昨日今日と広島のグリーンアリーナで杖道の6段7段審査会と地区講習会がありました。
ありましたが、講習の内容を忘れないうちに伝達講習会の資料を作らなければならないので細かいことはまた今度ということで。
とにもかくにも参加された皆さん、役員・スタッフの皆さん、お疲れさまでした。
昨日今日と広島のグリーンアリーナで杖道の6段7段審査会と地区講習会がありました。
ありましたが、講習の内容を忘れないうちに伝達講習会の資料を作らなければならないので細かいことはまた今度ということで。
とにもかくにも参加された皆さん、役員・スタッフの皆さん、お疲れさまでした。
今日はなぎなたの昇段昇級審査でした。
無事初段に合格してきました。
してきましたが、「前の手じゃなくて軸の手を大事に使いましょう」という、「あなた、20年も杖道で何を稽古して来たの?」とも聞こえるようなコメントを頂きまして、結構へこんでいたりもします。
まあね、剣道7段の先生だって杖道ではそれなりにご苦労をされていますから、持つものが変われば誰でも苦労するものだと思って、なぎなたの稽古も地道に取り組みます。
それにしてもなぎなたの初段審査って、結構厳しいんですね。岡山の杖道の初段審査なんて「受ければ受かるよ」くらいのものなんですけれど。
筆記の方でも「ハンドブックを網羅するくらい覚えておきましょう」なんて厳しめのコメントを頂きまして、杖道では初段の内から「解説書をそらんじておきましょう」なんて言わないよなと思いました。
ちなみに「網羅」という言葉、網とは魚を獲る網、羅は鳥を捕る網、つまり空と水とのすべてを捉えるように把握し尽くすことを示す言葉だそうでして、「初段の頃から『網羅』かあ…」と、杖道でももうちょっと厳しく当たらないといけないのかな。
ちなみにこの先生、1級2級の合格者にも「中段に構える意味を考えてください」「上下振りはすべての基本、ただ上げて下ろすだけではなくてその過程においてたくさんの意味がある。難しいことを言うようですが普段の稽古で意識してほしい」とのコメントを出されていまして、いや、確かにその通りだと思うし、基本が何より大事だと思うし、最初に習うことが一番稽古することでつまりは奥義であると思うし、でもそれって1級2級の人に言って通じるかなあと思っちゃいました。
でもでも、それをちゃんと伝えるっていうのは本当にいい先生ですね。
それともう1点。
筆記の採点を受けている間、「大丈夫かな、ちゃんと書いたつもりだけど本当に通るのかな」と結構不安な気持ちになりまして、そういえば杖道でも審査のたびにそんな気持ちだったなと懐かしくなりました。これが「初心に返る」ってことなんですかね。杖道ではそれなりに偉くなってしまって、そんな気持ちを忘れていましたから。
最近また武道具が増えました。
まずは上の方から。
最近お出かけした先でふと購入してしまったプラスチック製のコンバットナイフ。短剣の代わりにつかえるかなーと思って。
これを買ってふと思ったんですけど、もうこれからマイナーな稽古用武具は3Dプリンタかなんかで作るようになるんじゃないのかなって。十手とか鎖鎌とか作るの面倒なのよ、マジで。木工所と鉄工所が必要だし。そりゃ作れる人もいらっしゃるんですけど、そんな人なかなかいないんですよ、普通の道場には。
3Dプリンタってレンタルなんかで割とあちこちおいてるから誰かがマスタデータを作って配布すればどこでもつくれるし、3Dにする素材も色々出てきてるから、少々ぶつけたりしても大丈夫そうな素材もあるんじゃないでしょうか。知らんけど。
ということで知見のある人、ぜひお願いします。
そして下の方。先生からの頂き物。
聞いたお話では「前に杖道教室やってた時に太平洋戦争で戦闘機乗りやってた人がいて、『戦闘機に乗るときにお守り刀代わりに持ってたものですけど、先生に差し上げます』ってもらったものなんだけど、その方ももうお亡くなりになったし、僕ももう歳だからあげる。大事にしてね。」だそう。
そんな大事なものをぽんともらって僕は一体どうしたらいいんでしょう。
モノとしては鉤のない十手、つまりは「なえし」と呼ばれる武具っぽい。もしくは金属製の鼻捻(はなねじ)か。革鞘が付いてるし、いかにもステンレスっぽいので江戸時代のものではないでしょうが、太平洋戦争のころからあると思うとそれなりの年代物ですね。
考えて見ればこういうものでも短剣術の稽古には使えそうだなと思う一方、貴重品過ぎて稽古に使ってもいいものかという気持ちもあり。
そんなこんなであれこれ武道具が溜まっていっていますので、もし私が「うっ…」ってなった際は周りの皆さん忘れずに「武道具を形見分けしてください!!」って言ってくださいね。
今日、九州の南の方で大きな地震がありました。
鹿児島、宮崎、熊本あたりの皆さんの無事を祈ります。
さて、別に気になることがもう一つ。
木刀を作る工場や職人さんは無事なんだろうか?
都城に2つしかないらしいという木刀製作所、これで材料がダメになりましたとか工場がたちゆきませんとかなったらえらいことですよ。
前にも書きましたけど、今年は町内会の役員を仰せつかりました。1年間色んなお仕事があるんですけれど、今日は町内のお祭りのスタッフです。
お祭りと言っても屋台がならんでぴーひゃらとかそういうのでなくて、神輿が町内を一周して地元の小さな神社でお祓いを受ける、そういう昔っからの小さなやつです。
こんな暑い日にとは思うものの、18時にもなればまあ歩いて回るくらいはできる感じ。
これがお神輿。正しくは「神輿」ではなく「トンボ」というそうです。示現流じゃないよ。
町内をめぐりながらこうやってそこらに住んでる子供を乗せてよいしょよいしょって担いで回る、そんなお祭り。昔は子供も多くて町内1周も結構時間がかかったものですが、いまはもう神社の境内に子供を集めて済むくらいになってしまいましたね。
杖道とは関係ない?
稽古とは「いにしえ(古)をかんがえる(稽)」の意味、つまり昔からのお祭りを大事にすることもまたある種の稽古なんですね。まあそういうことにしておいてください。
ちなみにこのお祭りの由来については、昔河川が氾濫した後に疫病が流行ったことがあり、河からきれいな白砂を浚ってきてお宮に納めたところたちどころに治まったという、そんなお話だそうです。