2016年11月9日水曜日

おもかる!

3,4日ほど微熱で寝て過ごして、そろそろ人前に出てもよかろうと思い今日から復帰です。

とはいえ1週間ほど稽古をお休みしたので、今日は太刀の素振りと杖の基本打ちを軽く何セットかしただけ。
最近はなるべく軽ーく打つ練習をしているところなのでちょうどいいと言えばちょうどいい。


ところで私が入門したときから使っている杖は実は8分径(24mm)ではなく25mm径のわずかに太くてちょっと重たいものです。
色々手に取ってみて、「手に持ち重りするほうがしっかり杖を感じられていいんじゃないか」と思ったんですよ。
昔ちょっといい包丁を買いに専門のお店に行ったとき「鋼の包丁は重たく感じられるかもしれないけど、手に重みを感じるほうが力に頼らなくていいよ」って言われたし。それとおんなじかなって。
当時はまだ20歳そこそこで毎日坂道を自転車で走り回ってて体力も今よりあったし。

で、いま使ってるのは本来の24mm径の杖。軽い。とっても軽い。
打ち込んだ勢いに振り回されることもないし、手元の重みについ力が入ってしまう感じもないし、悪くないんですよ。

今にして思います。


最初から軽いほうでよかったんじゃないのって。




とはいえ、軽けりゃ軽いでつい力入れて振ってしまうのも人間の悲しい性でありまして、結局力が抜けきってない点では大して代わり映えしないとも言える…?


「重い杖でも羽根のごとく軽く使うための稽古だ」って考えて納得することにします。

が、やっぱり最初に選ぶのは軽い奴のほうが無難だよってことは後に続く人たちへの教訓として申し述べておきます。

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