この暑い夏のこと、汗をたらしてどころか汗にまみれて稽古に励み、あれこれダメだしを頂いてきました。
「あなた、4段ならもっと厳しく攻めなきゃダメでしょ。」
ずっしり堪えましたです、はい。
あちらの若人と神道流剣術について談義と稽古とを交わし、実に意義深い文化交流ができました。おなじ流派のはずが、なんでこうも東西でおもむきを変えて伝わっているのか実に興味深いところです。
そのうち神道流剣術・九州伝とか、神道流剣術・神戸伝とか、そんなことになるんじゃないかしら。
さて、今日は雨の中車を出して美術館巡り。
備前長船刀剣博物館&瀬戸内市立美術館&林原美術館が3開催する館合同企画「二次元VS日本刀展」をこの連休から(瀬戸内市立美術館は26日から)を見てきました。
→http://2d-vs-katana.jp/index.html
頭の固い人たちからはケレンとか邪道とか異端とか言われちゃいそうな企画ですけれど、時代に合わせて多様なアプローチを取ることは必要だと思うのですよ。
やっぱり多様性は生存戦略の最も大事な要素ですから。
まずは刀剣博物館へGo。刀剣博物館のテーマは「現代」。
ここも何度か来ていますけれど、今回に限らず昨年のEVA展しかり、色々精力的に企画を打ち出してくるのでその都度来たくなります。
ところで、左のイラストはなんだか神道流剣術「受返」を思い起こさせませんか?
卒塔婆風クレイモア的刀剣。妄想がバクハツだ!
わたしのお気に入り。エネルギーケーブル的プラグとハート型の鍔、薄桃色のグラデーションが絶妙な鞘。コラボイラストの真ん中はホログラムです。是非現物のポップでキュートでクレイジーな雰囲気をご堪能下さい。
中庭の片隅に置かれた金魚鉢。日本の夏の風物詩ですね。
さて、次は林原美術館。岡山城のほど近く。
こちらのテーマは「過去」。先ほどとは違って、過去の名品に合わせて現代のクリエイターがイラストを描いたり造形したり。ここでは刀剣だけでなく甲冑や絵巻もコラボしています。
これはビビッと来ましたね。ドット絵による洛中図屏風。コレ単体だとなんだかよく分かりませんが、元の屏風と比べてみると実に良くできてるし味があるなあと思いましたですよ。
どちらも1時間もあれば見て回れるくらいの展示ですので、気軽に足を運んで頂ければよろしいかと思います。
あと、スタンプラリーイベントもあり、規定数のスタンプを集めて送ると抽選でプレゼントが当るそうです。
こういうイベントを見ていると、杖道もなにか新しいアプローチ方法を考えなきゃいけないような気がしてきますね。何かないかしらねえ、ほんと。
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