2024年5月19日日曜日

けんどう

 剣道7段の先生が仰るには、

「通常、型というのは技のエッセンスであり『この型ではこういうことを覚えましょう』みたいなものがあると思うんですけれど、全剣連の剣道形はエッセンスのなかのエッセンス過ぎて、何を学ばせたいのかが7段の僕にも分かりません。
だから剣道やる人は割と型をわけのわからないものと見がちだし、剣道形をやるのは審査のためによくわかんないけどやるみたいになるし、杖道も『なにあれ』って思っちゃうんですよ」

なんですって。

実際、私が錬士の審査で見た剣道6段の人の剣道形って、「な~んかイマイチというか、付け焼刃…?」って感想です。

でも、こないだの京都大会で「バリバリの剣道家が使う古流剣術の型」を見て、さすがと思いました。
ずっと刀を振ってる人達の太刀筋と、杖がメインの私達の太刀筋と、やはりそこには何か確かな差があるようです。

むかーしむかし、それこそ杖道を始めたばっかりのころに京都大会を見学に行ったときにはそんなこと全然感じませんでしたけど、今はいくらかわかるようになったようです。進歩だな!

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