黒郷先生はよく仰います。
「打太刀は、一番いい中段に構える!
次に一番いい八相に構える!
一番いい姿勢でズイズイッ!と仕杖に接近する!
そして一番いい気合で切り込む!」
ちなみにこの前にも「一番いい歩き方で入場し、一番いい礼をし云々」とかありますが、そこは省略します。
何が「一番いい」のかは各自の課題としておくとして、とにもかくにも姿勢をずっと意識しながらの稽古を土日しっかりやると、月曜の今日もなんとなくいつもより姿勢がよくなった気がします。
次の稽古まで持つといいな。
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次に一番いい八相に構える!
一番いい姿勢でズイズイッ!と仕杖に接近する!
そして一番いい気合で切り込む!」
ちなみにこの前にも「一番いい歩き方で入場し、一番いい礼をし云々」とかありますが、そこは省略します。
何が「一番いい」のかは各自の課題としておくとして、とにもかくにも姿勢をずっと意識しながらの稽古を土日しっかりやると、月曜の今日もなんとなくいつもより姿勢がよくなった気がします。
次の稽古まで持つといいな。
前回の宿題の答えですけれど、なぜ岡山県の南部、特に平野部では温泉がないのか?
火山がどうとか地質学的に厳密な答えは専門家に任せるとして、わかりやすいのは「最近まで海だったから」ということですね。
そりゃ少なくとも埋め立てた分だけは掘らないと、温泉なんて湧いてるわけがないんですよ。
ちょっと地図で見てみましょう。
灰色っぽいところが平野部。緑の部分が丘陵部。
では昔の地図を見てみましょう。
「吉備の穴海(あなうみ)」と言ったそうです。
高梁川、旭川、吉井川から流れてくる堆積物の関係で全体に遠浅の海だったようで、江戸時代以降の干拓で陸地になりました。
いわゆる「水島コンビナート」があるあたりも割と戦後の話ですから、「ワシらが子供んときゃーあの辺は海じゃった」という人もまだいらっしゃいますね。
もうちょっと歴史をさかのぼると、源平合戦に詳しい人は「藤戸の戦い」をご存知でしょう。
「源氏方の佐々木盛綱が、馬で海を渡って平家の陣に攻め込んで蹴散らした。なお馬で渡れる浅瀬を教えた浦人は口封じに盛綱に殺された」というお話。
有名な一之谷の合戦と屋島の戦いの間のお話で、この2つと比べるとマイナーですけれど、「馬で海を渡った」という点で面白いお話です。
「海にまつわる話だからきっと海のそばなんだろうな」と思うでしょ?
実は現在ではかなり内陸部です。上の地図の1番あたり。
戦国時代の地図で言うと、南の大きな島から北のほうへ点々と島が続いているあたり。「こんなところで戦ってたのか」「なるほどこれなら渡れそうだわ」と思います。
2番は、かつて刀工集団「備中青江派」がいた青江地区。青江派は戦国時代には既に衰退していたようですが、「青江」の文字がよく似合う地形です。今だと「青江っていっても海は遠いじゃん」という位置ですけれど。
というわけで、杖にまつわるお話があまりないので、温泉ネタから昔の史実ネタでした。たまには頭がよさそうなところを見せてみる。
お久しぶりです。久しぶりの更新になってしまいました。
あれです、作文に頭がいっぱいでなかなかこちらまで手が回らなかったものですから。
しかし立春も過ぎて日もかなり長くなってきましたけれど、またぐっと寒さが舞い戻ってきたようです。
こういう時は温泉が恋しい。本当に恋しい。何もなくても温泉に入ってのんびりしたい。
稽古の後に温泉に浸かって体が温まっていく感覚、これは寒い時期ならではの楽しみです。
ただ、残念なことに岡山県南部、特に瀬戸内海沿岸部分にはあまり温泉がありません。家や稽古場の近くに温泉がある人たちは羨ましいです。
ないことはないけれど、割と近所でよく行っていたところが最近値段は上がるわサービスは落ちるわでいかなくなっちゃいました。
こういうご時世ですから値段が上がるのはしょうがないにしても、壊れたところがいつまでたっても壊れっぱなしじゃちょっとね。
ところで、なぜ岡山県南部に温泉が少ないか、わかりますか?
これは次回の更新までの宿題ということにします。
それでは今日はこの辺で。
今日は皆さんのためになることを書きます。
杖のお掃除、してますか?
寒い時期は汗をかかなくて手の滑りが良いのであまり気にしませんけれども、意外に汚れていますから、ぜひお掃除しておきましょう。太刀も忘れちゃいけません。
もうすぐ昇段審査に臨む方は特にね。
方法はいつも言っていますけれど、固く絞った雑巾で扱いた後に、乾いた布で拭き上げて、好みで椿油を塗っておしまい。
私も昔は油なんて全然塗らなかったんですけれど、最近は杖や太刀にも潤いがいるのかなと思って塗っています。冬の唇にリップクリーム塗るのと一緒ですね。何が一緒なのかは知りませんが。
ほっとくとつい忘れてしまうので、気が付いたらお掃除しておきましょうね。
それなりに剣道・居合道・杖道をやっていると、「錬士・教士・範士の試験には実技のほかに作文がある」ということをご存じだろうと思います。
そういうわけで私も原稿用紙2枚分の作文を手書きで書いておくように宿題を頂いたわけですけれど、「こんなblog書いてるんだから800字弱なんて余裕でしょ?」とか、そんな風に思いますか?
そんなわけないない。
書きたいときに書きたいことを書くだけのblogと比べて、内容指定で審査対象の文を書くのは本当に苦手です。小中学生の時は本当に読書感想文が苦手で苦手で仕方なかったですよ。
そして何より、
友人「メモもらったけど何書いてあるか分からなくて家族で1時間悩んだ」
先生1「読めないけどたぶん合ってるからマルにしといた」
先生2「読めないからたぶん合ってるけどバツにしといた」
てな話が思い出されますね…。