2013年7月12日金曜日

めいげん!

最近亡くなった将棋の米長邦雄 永世名人が著作でこんな趣旨の事を述べてらっしゃいました。

「アマチュアレベルで上達する方法と、プロを目指すための上達の方法は全く違う。
アマレベルで上達したいなら誰か先生について手取り足取り教えてもらえばよかろう。
しかし、プロ、ましてトッププロになろうとするならそのような方法はむしろ有害である。
プロになろうとするならば只ひたすら詰め将棋を解いていくことが必要なのだ。
それは自分一人で深く遠く考えていく力を付けるためにどうしても欠かせないトレーニングである。
だれかに答えを教えてもらえるなんてことは、プロの勝負にはありえないのだから。」

ひょっとすると杖にも通じるところがあるのかも。
只ひたすら高いところを目指すとき、型を何度も繰り返し遣いながら、自分は今どのくらい出来ていてどのくらい出来ていないかを自ら考え続けなければならない、そんなときがあるのかもしれません。

そんなことをぼんやりと思う熱帯夜です。


2013年7月7日日曜日

しんけん!

九州から冨永先生を招いての講習会が昨日今日の2日間にわたって行われました。
まことに暑い中の稽古、皆さんお疲れさまでした。

いつも思いますけれど、やっぱり免許皆伝ともなると一挙手一投足が我々凡人とは違いますよね。何がどうとはなかなか言葉に出来ませんけれど。

1つ気付いたのは、歩くときに全然音がしないこと。大体誰でも床を踏む音が聞えるものですが、先生は全くそんなことがないようです。


神道流剣術小太刀の型「三受留」の指導中。

少年剣士奮闘中。

ベテラン勢の貫禄。


帰りに取った雲の様子。もうすっかり夏の空。
暑い日々がやってきますが、へこたれずに稽古にいそしみましょう。

2013年7月2日火曜日

でげいこ!

有り難いことに我が道場は、他の道場に足を運び稽古を付けていただくことを奨励して下さってますので、私もたびたび古巣に足を運ぶ次第。先日もまた神戸までかっ飛ばして汗を流してきました。

水島道場は悲しいことに人が多くないのでどうしても稽古の相手が固定されがちで、気をつけていても気をつけきれない部分が残ります。

それを指摘してもらいに出稽古をするわけですが、それだけでなく、やっぱりいろいろな杖使いのみなさんと 我が身を 比べてみて「アレが足りない、コレがおかしい」と省みるということもまた大切な稽古なのかなと思うわけです。
今回の収穫は引き落とし打ちと12本目の理合かな。


昨年夏の講習会では全国の猛者が集って大変刺激になったものでした。
今年の地区講習会の舞台は沖縄。水着を持って、いざ参らん!

2013年6月17日月曜日

未来へ羽ばたけ!

少し古い話題ですが、「武術の動きのデータを取り込んでムービーにして共有し残していこう」という試みが始まっているそうです。

詳細はこちら。
http://circle.wazuma.jp/2013/04/what-is-samurai-mmd/

わかりやすい記事がこちら。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1304/24/news085.html

「なんかうさんくさい」「しょせんコンピュータの事しか知らない素人の発想」ということもないようで、というのも発起人は伝統芸能「手妻」の継承者だといいますから、集まる武道の動画次第ではかなりしっかりしたものが出来上がるんじゃないでしょうか。

趣味は多様化し、生活は西洋化し、さらに今後人口が減少していくなかで古武道の存続はかなり危ういものと私は思っています。
しかしこういう形でわずかなりとも残っていくなら未来への貴重な資料となるんじゃないかと思うわけです。

いろんな達人の動きを様々な角度から研究する用途にも良いですよね。
私だって自分の動画と免許皆伝の先生の動画とを比べて何が違うのかを是非徹底的に検証したいですもの。

情報工学は所詮小手先、と思う人もあるでしょうが、限定的な分野では既に職人技をコピーした工作機械も実現しており、現時点においてさえかなりの精度でデータを仮想空間上に実装できるはず。

神道夢想流のどなたかやってくださらないかしら。それかいっそ誰か私と組んで投稿してみる?

2013年6月3日月曜日

目指せ!グランドマスター!

先日封切りになった、「グランドマスター」という映画を見てきました。

1930年代~1950年代を舞台にした中国武術の達人達の人間ドラマを描いた映画、とでも言えば良いんでしょうか。
筋書きはイマイチでしたが武術の立ち回りは大変結構な見応えで、また所々含蓄のあるセリフが飛び出してきてぐっと迫るものがありました。特に印象に残ったのはこの一言。

「精進には報いがある」

例え一服することがあっても、高い山の頂を目指して一歩一歩登っていくことを忘れないようにしたいものです。

2013年5月19日日曜日

鏡に向かう

昨日の稽古では、ひたすら鏡に向かって一人稽古を繰り返しておりました。

あの人がどうとか、この人がどうとか、余人のことはいざ知らず、あるのは自分一人のこと。
自分の稽古を自分で見る、たまにはそんな稽古も必要かなと。

不思議なのは、太刀や杖を振っている様子がびっくりするくらい見えていないこと。気が付いたらふりかぶっていて、気が付いたらふり終わっている。

目の稽古が足りない、ということですか。
それともそれだけ無心に振っているということなのか。ま、それはないかな。

2013年5月5日日曜日

神のまにまに

五月晴れ、日本晴れに恵まれた今日、毎年恒例の阿智神社奉納演武に参加してきました。
今年も各流派の演武をお届けします。

まずは無双直伝英信流。老いも若きも一心に抜く。

我らが杖道。長くない棒を如何に使うかがみせどころ。 写真の2人は今年が初参加。

佐分利流(さぶりりゅう)槍術。「エイィー!」の気合いがひときわ高くこだまします。

戸山流兵法、試斬。お見事!

 竹内流備中傳(たけうちりゅうびっちゅうでん)、棒の型から。右から左から盛んに打ち合います。

 初實剣理方一流(しょじつけんりかたいちりゅう)から抜刀の型。暗闇の中で刀と鞘を使って敵を探り、触れるやいなや切り倒す。そういう状況設定の型だそうです。
実際には刀や体の瞬時の使い方、甲冑を着けて制限のある中でのにじり方などを修得することが主眼ではないかと。


ほかにもいくつかの流派が参加していらっしゃいましたが、わたしの見学はここまで。
あとはすこしオマケを。

袴の股立ち(はかまのももだち)を取るということ。

立てると槍の長さが分かります。これでもこの流派の槍は短めのものだそうですよ。

さあ、観覧席にいらっしゃった皆さんも武道を始めてみませんか。