2015年6月1日月曜日

鎖鎌の注文受け付けます

一心流鎖鎌、第2弾が出来上がりました。某先生のご注文から4か月、ようやく完成。

この第2弾作成に当たっては九州で使われているものを木工所に持ち込んで写してもらいました。
若林先生、ご協力ありがとうございました。

第1弾と比べて、
・刃がよりそれらしくなった
・刃に角度がついた
・鉤(ナックルガード)が固定された
・柄が円形から小判形になり絞りをつけたので握りやすくなった
・紐を止める穴を柄に開けた
という点が修正されています。
ちなみに重量は約450g。

紐と分銅をつけた状態がこちら。


分銅のアップ。重しの小さな鉄球を綿でくるんで、それを布で玉にしてあります。
床に打ち付けるとカーンと固い音がしますが、体に当ててもアザになるようなことはないはず。
紐はよれにくいように編み紐を使っています。
九州で使われているものはもっと凝った形なんですけれど、写しは難しいようでしたのでよくある簡単な形で作ってもらっています。



この鎖鎌がほしい方の注文を取りまとめて追加発注しようと思いますので、希望される方は私までご連絡ください。
対象は岡山県・兵庫県の杖道関係者を想定しております。

予定価格は
・鎌本体:37,000円(税込)
・分銅:3,000円1,000円(税込)
を見込んでいます(若干私の手間賃が入っています)。
鎌だけ、分銅だけの注文もOK。

20本くらい注文が集まれば2,000円くらい安くなるかもしれません。
また、写真の状態から若干の修正・変更が入る可能性があります。
当然手作りなので多少の個体差は目をつぶってください。

受け付けは今月一杯を目安にしようとおもいます。
あまり長くなると発注が遅くなって納品も遅れてしまうので。
7月に発注をかけて、たぶん2か月くらいで完成すると思います(数次第)。

完成し次第発送します。輸送費はご自身で負担してください。
道場まで取りに来てくださってもOK。

支払いは現物引き渡し後、現金または口座振替の予定。
金額が確定しないので、前払いはちょっとお受けできません。

その他細かいことはおいおい固めていきますが、あまり融通は利かないのでご了承ください。
たとえば「カードで支払う」とか「ヤマトや佐川はダメ、ゆうパックに限る」とか言われても対応できませんから。



<Q&A>

Q. 値段が高くない?
A. 値段の内訳を木工所に確かめましたが、おおよそ
・木材材料費 5,000円
・加工賃 6,000円
金具(鉤)代 22,000円
・消費税 2,640円
・私の手間賃 1,360円
で、合計37,000円です。
金具代がこれだけ高価になる理由については
1.木工所では金属加工ができないので鉄工所に外注せざるをえない
2.ワンオフの特注品なのでどうしても高価になる
とのことでした。

分銅のほうはざっとですが
・材料費 500円
・工賃 2,000円500円
・私の手間賃 500円
で3,000円の予定。
ただ、「そんなにお金もらうような仕事でもないし」と言ってくださっているのでもっと安くなるかもしれません。

私の手間賃については、木工所や針子さんと何回も打ち合わせしたり、試作品を作ったり、ご意見を反映させて修正してみたりと色々してますので、足代だけと思っていただければ幸いです。
たくさん注文が入ったら下げると思います。

「もっと安くできるところを知ってる!」という方がいらっしゃれば、1本だけ購入してもらってそれを持ち込んでさらに写しを作ってもらう、というやり方もあると思います。

余談ですが、第12代師範である故・神之田先生の道場で配られていた鎖鎌も3万円強したらしいので、それを思えばべらぼうな価格でもないと思います。

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