さて今日のネタはヒザ。
たまたま今日の稽古でちょっと話題にもなりましたので、ちょうどいいタイミングです。
ヒザ。
ヒザねえ…。
個人的にはこれがバッチリ使えたら範士8段免許皆伝ものじゃなかろうかと思うんですけれど、この連載はあくまで「私が5段になるまでにこんなことを注意されてきましたから、後輩の皆さんもよければぜひ参考にしてね」というのが趣旨ですので、今回もそのつもりでやっていきましょう。
ヒザに関してはあれですね。
「ヒザは柔らかく、力を抜いて」ってそれだけ。
「おっさんの毛脛なんか見たくねーよ!!」と言われそうですけどちょっと体を張ってみましたよ。
ヒザを突っ張って棒立ちの状態。
ヒザの力を抜いて緩くしたところ。
完全にヒザが曲がっている状態。
要するにこの真ん中の状態で維持するんですよー、ってこと。
慣れれば意識しなくても杖や木刀を持ったら勝手にこの状態になると思われる。
そうなるように日々意識してみましょうね。
これが特に意識されるのは11本目の乱留で俗にいう抑止打ちをしたところですかね。
秋の関西地区講習会でも「ヒザを曲げちゃいけませんよ」という指導がありました。
かといって、棒立ちでもよろしくない。
足を詰めた形で打ち込んでも程よくヒザの力が抜けてるか、曲がってないかっていうところがミソ。
…むかーしは「ヒザを軽く曲げて気持ち腰を落とせ」って言われてような気がしなくもない。
まあ昔の話です、昔のね。
ヒザが伸びきってたのを指摘されただけかもしれないし。
それとヒザと言えば忘れちゃいけない。
体をひねる時のヒザの使い方。
例えば返突や逆手突なんかで体をひねるような動作をすることがありますね。
確か大阪の森本先生が3,4年前の講習会でおっしゃったんだと思うんですけれど、「ヒザを回すようにすると楽に体が回るよ」って。
腕の力で杖を返したり、腰自体をひねって回ろうとすると、どうしても力みが出て抵抗になってスムーズに回らないんだけれど、前を向いている膝を横に向けるように回すと上半身の力は一切要らずに楽に回るっていう、そんな説明だった思います。
で、実際に楽に回ります(筆者の体験であり、以下略)。
良ければ皆さんも試してみてね。
ということで薄い内容をもう一度改めてまとめますと、
1.ヒザは突っ張らず曲げず、程よく力を抜いて
2.体をひねる時はヒザで回る
ということでした。
次回がいつになるかはわかりませんが、気長にお待ちください。
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