2018年10月12日金曜日

たんけん!

最近手抜き気味の更新が多かったので、ちゃんと武道っぽいネタで更新してみようと思います。

皆さん、ゴブリンスレイヤーってご存知ですかね。
元はライトノベルで、その後漫画にもなり最近アニメ化もされた作品なんですけども。

といっても私は漫画版を通り一遍目を通したくらいで詳しくもないし、
なによりだいぶえっちい描写があるので万人にオススメできる作品ではないんですが、
ごく初期段階で武道的にみて面白いネタが出てくるんですよね。

曰く
「ロングソードは洞窟のような狭所では使い物にならない」


武器を遣う武道をやってらっしゃる皆さんなら、たぶん身にしみてわかってらっしゃいますよね。
障子の穴。

ライトのカバーの傷。

冷蔵庫にぶつけた痕。

家の中で得物を振り回してやらかした経験がきっと皆あるはず。
ない?
嘘だッ!!!


短い道具を重宝せよという話は昔からいろいろ話があるもので
・柳生新陰流第5世 柳生厳包は常に手元に置く小太刀(脇差)こそ大事として特注の短刀を作らせ、実際にこれを以て夜襲を撃退し、この短刀は「鬼の包丁」と言われるようになった
とか、あと以前紹介しましたけども
・竹内流の開祖が山籠もり修行をしていると山伏の姿をした何者かが現れ、「長刀に益なし」と告げて刀を2つに折り短刀(小具足)の技を授けた
とか。

むろん開けた場所で団体戦をするのであれば槍が最強ってのはさんざん言われた話です。
また槍や薙刀を遣う流派でも「四畳半の部屋の中で自在に操れるようになれ」といったような指導を受けることが多いそうです。

それはそれとして、やっぱり一般論としては立て込んだ場所では短い得物が取り回しやすいよねというのは真理でしょうね。


そして短剣といったら、やっぱりあれだよね。
中和流短剣術/一角流十手術。

短剣術とはいうものの、実態としては鉄扇をはじめ「なんか短くて握りやすくて使いやすいもの」というくくりっぽいですね。
詳しいところは皆伝の先生方に教わってください。

で、稽古用の模擬じゃまだ物足りなくて、夏の間についこんなものを買ってしまった。
一応扇としても実用可能。

実際にはこんなふうに骨が鉄でできた扇子なんてなかった、少なくともメジャーではなかったし資料としても見つかっていないようです。
張り扇の形をした鉄の塊を手慣らしとか鉄扇とか言っていたらしいです。

しかしねえ、こんなものを護身用とかいって持ち歩いてたとしてですよ。
暴漢に出くわしてこれ一本でどうにかしろってのはなかなかにハードなミッションですよ。
それを何とかできるようにするのが稽古の値打ちなんですけども。
ハードだなと思うのはやっぱり私がまだ未熟だというそういう話なんでしょうね。

ちょっと話がとっ散らかりましたけど、今日はこの辺で。

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