2017年4月28日金曜日

おいでよ!

ジャパリパークでも
どうぶつの森でもなくてね。

ぜひ皆さん道場に来てね、っていうそういう話なんです。

なんとなーく忙しいとかだるいとか気が向かないとかで道場から足が遠のいてしばらく行ってないうちに、どんどん今更行きにくくなって…

っていう杖道休眠者が全国あちこちにいらっしゃるんではないかと勝手に思ってるんですが、
ご存じのとおり杖道はとってもマイナーで常に人不足でありますからして、
来てもらえるだけでうれしいんですよ。
むろん大歓迎なんですよ。

そういうわけで「しばらく行ってないなあ…」って言う人はぜひまた道場に来てほしいなって思うんです。

もちろん無論当然当たり前ですが、初めての人もお待ちしております。
何かダイエットのために運動したいなあとか、
退職して時間が余ってすることがないなあとか、
何かしら武道的な活動に身を投じてみたいなあとか、
週1か週2くらいで気軽にできる運動がないかなあとか、
動機はなんでもよろしいのです。はい。

2017年4月24日月曜日

ほしぞら!

「また旅の写真も見せてね」

みたいなご要望が寄せられましてですね。

他方では
「料理ネタとかばっかりやってないで杖道ネタやってよ!」
みたいなご意見もいただいたりするわけですよ。


なにか強烈なこだわりがあるわけではないので、
何か言われたらじゃあまあそうしてみようかな、的な
ゆるっとふわっとしたblogでありますので、
そういうわけで今回は旅ネタです。

四国カルストのてっぺんで満天の星空を眺めてきましたのでおすそわけ。

左のほうに北斗七星。
中央やや左寄りにしゅっとしてるのは飛行機です。
縮小してるのでわかりにくいかも。

夜明け間近の地平線、南西方向だったかな。
やや右寄りのもやっとしたのは天の川。

四国カルストってこんなところ。
標高がかなり高いので、めっちゃ寒かった。
でも山を下りると暖かくて着るものに困る。

大歩危あたりの風景。
四国の山あいはどこもこんな(山+川+空)な郷愁を誘う景色で、
住んでる人には悪いんですけど、
いつまでも田舎であってほしい。


そういえば愛媛での地区講習の時はしまなみへ抜けて帰ったから、あんまりこういうところへ行かなかったんでした。

皆さんも大型連休や夏のバカンスには四国へどうぞ!


決して観光協会からリベートを貰っているわけではない。
欲しいけど。

2017年4月20日木曜日

杖道上達講座 その6.5:抜刀の際の柄の取り方

非常に小さなトピックですが、刀の持ち方と帯刀の間の「刀を抜くときの柄の取り方」について。

まずはこの写真をご覧ください。


以上です。



いや、ほんと言いたかったのはコレだけなんです。

もうちょっと言葉を足すと、
・横から鷲掴みするような掴み方
・上からかぶさるような掴み方
こういうのはダメだよってこと。

自然に垂らした右手をそっと持ち上げて柄に添える、「掴む」まで行かない、「手をかける」ように柄を取るんですよ、ってこと。

擬音を付けるなら「ギュッ」とか「ムンズ」じゃなくて、「スッ」とか「そっ」です。

後のことは居合に詳しい先生に聞いてください。

そんじゃーね。

2017年4月19日水曜日

杖道上達講座 その6:帯刀の仕方

前回、と言ってももう2か月も前の話になっちゃいましたけど、太刀の持ち方をやりましたので、今回は帯刀について注意点というか、気を付けたいところをやってみたいと思います。

初段を貰って稽古が進むと、帯刀から始まる型が出てきますね。
10本目・正眼と、12本目・乱合です。

それまで全然必要なかったので、「じゃあ10本目の打太刀ね」と言われて面食らう、これは杖道修行者あるあるではなかろうかと思いますので、写真を見ながら追っかけてみましょう。


まずは一番多用するであろう、「開始線まで戻ってきて、構えを解いた姿勢からの帯刀」について。2パターン有りますが、1つ目のパターンA。

構えを解いた姿勢から、左手を離して、親指で木刀を差し込む場所を探ります。
鞘がある場合の、鯉口を探る動作に該当するわけです。

木刀を上から返して、左手の親指と人差し指の谷間に置きます。
(※1)

木刀を谷間に乗せたまま右前方にそっと滑らせて、
左手親指で探って開けた穴に切っ先を落とします。

木刀を差し込んで行きます。

差し込み終わると同時に、右足を左足に引き付けて完成。
いわゆる納刀の動作に近い。
杖道では、「柄頭が正中線」が定位置です。

※1の部分、2つ注意点がありまして
1.左手で帯刀する場所を探る間、木刀は動かさないこと。写真ではセルフでシャッターを切らねばならぬ都合上動いちゃいましたけど、ダメ、絶対。
2.刀を上から返すときに、刀を避けるように首を傾けちゃう人がいます。ダメ、絶対。
姿勢はキープしたままで、刀だけを動かすんですよ。


次に、パターンB。
左手を離して、刀を差し込む場所を探るのは一緒。

今度は下から刀を返して、左手親指は差し込んだまま左手に挟みます。

木刀を左手に挟んだまま右前方に滑らせ、
切っ先を左手親指で開けた場所まで誘導します。

切っ先が入ったら木刀をゆっくり差し込んでいきます。

差し込み終わると同時に、右足を左足に引き付けて完成。


今のところ、どっちのパターンでもいいよ、好みでいいよ、ってことになってます。
ただ、「真剣だったらパターンBは使えないだろ」っていう意見も根強いですね。
パターンA の場合。
形が汚いのは勘弁。

パターンBの場合。
手が斬れちゃ~う!!

まあ、私はパターンBを愛用してますが、特に何か言われたことは、ないです。
現行の教本(もうじき新版に置き換わります)には「右手で刃を上に柄を返しながら剣先を腹部の左手に送り」って書いてあって、どちらでも記述には合致してますね。

そこら辺の話は偉い先生方におまかせするとして、続いては「携刀(けいとう)からの帯刀」について。
まずは提刀(さげとう)から。
立礼が済んだ直後とかですね。

木刀を左手に移して、携刀姿勢になります。
(※2)

右手を下からあてがい、右親指を鍔にかけます。

左手の親指で差し込む場所を探ります。
次いで右手で刀を前方に送り出しながら、
切っ先を左手親指の場所へ誘導します。

切っ先が入ったらゆっくりと木刀を差し込んでいきます。

完成。
上のパターンBの作法に近いです。
居合で鞘ぐるみ帯に差す動作とほぼ一緒。
足は引き付けるまでもなく、はじめから揃ったままですね。

※2
携刀の時も「柄頭が正中線」が正解。この写真はNGですね。ごめんなさい。

抜刀からの帯刀、携刀からの帯刀、いずれの場合も共通して重要なポイントが1つ。
「相手から・正面から目をそらさない」ということ。
何度か練習すれば自然にできるようになりますから、稽古を積んでくださいね。



さて、ここまででまだ説明してない重要事項が一つありますね。
「帯刀する場所」ってどこやねん!!
ということ。

居合してる人は真っ先に習うので今更、って話ですが、杖道から入った人は知らないのがふつうというか、改めて習うことってあんまりない気がしますね。

さくっと言えば、「帯と帯の間」です。
通常、帯は腹を3巻きしてると思いますが、厳密には「(内側から)1巻き目と2巻き目の間」という話を聞いたことがあります。
ホントかどうかまでは私は知りません。

帯に上から差し込んで、どこに出てくるのが正しいのか、それはこの写真をご覧ください。
帯と、袴の紐の間です。

ここが一番安定がよい、ということなんだと思います。
木刀だと袴の紐の下から出てきてもどうということはないですけど、本来なら重たい刀ですからコジリが下がっちゃったりするんだと思います。たぶん。きっと。おそらく。



…一応ここまで正確なところを書いてきたつもりなんですけども、じゃあ実際の稽古でほんとに100%完全に間違いなくこの通りやってるか、って言われたら全然そんなことないです。

正直に言います。
めっちゃ手抜きしてます。ごめんなさい。

「帯と帯の間」とか言いながらフツーにしれっと胴着と帯の間に差し込んでるし、
「帯と袴の紐の間」とか言いながら何食わぬ顔して袴の紐の下から出してます。

いやだってさあ、居合なら鞘一回差し込んじゃえばおしまいだから少々手間でも神経遣っても正確な位置にいれるしそうしなきゃいけないんだけどさあ。
杖道だと何度も何度も抜刀の度に正確にやろうとすると時間もかかるし左手がごそごそゴソゴソ動き回る羽目になるでしょ。
状況によっては多少雑でもまあいいかってなるでしょ。
後輩の皆さんにも、そこまで完璧を求めることは私にはとてもできませんのですよ。

演武とか審査ではちゃんとしましょう。私もしてるつもりです。

そこらへんのけじめはつけるということで、どうか一つご勘弁のほどを、なにとぞなにとぞ。


えー、話が少し脱線しましたが、注意点をざっくりまとめます。
・正面から視線を外さずに、左手だけ動かして帯を探る
・切っ先を左手に誘導し、そこから刀を差し込んでいく
・差し込み終わるのと同時に前足を後ろに引き付ける
・刀を差し込むのは帯と帯の間、コジリが帯と袴の紐の間から出てくるのが正しい
・杖道では柄頭が正中線に来るようにする
このくらいですかね。

あとは練習あるのみです。
だいじょーぶだいじょーぶ、鉛筆の持ち方と一緒で一度覚えたらすぐできるようになりますから。

2017年4月12日水曜日

こばなし!

ここのところどうもイマイチ胸の調子がよろしくなくて、今日もお休み。
稽古がはかどらんのう…。


お休みの間に、せっかくなので一心流鎖鎌術にまつわる小話を一つ。

一心流の鎖鎌は
・両刃
・直刃
・鉤付き
という、鎌としてはかなり特異な形状をしています。
どう考えても草刈鎌としてはおかしな構造ですよね。


その理由について、昔1度だけ先生に聞いたのは
「あれはもともとは槍なんや」
ということ。

つまり、
 こういう槍の穂先がありまして、


 それをこう捻じ曲げるじゃろ。


そこに柄と鉤をつけたらできあがり。


なんかそういうことらしいです。
本当かどうかはわかりませんけどね。


だとすると、合戦帰りの農民が持ち帰った素槍を
「武器じゃないですー農具ですー」
とか言って転用したのか隠し持っておいたのか、そういう筋書きがあったかもしれませんな。
妄想ですけど。

2017年4月8日土曜日

おそうじ!

「ババっちい杖じゃのう」

と言われ、また暖かくなって杖の滑りが悪くなってきたので、杖と木刀をお手入れしました。
考えてみたら冬の間中、1度も掃除しなかったな…。
冬はねえ、乾燥してるので基本的に杖がすべるから手脂とかあまり気にならないんですよね。


前も書きましたけど、木刀や杖の掃除は濡らして硬く絞ったタオルか雑巾でぎゅぎゅっと拭き上げ、仕上げに乾いたタオルで乾拭きするだけです。
場合によっては洗剤を使う人もいらっしゃるらしいです。
紙やすりで磨くっていうのもメジャーな意見ですけど、私はちょっと遠慮したい。


ただ、拭いても拭いてもしみこんだ汚れはもう落ちないので、そろそろ買い替えどきかなあという気もします。
杖道を始めた時から使ってる杖と木刀なので愛着もあるのでなかなかね。
人によっては毎年のように買い換えるそうで、3,000円ほどの物ですからそういう考え方もありと言えばあり。

誰かプレゼントしてくださってもよろしくてよ?

2017年4月4日火曜日

わかさよ!

新年度が始まって、
新社会人がいて、
新大学生がいて、
新高校生がいて、
新中学生がいて、
新小学生がいて、
いやー若いっていいなあ。


我が後輩の皆さんも新入生の獲得のために一生懸命だったわけですけども、
この20歳前後って言うのはなんていうかこう、
幼さからの脱却とともに大人への仲間入りをするという、
いわばサナギの脱皮のようなそんな生命の大躍進的な雰囲気がある気がしますね。

私にもそんな時期があったっけ?
はて、とんと記憶にございませんね。


この春からあちこちの大学で何人かが杖道を始めてくれたらうれしいなあ、と思いますし、
私の母校でもせめて3人くらい入ってくれたらいいなあ、と思いますし、
そしたらあれやこれやの面白いネタを披露したいなあ、と思うわけです。

まーでもね、大学の4年なんてあっという間ですよ。
まず学業に励まないといけないし、
恋もすればバイトもする、
長い休みにいろんな体験を求めて飛び回ったりもするわけです。

そんな中で何ができるか、って考えると思い出すのが名作スラムダンクのこのエピソード。



杖道を好きになってもらう、杖道を楽しんでもらう、そのためになにをしたらいいかなって考えたとき、人それぞれ違う答えを出すだろうと思います。

そこで私は思うわけですよ。
4年間で制定12本だけやってオシマイなんて、もったいないと。
もちろん制定12本をしっかりやる、しっかりできるようになる、って言うことは大切だけれど、12本だけに集中したって極められるわけもない。
どっちかというと、古流や剣術やその他の併伝も、完璧でなくってもただの見よう見まねでも、ありったけのネタを繰り出して、その中から1つでも「面白そう」って思ってもらえたらいいかな、って思うんですよ。
例え卒業してから杖道を離れたとしても「学生時代杖道って言うのやってて、いっぺん鎖鎌触らせてもらったことあるっすよ」とか、飲み会のネタにでもなったら楽しいんじゃないですかね。

まーそんな御大層なことが言えるほどの腕前でも立場でもねーだろ、って言われれればその通りですけどね。

ワタクシお気に入りの論語から、お気に入りの一節を。
「之を知るものは之を好むものに如かず。之を好むものは之を楽しむものに如かず」
新たな生活を楽しんでください。

2017年4月1日土曜日

ばかだな…

もうだいぶ暖かくなってきたことに油断して、今更のように風邪をひいて微熱が出てたので昨日今日と稽古はお休み。

これがほんとの四月バカってことで。

ん?
バカは風邪をひかないっていうからバカじゃないのか。

明日はお出かけの予定なのでおとなしく寝て治します。
もうだいぶ落ち着いたので大丈夫だろうと思うけど。