今日は広島杖道大会でした。
いろいろと書きたいネタはありますけれど、とってもくたびれていますのでまた後日ということでヨロシク。
昨日の稽古会と今日の大会とで、まことにくたびれました…。
広島大会に向けて、杖と太刀のお掃除をしました。
毎度のように書いていますけれど、濡れ布巾で拭いて、乾布巾で拭いて、最後に椿油をうっすら塗り込みます。
毎度のように書いていますけれど、私はそんなに白さにはこだわりません。
普段から掃除もしてなくて真っ黒な杖や太刀だったらともかく、年に数度は掃除してそのうえで着いた色味は「稽古の痕跡」だと思っています。
最初に習った高原先生もそんな感じのことを仰っていたような、そうでもないような。
それはともかくとして、掃除して油を塗った杖や太刀は「なかなかええやん」と思えるものですよ。
そうそう、広島大会と言えば杖のほうだけ見る大会なんですけれど、最近は割と「太刀やる人がちょうど試合をしてるから」なんて話を聞くようになりましたよね。
前は「誰が手の空いてる人、太刀やってくれる~?」ってのが当たり前だったような気がします。
大会ですから、当然みんな勝ちたいし、勝つためには息の合った打太刀を用意するのは当たり前なんですけれど、せっかく広い地域から集まってやる大会ですから、見ず知らずの人と稽古したり試合を組んでみるのもいい経験になると思うんですよね。
特に2,3段くらいの人は積極的に色んな人と組んでほしいと思います。
きっとその新しい出会いが杖道を楽しくしてくれますよ。
なんで2,3段かっていうと、もっと上の5,6段くらいになってくると大体は顔見知りになってくるしね…。
とはいえ顔見知りでも一緒に型を遣ったことはないってこともあるでしょうから、ぜひぜひ新しい出会いにチャレンジしていただきたい。
私も今回は色んな人に太刀をお願いしてみようかな。1回戦で負けない限りは…。
最近、中国が日本への渡航を自粛なんて話が出てまして、「ひょっとしたらこれで広島大会の宿賃が下がっているのでは?」と思って再確認。
下がってなかったよ…。
地域によっては結構下がってるらしいですけれど、やはり広島は人気の観光地であるためか、空きは出ていても値段は特に下がってないみたいですね。
インフレのご時世ですからして宿賃が上がるのも致し方ないところですが、給料が上がらんなかで物価だけ上がるとつらいですねえ。
70歳になる人がこんなことを言ってました。
「こないだ同級生のお葬式があったんですよ。同い年の彼が棺の中に入ってるのを見ていると、『またにしよう』なんて先延ばしはしないようにしようと思いました」
私もいつまで杖を振れるかわかりませんからね、元気に動けるうちに杖を振りたいと思います。
今日は岡山県古武道祭でした。
以上、写真でたどる思い出でした。
さだまさし「舞姫」より。
一途という名の舞姫の踊りを見たことがあるかい
悲しくてきれいで切なくて人生そのもの
気が付けば私も人生の半分は杖道とともにあるわけですが、さて、果たして私の杖は私の人生と言えるようなものなんでしょうか。
7段8段の先生がたはまさに人生の大半を杖道(あるいは別の武道)と歩んでいらっしゃるわけで、その業はやはり人生そのものと言ってもいいのかもしれない。
ただ、それは私にはまだまだ分かるほど眼が磨かれてはいないわけですが。
今日は秋の昇段審査会でした。
これまでは号令係をしてましたが、今回はなんと「審査員」です。
やってみるとなかなか気を遣うといいますか、受審者を見るのもそうですが「自分も見られている」という感覚が必要なわけですね。
だらけた格好とかよそ見とかしてたらいかんのですよ。
審査員としては審査内容についてあまりあれこれ書くわけにもいかんのかなと思うのでこれくらいにしておきますが、見る側になって思うのは「私もこんな風に見られてたんだなあ」ということですね。
なるほどなあ。
先日栗をたくさんいただきましたので、 今日の晩御飯はこれ。
栗ご飯。
栗を剥くのに2時間くらいかかりましたね。ちっちゃい栗がたくさんだとほんと大変。
大変でも季節ものですからね、ちゃんと季節を味わうというのも大事かなと思っています。しきたりというとちょっと大げさですが。
余談ですけど、先日の講習会の時にリンゴが余っていたのでそれでケーキを作って持っていったら、なぜか「シェフ」と呼ばれてしまいました。いや本職ちゃうし。
皆さん「僕も料理ができたらなあと思うんだけどねえ」みたいなこと言ってますけど、男が料理できてもうれしいことはそんなにないよ。少なくともモテはしない。
旦那が料理得意だったら妻の家庭内価値は相対的に下がるわけですからね。
前も書きましたけども、
既婚女性1 「何を出しても文句言われそうでいや」
既婚女性2 「海原雄山みたいなこと言われそう」
既婚女性3 「料理ができても自分と同じかそれ以上稼いでないと男の値打ちがない」
だそうですから。
以下、海原雄山の図。漫画「美味しんぼ」より。
余談ですが、上の既婚女性3は40手前で仕事辞めて今はただの専業主婦という名の無職です。ちなみに身内です。
てめえこの…!!
昨日一昨日と、冨永先生をお招きしての講習会が水島で行われました。
自分としては「せっかく来ていただいているのに、進歩がないよなあ」と思っているんですけれど、先生としては「もう十分教えたよね」的なことをお感じのようです。
そうなのかな、とは思うんですけれど、岡山の古い先生からしても「みんな上手になってきてるよ」とのことなので、きっとそうなんでしょう。
先生もお歳がお歳なので、終活ではないんでしょうけれど先々のことをいろいろとお考えなんだろうなと思うところも言動の端々からうかがえます。
できるだけ元気でいていただいてずっと教えに来てほしい気持ちもありますけれど、どこぞの漫画よろしく「鬼になって永遠の命を手にして、ずっと教えに来てください」とも言えず。竈門の名のもとに成敗されちゃう。
「お前が先生の後を継ぐんだよ!」と言われても、それが簡単にできれば苦労はせんわいな。
でも、冨永先生も乙藤先生や清水先生や高山先生の後を継ぐと決めたときそういうことを考えたりされたんだろうか。今でもそういう責任の重さを感じていらっしゃるんだろうか。
まあ、普段の金曜の稽古と合わせて3日連続のお稽古でくたびれて今日1日へばってた私には理解の及ばないようなお話ですね。
みんな忘れてるかもしれませんけど、ぼくは心臓の悪い40代のおっさんですからね。ムリハシナイ。