2020年11月22日日曜日

ぼくとう その2

今回も木刀の話。といっても前回の話とは全然関係ないんですけど。

こちら、今現在私が持っている木刀(大刀)の一覧。


上から順に、最初に使っていた剣道規格の白樫木刀。

ちょっと洒落っ気を出して買った、椿の木刀。

いま主に使っている杖道規格の木刀。

そして最近買った中古の木刀。


柄の線で揃えてみると、結構違いがわかりますね。特に柄の長さと反り。

こうして比べるとやっぱり剣道規格の木刀は反りが強いことが分かります。測ってみると2cm以上あるみたいです。

以前にも写真を上げたことがありますが、古い方の木刀はウチバリ逆バリ(引落打、逆手打)で撃ち合うところがささくれて危ないので引退させました。切っ先もかなり削れているのが分かります。どちらも杖道の太刀の宿命ですね。



椿の木刀は…まあただの好奇心みたいなものなので特に言うことはないです。木目がキレイで手触りが良い。重さも樫と大差なく、撃ち合っても結構丈夫だという触れ込みです。素振り以外で使ったことはあまりないですね。


上から3番目の今使っているものはだいぶ色が染みついて「ホントに白樫?」みたいな感じがしますが、間違いなく白樫です。鍔止めのあたりを見るとよくわかります。ちゃんと定期的に拭き掃除もしてますが、どうしても色が沈着するのは致し方ないところですね。


最後に、色の黒い古い木刀。

正直なところ、この木刀はネットで素性や詳細がよくわからないまま買ったのですが、手元についてみると柄の長さと言い、反りと言い、革鍔がついていたことと言い、ひょっとしたら元は杖道をやっていた人の物ではないかという気がしています。

その割には鎬や峰のエッジがシャープで撃ち合った跡が見られないので全く違うのかもしれませんが、規格が近いものが手に入ったのは思わぬ幸運ですね。剣峰だから上等な部類のものであろうと思いますし。

切っ先の作りが独特ですが、どうもこの形状は関東型と言うらしく、発送元も関東だったしそちらの方面の先生がお使いだったのでしょうかね。

素材は木目や重さや感触からすると樫っぽいけど、明らかに白樫ではないし、赤樫としても黒味が強い気がするし、でもやっぱり色が染みついた赤樫かなあ、うーん。


「なんでそんな得体のしれない木刀を買ったんだ?」って?

それはまた次回。

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