「なんでそんなに古流を覚えてるの?」
って、同じくらいの時期に杖を始めた人に昨日の稽古会で言われました。
この1か月くらい古流の稽古に苦心していらっしゃるご様子でしたけれど、なかなか成果は上がっていない模様。
なんでってねえ。
そりゃ才能の違いですって言いたいけど、そんなものは私だってありはしません。
悪いことは言わないので、型の稽古をする前にちゃんと基本打ちと太刀の素振りをなさったほうがよろしいんじゃないでしょうか。
私に言えるのはそれくらい。
プロ野球選手もキャッチボールやバットの素振りやランニングは欠かさないし、
大関横綱だって四股やテッポウをやり込むし、
Jリーガーだってドリブルやパス練習をみっちりするし、
というよりそういうことを地道に積み重ねて能力を高めていった人が上に行くわけでしょ。
それもただ回数をこなせばいいっていうものじゃなくて、「今自分が習得すべきことは何か」「何をどう修正すべきか」「そのための最も良い方法は何か」ってことを考えながらやるっていうことが大事かなって。
前にも似たようなこと書きましたけども。
同じ基本打ちをしていても、初段の人が気を付けることと7段8段の人が気を付けることって絶対に違うはずですからね。
何にしても、基本をしっかり固めて体を作って体の遣い方を練っていかないと、型稽古ばっかりやってても身につかないと思うんですよね。
そういうわけで、今日も基本打ち。
明日も基本打ち。
来年も再来年もずっと基本打ち。
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