2023年8月29日火曜日

しってる?

 知ってるようで案外知らない、なぎなたの道着と杖道の道着の違いについて書いてみたいと思います。

他にネタがないので。


まず杖道の道着。


上の道着と下の袴で紺/紺、もしくは白/白。上下の色を揃えます。

上の道着は綿の刺子が基本。なぜなら、「打突があるから」ですね。

最近はジャージ生地の道着が多いようですが、あれでちょっと本気の突きなんか食らうとだいぶ痛いと思います。昔、夏の私服で杖を食らったときは泣きそうな痛さでした。

ジャージ生地は軽いし、洗濯してもすぐ乾くし、稽古以外の部分ではすごく便利ですけど、私はオススメしていません。

袴は剣道用の袴。普段の稽古用ならテトロン(化繊)で十分ですが、審査とか演武では綿の袴がいいでしょう。

帯は特に指定がありませんけれど、普段の稽古ではいわゆる居合帯と呼ばれる細いもの。演武とかちゃんとした場面では角帯ですね。

剣道では帯は着けないそうですが、杖道では帯刀の型もありますから必要です。



では、なぎなたの道着。


上の道着と下の袴で白/黒、または白/紺。上下で色が違います。

道着は綿の平織、いわゆる「天竺木綿」。杖と違って直接体に触れる打突がないので刺子ではありません。

杖と明確に違うのは、「袖がゴムで絞られていること」、「紐が内側についていること」ですね。これはどちらも「なぎなたが引っかからないように」という理由からです。紐を内側にすることで結び目を内側に隠すわけですね。

袴は同じく剣道用の袴です。

面白いのが、杖道や剣道では「袴は長いほうがいい、くるぶしが出るようなのはダメ」というのに対し、なぎなたでは「袴がぞろっぺなのはよくない、キリッと履きましょう」と言われること。

これも袴が引っかからないようにということがあるのかもしれません。あるいは、女性が多いなぎなたでは袴の着付け位置自体が高めになっている気がするので、上も下も長いとかっこ悪いとか、そういうのがあるのかも。知りませんけれど。

帯は晒を折って縫ったもの。

上の話と絡むんですが、杖道や剣道では袴(というか帯)を低めに付けますけど、なぎなたはそうではない気がします。おっさんが着物(というか道着)を着るときは、帯や袴は低めのほうが様になるようには思うんですけどねえ。


とまあそういうわけで、知ってるようで知らない道着の違いのお話でした。

なお剣道との防具の違いなんてのもあるわけですが、あいにくと剣道の防具を知らないのでちょいとご勘弁を。

2023年8月27日日曜日

ざんねん

 全日本大会、今年は横浜でやりますね。

新装されたばかりの体育館でやるというお話です。

なんですけれど、残念ながら私は参加できません。残念。


ホントは出ようと思ったんですけど、相手が見つからなくて…。


岡山にも6段の人はそれなりにいますけれど、どこでもそうだと思いますけれど高齢化とか病気とか色々あるわけですよ。

若い人もいますけど、仕事してる中わざわざ横浜まで出かけて、ってなりますよね。時間もお金もかかるし。


そういうわけで、もし誰か岡山の人で私と6段の試合に出たい人がいたら早めに事務局に連絡してください。

ヨロシク!!

2023年8月21日月曜日

ながいき

 この度の地区講習、一番びっくりしたのは大阪の馬場先生が相も変わらずお元気そうだったことですね。

馬場先生、このblogをご覧の皆さんの中にはご存じない人もいらっしゃるかもしれませんが、御年なんと94歳!

しかも背筋もシャキッとして業もそこらの6段では太刀打ちできないほどで、ただ今7段挑戦中というからさらに驚きです。

2,3年前にお見掛けして以来、「コロナ騒ぎでひょっとして…」と思っていたら全く弱った様子もなさそうで、私と同じ人間とは思えませんね。

先日、90歳で6段審査に通った方もいらっしゃいましたが、現在現役で杖道を修行されている方としては一番高齢でかつ一番お元気な方でしょうね。

以前、滋賀に福間先生というこれまた90歳超えの7段の先生がいらっしゃいましたが、残念ながら先年亡くなられました。


お歳を考えるといつ何があってもおかしくはないんですけれど、チューブに繋がれて生きている姿は全く想像できないですね。

「昨日まで元気に杖道の稽古に行っていたけど、今朝起きてこないなと思ったらポックリ逝ってた」みたいなのが一番想像できちゃう。

馬場先生、いつまでもお元気で。

2023年8月20日日曜日

ゲットだ!

 今日はなぎなたの昇級審査でした。

わたくし、見事に合格しました!!


2級です。


私は杖道では錬士6段ですが、なぎなたは2級からスタートです。

錬士持ってるんだし初段くらいからにならないのかと、なぎなたの先生はちょっと頑張ってくれたようなんですが、やはり特例には当たらないようで一般の人と同じく2級からです。


杖がどうであってもなぎなたは初心者ですから、2級からでも全然問題はありません。

杖道でも皆さん最初は1級とか初段から始まるわけですし、千里の道も一歩からというやつです。


なぎなたが杖の稽古の役に立つのか?

人によるでしょうけれど、私にとっては大変役立ちます。

杖のあれやこれやを色々改善中。いい形で表に出てくると良いなと思いますが、それもだいぶ先のことになるんでしょうね。


ただ、杖の方だけでもそれなりに忙しいのに、なぎなたまで稽古を時間を取るのがね…。

2023年8月19日土曜日

しらんし

 というわけで、今日は姫路で杖道地区講習会でした。

今年6月に杖道委員の異動があって、今日が初めての講習となるわけですね。


さて、講習会なんですけれど、

講師「これはこうするべきだと、みなさんそう思いませんか?!」

思いませんかって、

知 ら ん が な 。

そもそもそのご意見は解説書には書いてない話ですよねえ。


やらしい言い方しちゃうと、

「先生、それ解説書に書いてない話ですよね?」

「『みなさん』てことは、当然ほかの杖道委員の皆さんも同じようにお考えだということでいいんですね?」

「解説書に書いてない話を、杖道委員の共通見解として、こう使えと杖道委員自ら仰ったと、そう地元に伝達してよろしいんですね?」

てなお話ですよ。

もちろんそういう趣旨ではないのは分かりますけれど、杖道委員というのは大変責任の重い職責ですから、発言には十分気を付けてもらわないと困ります。

我々杖道修行者は杖道委員の発言に従って稽古をしなきゃいけないし、受講生は講習の内容を地元に持ち帰って伝達しなきゃいけないわけですから。


まあ杖道委員になったばっかりの先生を嬲っても仕方ないので今回はスルーしましたけど、次はちゃんと質問しましょうね。

「それ、そのまま地元に伝達してもいいんですね?」って。

2023年8月16日水曜日

かさなる

 もうすぐ姫路の地区講習会ですね。

ところがわたくし、用事が被っておりまして初日しか参加できません。

2日目の8/20になぎなたの昇段審査があるんですね。


そして、毎度の神戸の合宿も予定が被っております。

予定では9/9,10の2日で合宿をやる予定ですが、2日目に岡山県の杖道大会がありますので参加するにしても初日だけです。


さらに、11/26に予定されている広島大会と同じ日に岡山県古武道祭が入っておりまして、ちょっと迷いましたが広島大会を選ぶことにしました。


何というか、忙しいなコレ?

ちなみに、なぎなたの予定も詰めるともっと大変らしいです。


今更言うまでもないんですけれど、働きつつ週2回の杖の稽古に参加し、月に2,3回のなぎなたの稽古に顔を出し、さらにイベントにも出ていくなんて、どうかしてます。

2023年8月12日土曜日

まちがい

 ちょっと先日の稽古で気になったことを書いておきます。

講習会とかで先生が色々教えてくださいますけども、杖道委員どころか杖道委員長、審議委員の先生でさえ、たまには間違ったこと・解説書と違うことをおっしゃることがありますから、「おや?」と思ったらちゃんと解説書を見直すようにしましょうね。

なんか偉そうなことを書いてやがるなとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、私は新旧対照表を作るくらいには解説書を読み込んだことがありますので、これくらいは言わせてもらっていいんじゃないでしょうか。


ただ、偉くなると「先生、間違ってませんか?」とも言われなくなっちゃうので、上の方の先生方は大変だなあと思います。