2015年10月25日日曜日

こりゅう?

来週31日はまたまた福岡から冨永先生にお運びいただいて古流の講習会ですね。
皆さん、古流の稽古してますか?
夏に6段7段昇段審査及び地方講習会、秋に入ってから全日本杖道大会、と制定ばかりになってなかなか稽古できてないのではないかと思いますが、私もその一人。
一人稽古はぼちぼちしてますけど、組んでの稽古がね、なかなか。
つまりは「ぼっち」だってことですね、ええ。


さて、最近全剣連が「全剣連杖道と神道夢想流は違いますよ!!」としきりにアナウンスしてることと関係あるのかどうなのか、
ちょっとクセのある打ち方したり深め/遠めに踏み込んだりしていると
「制定で古流を使うな!」とか、
「それは古流だから制定でやっちゃダメ」とか、
そんなフレーズを聞くようになった気がします。

でも、実際のところもっとも基本であるところの単独動作12本は全剣連も神道夢想流もすべて共通で異なるところがないわけで、古流だってはっきり言えるのは例えば、
八双を大八双に取ったりだとか、
繰り付けで柄じゃなくて小手をとったりだとか、
繰り付けから逃れるときに組み足になったりだとか、
ほとんど同じ内容の型で足運びや斬り付けを混同したとか、
まあそういう場合ですよね。

古流ではしっかり攻めが効いていれば多少のクセはとやかく言わないのはそうですけど、クセのある使い方をしたら「あれは古流だ」って、それはちょっと違うんじゃないかなー、と思うわけですね。

なんか古流を悪者にしてるみたいな感じもして、ちょっと私はイヤ。
なんでもかんでも「古流だ!」って言わずに、「打ち方はこう」「間合いはこれくらい」と具体的に言わないとたぶん建設的じゃないと思う。あくまで個人的意見ですけど。

2015年10月24日土曜日

かんせい!

でけただよ。


大変お待たせしました。
予定より遅れましたけれど、量産分が出来上がりました。

お代は先にお知らせしたとおり38,000円。
注文された方はお金の用意をお願いします。
今度の講習会にもっていきますが、待ちきれない方はご連絡ください。


もう一度掲載。鎖鎌の構え方。

2015年10月22日木曜日

オリオン

全剣連が先だっての全国大会の写真を公開してくれています。
https://www.flickr.com/photos/aj_kendo_f/sets/72157657315263240

見知った顔がいくつもある一方で、岡山県勢の顔ぶれが見えない…。
ま、まあ、来年は我々がホストであるからして、たくさんの写真が載るであろうことは約束されたようなものですのでね、ええ。

「なにもこの瞬間を撮らなくっても!!」と被写体本人が思うだろうなあ、というものもいくつかあり、なかなかに恐ろしいものでありますな、写真というものも。
それだけに、いつどこを撮ってもまずいところがないというのが高段の方々のすごみと言えましょう。



ところで、昨晩はオリオン座流星群のピークだったって、ご存知ですか。
そういうわけで、近所の河川敷の広場まで、年に何度かの星空観察に行ってきました。

残念ながら写真には写せませんでしたけど、およそ1時間の間にはっきりと2つほどは流星を見ることができました。

オリオン座。露光時間は5秒~10秒。
やっぱりねえ、もっと人気のないところへ行かないと街の明かりが邪魔すぎてまともな星空の写真は全然撮れないんですよね。 これを光害と言います。
ちなみにこれで深夜1時とか。月はすでに沈んでいます。

オリオン座と冬の大三角。


左方にオリオン座、右方に昴。

なお、これからの時期の天体観測はとても冷え込むので防寒対策をしっかりとね。

2015年10月17日土曜日

メモがき

今日は姫路市にある兵庫県立武道館で近畿ブロックの合同講習会でした。
参加された皆さん、そして事務局の皆さん、お疲れさまでした。
この記事を書いているころ、きっと懇親会で盛り上がっていることと思います。


「全部覚えて帰るのは無理ですから、2つだけ覚えて帰ってくださればいいです」との講師・荒井委員長のお言葉でしたが、忘れないうちに特徴的だった事柄を主に書き出してみます。


1本目、着杖。
小手を打つ際に、手首の骨の出っ張ったところを打たないようにすること。痛いから。
肘から手首までの間を打てばよろしい。


2本目、水月。
杖が踏み出す瞬間はここ。この写真のタイミング。


繰り付けからの外し方。
最初の1歩は体を抜くだけ。向きなおらない。上の写真がその1歩。
そして、繰り付けの方向は「太刀の中心」であって、「杖の方向ではない」とのこと。
単独動作:杖の方向
相対動作:相手の中心


霞の構え。
左手は水平より拳1つぶん前上がり。


8本目、太刀落。
逆手打ちを受けた位置はここ。太刀の真ん中あたりで受ける。切っ先は上がり気味にして、後ろに回り込まないように。

同じく太刀落。
回し切りを掬う場面。
 左手をいっぱいにひいて(ココ重要だそう)、

 右手から杖を延ばして掬う。


9本目、雷打。
2撃目は下から押し当てるんじゃなくて、脾腹を上から突く。


10本目、正眼。写真なし。
逆手突きは水月じゃなくて脾腹を突く。突いた高さに要注意。


11本目、乱留。写真なし。
抑止打ちから太刀を打たれたら、直ちに巻き返すのではなく一瞬相手を見定める間を取る。
十字構えから柄を掬う場面。杖を横から持っていくのではなく、頭上に取りながら目に付けるように使う。


12本目、乱合。
引き落とし打ちを受け止めるとき刃を立てて受けてよろしい、鎬で受けると力が入りにくいから、とのこと。


そして1番の変更(?)点はこちら。
提刀、携刀、帯刀の際、仕太刀はかかとをつけて立つように、とのこと。


こないだの愛媛の講習会では理事会の持ち帰り課題でしたけれど、どうやら理事会でそのようにするようまとまったのでしょう。
剣道型ではそのようにするよう剣道教本にはこのとおり書かれている、とのことでしたので、この点も剣道に合わせるようにしたのだと思います。

ただ、それを言い出すと
「居合は足を並行にして立つじゃん」とか、
「帯刀は『剣道・居合では鍔の内側が正中線』『杖道は柄頭が正中線』と違ってるのを容認してるのに、なんでここは合わせないといけないの?」とか、
「じゃあ杖はかかと付けて立たなくていいの?なんで?」とか、
「そもそも剣道でかかとをつけて立つ理合は何なの?」とか、
逆に矛盾や疑問が増えたように思うんですけど、私みたいなへたくそが日本の片隅でぼやいていても始まらないので、そうせよと言われればそうするしかないのかなあと思いつつもなんかちょっと釈然としない感じもします。

2015年10月13日火曜日

きょうか!

「大会の前にはしっかりとそれに向けた強化練習をせんといかんなあ」
そのような趣旨のことを先生はおっしゃいました。


先日の全国杖道大会、岡山県勢は結果が振るわず残念でした。

大会のために練習する、というのは本末転倒のようにも思われますが、具体的・非日常的な目標に向けてたくさん稽古をすることで、結果として上達につながるのであればそれはそれで意義のある事なのでしょう。

来年の岡山開催に向けて、いまからしっかり準備していきましょうね。

それと神戸大学杖道同好会の皆さんが大会の動画(主に彼らが出場した試合)をアップしてるみたいなのでどうぞ。

YouTubeにて。
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_-ZORHK031Rnj0lebCy2Nd9PPEA90YW3

2015年10月6日火曜日

どうがで!

だれかさんが~よなべ~をして~
動画~を編集してくれた~♪

誰かさんもなにも、私ですけどね。

いまどきの子が果たしてこの歌を知っているかどうか私は知りません。
いまどきの母親が夜なべをするのかも知りません。

余談はさておき、先日の岡山県杖道大会の試合および模範演武の様子をお届けします。
もちろん、自分の分はまだましなところだけ抜き出してね!

ということでどうぞ。

・7段模範演武


・6段模範演武


・5段の試合


・4段の試合


・3段の試合


・初2段の試合



・段外の試合

2015年10月4日日曜日

たいかい!

本日は第1回岡山県杖道大会でした。
事務局の方々、参加者の皆さん、まことにお疲れさまでした。


ええ、本当に疲れましたとも。

5段の演目は8本目~12本目、それも選手は4人とあって、息つく間もなく5連戦。
どう考えてもペースメーカつけてる人間がしていい量じゃないと思う。

そういえばまだ兵庫にいたころに、兵庫大会で当時5段でらした白井先生や矢舗先生が「5段は人数が少ないから打太刀を含めるとずっと出っ放しだし、12本目があるからとにかく疲れる、しんどい」とおっしゃってました。
それを体感する立場になってしまったんですねえ。しみじみ。

もう次回からは出場を遠慮せんとあかんかな、これは。
私のような病人はとても付いて行かれませんわ。

え、結果ですか?
3位です。4人中。ビミョーなかんじでしょ。

そう、私は本番に弱い男!
胸張っていうことじゃないね。

写真は撮りそびれましたけど、動画を各段位1戦ずつ撮ってありますのでおいおい上げます。

2015年10月2日金曜日

ほうはい!

朋輩、ではありません。
奉拝です。

先月北の大地へ旅をしてきたばかりですが、またまた旅に行ってきました。

え?
県の杖道大会が目前なのに稽古すっぽかして余裕やなって?


なにをおっしゃいますやら。
私が行ってきたところがどこだとお思いか。
杖道を修める者ならば1度は行っておきたいあの場所ですぞよ。


宝満山竈門神社! ほかにもいろいろ行ってきたのも確かですけどね。

御朱印もいただいてきました。

もちろん同じ境内にあるこちらもぬかりなく拝んでまいりました。

といって、別段「今度の杖道大会で勝てますよーに」とかお祈りしたわけじゃありませんよ。
日々大過なく稽古を続けられることへの感謝をささげて、今後も怠りなく精進することを誓ってきたのであります。

ある小説に「君たちクリスチャンや仏教徒は神や仏に願いごとをしすぎる。神に願ってすべてかなうなら人間は誰一人努力をしない。苦労もしない。」といった感じの1節が出てきておりまして、まあそりゃそうだなと。
夢想権之助先生も「バカ言ってないで1本でも振れ!」ってお叱りになりそうな気がします。

余談ですが、竈門神社は九州総鎮守でありまた縁結びの神として知られていましてですね。
だからどうってことはありませんけれど、そういえば「神前・仏前での願い事を人に漏らすと叶わなくなる」って言うんでした。そうでした。