはそういうことですね、ハイ。

敗者復活のほうは「悪くなかったけどねえ」という声もたくさん頂きましたけども、
これと言って大きな失点がないにもかかわらず0-3で負けてるってことは
とりもなおさず相手が一枚上手だったということで、
つまりはやっぱり稽古が足りてないと。ハイ。


一応ですね、団体戦では予選リーグを勝ち抜いて決勝トーナメントまで進みましたので、その点ではささやかながら一定の成果を上げたと言っていいのではないかと思います。

2017年11月24日金曜日

すんぽう!

稽古は休みがちでも、なにかしら頭は働いておりまして、ちょっとした疑問など書き連ねてみる。

杖道で使う杖の寸法は、杖道をされる皆さんはご存知ですよねえ、長さ4尺2寸1分です。

で、ですよ。

4尺2寸 <- わかる
4尺2寸5分 <- わかる
4尺2寸1分 <- ??????

1分って。
びみょー過ぎませんかね。
現代で言えば約3mmですよ、3mm。
全体の長さで言えば0.3%以下ですよ。

直径なら話は分かる。
8分(約24mm)と9分(約27mm)どころか、8分と25mmでさえ、持てば違いが判る。
4%も違いますからね。

用途や製作の都合を考えたら、4尺2寸でええやん!って思いませんか?
私は思います。


そして太刀の寸法ですね。
全剣連杖道では全長3尺3寸5分、うち柄8寸ですから刃渡り2尺5寸5分。反りは5分。

実際に8寸柄の木刀握って思うんですけど、
柄、短くない?

そもそも普通に普及用として売られているのが8寸5分の木刀ばっかりで買い求めるとき大変困るので、全剣連杖道部印の木刀を発売してもらえないかなーと常々思います。

その8寸5分の木刀を常用しているせいか、8寸の柄だと身長175㎝の私だと結構キツキツな感じがします。
刃渡りはちょうどですけどね。
身長190cmとかある人にとってはどう考えても8寸は短すぎるよね。

昔の平均身長160㎝弱だったころだとちょうどよかったのかもしれませんけど、そうすると刃渡りが体格に比してかなり長いのではないかという疑問がわいてきます。
いや、神道夢想流の成立が江戸初期だから当時は長い刀が当たり前だったとかそういうのがあるんですかねえ?


全剣連杖道の用具の規格は基本的に神道夢想流の定寸を引き継いでいると思うんですけど、その神道夢想流の定寸はいついかようにして決まったのか、だれか調べてネットで公表してくれませんか(人任せ)。

なお、最終的には「自分の体格に合わせて使いやすいものを選びましょう」ですむ模様。

2017年11月19日日曜日

ぼちぼち

やる気が出ないとか情熱がわかないとか、そんなことを言いつつも講習会に出て1日中稽古してるんだからブツクサ言いつつもとりあえずなんとか続いている模様。

「こうやって構えるでしょ」

「杖先を切りっぱなしにくるとをスッとかわしてポッと突くとよ」

簡単でしょ?
自然な使い方、当たり前の使い方をするんですよ。


1級、初段の受審者から充実した気合が聞こえてくると、
先々に期待が持てます

どうかなあ、大丈夫かなあ、と思っていたんですけども、
背筋と目付が私が思っていた以上によくできてました。


ということで、講習会に参加された皆さん、講師の冨永先生と役員の先生方、お疲れさまでした。
合格された皆さん、おめでとうございます。

2017年11月11日土曜日

ていたい

なんかこう、最近杖道に対して昔ほどのやる気というか情熱というか、そういうのがわいてこないんですよね。
道場に出ても満足感がないというか、充実した感じがないというか。

だから更新も滞りがちなわけですけども。

10年くらい前はさあ、
別に誰に言われるわけでもなく夜中に「寝る前にちょっと素振り行っとくか!」とか、
ちょっと調子が悪くても「とりあえず道場行くか!」とか、
そういう感じだったと思うんだけどなあ。

1年前で考えても
「よっしゃ、十手作ったろ!」とか
「縄の本読んでマネキン縛ったろ!」とか
そういうことに一生懸命だったと思うんだけどなあ。


自分自身についても全然進歩がないというか成長の実感がないというか、
杖における楽しみを見失った感じがしますよね。


とりあえず講習会とか広島大会が来週再来週ありますので、それに向けての稽古はしなきゃなあという、
いわば義務感と惰性で稽古に行ってる状態に自分で感じるんですよ。


そういう時期もあるのかなあ、
そういう時期でも地道に稽古してる人が上に行くのかなあ、
いまはるか高いところにいらっしゃる先生方にもそういう時期があったのかなあ、
とぼんやり思う次第。

そんなわけでこの冬は充電期間になりそうです。
更新も減ると思いますけど、ご勘弁を。

2017年11月4日土曜日

おだまり!

今日の稽古ではひたすら神道流剣術のお付き合いをしました。

特に受け流しとか言われる技の練習に、延々とお付き合いしました。
二刀合と受返に出てくるアレですね。

今になって今日の稽古を振り返ってみて、いらんことをアレコレしゃべりすぎたなと。
論語に言うところの
「習わざるを伝うるか」
に思いっきり抵触したんじゃないかなという気がします。
もっと黙々と実技の稽古に取り組んでもよかったんじゃないかと。

一応私が道場でしゃべってることは大体先生方の受け売りでありまして、
私個人の意見を言うときはそう断るようにはしてるつもりなんですけれど、
あんまりあれもこれも話すと、聞いてる側のキャパ超えちゃって却って混乱させちゃうよなって。
今日は明らかにしゃべりすぎたな、勝手なことまでしゃべったな、って今更思います。

「今、この人にはこの一言だな」っていうのをもっとスパッとさらっと伝えられるようになりたい。
たぶん、それが教える、伝える側の修行。

私はまだまだ修行が足りない…。

2017年11月1日水曜日

ねたぎれ

ネタがないです。


夏からのイベントラッシュも落ち着いて、書くことといえば
稽古の日に限って天気が悪いとか、
天気のいい日に限って調子が悪いとか、
なんかそんなことしかないんですよね。

私個人の稽古についても停滞を感じるというか、進歩がないというか、行き詰ってるというかそんな感じだし。

そんなことを言ってる間に今年最後の大イベントといってもい広島県杖道大会が近づいているわけでして、それに向けた調整はしていかないといけないんですよね。

大会のために稽古するわけじゃないけれど、
大会に出ても問題ないような稽古を日ごろからしておかねばならぬ、
とそのようなことは言えるのではないかなと。


正直なところ、ここのところの気温の移り変わりの激しさなのかちょっち胸の調子がいまいちな日が多いのでしんどいといえばしんどいんですけれど、無理せずにぼちぼちとまいりましょう。
皆さんも体と心とバランスを崩しやすい時期ですから、十分に自らをいたわるようになすってください。
もうほんとにそれしか書くことがない。