夜9時に寝て、なぜか真夜中2時前に目が覚めるなどとはいったいどうしたことか。
余計に体に悪そう。
ということで、恒例の講習会でした。
冨永先生からいろいろなお話があり、様々な技法の解説があり、
とてもここに書き切れるものでもありませんし、
全部を一度にものにしようなどとはなまなかのことではありません。
参加者それぞれに1つか2つ、これから半年かけて身に着けていけばいいかと思います。
個人的に心に留まったのは
「体力自慢、腕自慢の兄弟弟子は早々と鬼籍に入ったり今は満足に杖を遣えなくなってしまった。器用でも力自慢でもない自分が今こうして残っている」
「たくさん失敗しなさい。たくさん斬られなさい」
「極意とかそういうものはない、本手の構えがすなわち極意ですよ」
「色を付けない、欲を出さない。当たり前の技を遣うんですよ」
と言ったところでしょうか。
前にちらっと書いたように思いますけれど、「最も長く歩く者が最も遠くへ行く者である」ってこういうことなんでしょうか。
心臓病みの私は長生きできそうにありませんけれど、皆さんに置かれましては、
食べすぎ、飲みすぎ、働きすぎ、稽古しすぎにはご注意いただいて
長く杖に親しんでほしいと思います。
また私たちは杖や太刀の稽古の最中に「あそこがよくない」「ここをこうしなくちゃいけない」とかつい思いがちです。
それをごく当たり前に使うにはどうしたものか。
…ひょっとして、「ああしよう」「こうしよう」を全てやりつくして修め切って、その先にようやくその境地が待っていたりするんですかね?
気長にやっていくしかないんでしょうね。
ところで、写真に写る岡山県剣道連盟の旗印。
岡山県の名産である桃がベースになっているそうですけれど、
鳥が羽ばたいているようにも、刀をデザイン化したようにも見えるんですよね。
なんか、好き。
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